
企画を考えなきゃ、と思って検索すると「盛り上がる企画20選」が出てきます。クイズ、心理テスト、歌枠、コラボ、ものまね。読んでいるうちは面白そうなのですが、いざやろうとすると準備が重くて、結局いつもの雑談に戻ります。
この記事では、企画を出します。ただし盛り上がる企画ではなく、来週も再来週もやれる企画です。一発で跳ねる企画は、跳ねた次の週から自分を苦しめるからです。
書くのは、週に1回、準備10分で回せる定例枠の作り方と、それを続けるか捨てるかを決める基準です。あわせて、毎週回すからこそ効いてくる実務の確認事項(プレゼント企画の線引き、住所の受け取り方、楽曲の許諾範囲)も、一次情報の出どころ付きで整理します。
盛り上がった企画ほど、翌週の自分を苦しくする
まず、企画を探す前に確認しておきたいことがあります。企画がうまくいかないのは、企画の中身が悪いからではないことが多いです。
準備2時間・本番1回、そして翌週は元に戻る
凝った企画には準備が要ります。ルールを決めて、画面に出す資料を作って、進行の流れを考えて、うまくいかなかったときの逃げ道も用意する。やってみると、2時間くらいはすぐに消えます。
そして本番は1回です。60分の枠のうち、企画が動いているのは20分くらい。終わったあとには「やりきった」という感覚が残りますが、翌週になると、同じ準備をもう一度する気力がありません。だから次の週は、いつもの雑談に戻ります。
ここで起きているのは、単なる時間の消費ではありません。準備で使った2時間は、本来なら配信そのものに向けられたはずの元気です。枠を開ける時点ですでに疲れている状態で、いつもより良い配信ができるほうが不思議です。企画は、配信の質を上げるために配信の元気を削っていることがあります。この構造に気づかないまま「もっと面白い企画を」と探し続けると、疲れだけが積み上がります。
単発企画は「前回超え」を要求してくる
もうひとつ、単発企画には厄介な性質があります。一度やって反応が良かった企画は、次に同じことをやると反応が下がります。
理由は簡単で、2回目は新しくないからです。初めて見る人には新鮮でも、前回も見ていた人にとっては既視感になる。すると自分の中に「前回より盛り上げなければ」という基準ができます。この基準は一度できると下がりません。
そして、上げ続けられる人はいません。3回目、4回目と続けるうちに、どこかで前回を下回ります。そのとき何が起きるかというと、企画そのものが失敗したように感じてしまいます。実際には参加してくれた人がいて、コメントも動いているのに、自分の中の基準だけが先に上がっているので満足できない。この比較の地獄に入ると、配信そのものが楽しくなくなります。
単発で跳ねることを目指すほど、この罠に入りやすくなります。最初から「毎回同じくらい」を目指しておけば、前回超えという基準自体が生まれません。
盛り上がりの正体は、企画ではなく人数だったかもしれない
最後に、因果関係を確認しておきます。企画をやった日にコメントが伸びたとき、伸ばしたのは本当に企画でしょうか。
企画をやる日は、たいてい事前に告知しています。告知を見て、普段は来ない人が来ています。つまりその日は単純に人が多かっただけかもしれません。人が多ければコメントは増えます。企画の中身とは関係なく増えます。
これを確かめる方法はあります。企画をやらない日に、同じように前日告知だけしてみることです。それでコメントが同じくらい伸びるなら、効いていたのは企画ではなく告知です。だとしたら、2時間かけて企画を作る必要はなく、告知の仕方を整えるだけで済みます。
実際に試してみると、告知の効果がかなり大きいことに気づくと思います。企画は目的ではなく、告知する理由を作るための手段だった、ということが起こります。だとすれば、告知する理由さえあれば、企画は軽くて構いません。
合格ラインを「盛り上がったか」から「来週もやれるか」に変える
ここからが本題です。企画を選ぶ基準を、その日の手応えから、続けられるかどうかに置き換えます。
4週続けられる形かどうかで選ぶ
新しい企画を思いついたら、実行する前に1つだけ確認してください。同じことを4週続けられるか。これだけで、やる企画とやらない企画が分かれます。
4週という数字には理由があります。1回では、たまたま人が多かったのか少なかったのかが分かりません。2回でも判断はできません。4回やると、参加してくれる人の顔ぶれが見えてきて、自分の準備も型になります。逆に言えば、4回続かない企画は、判断する材料すら残らないまま消えていきます。
続く企画と続かない企画には、はっきりした違いがあります。
| 観点 | 続かない企画 | 毎週回せる企画 |
|---|---|---|
| 準備 | 前日に2時間 | 当日に10分 |
| 人数 | 5人いないと不成立 | 0人でも成立する |
| 道具 | 毎回ちがう物を用意 | 毎回同じ物だけ |
| 体調の悪い日 | できない | 座って話すだけ |
| 2回目 | 前回超えが必要 | 同じでいい |
| 終わったあと | 燃え尽きる | 次の予定が決まる |
右側の列を見ると、面白そうなことは何ひとつ書いていません。それでいいです。企画の役割は、その日を面白くすることではなく、来週また来る理由を作ることです。
繰り返すほど価値が上がるものがある
同じ企画を繰り返すと飽きられる、と思っている方は多いです。実際には逆のことが起きます。
まず、常連さんの予定に入ります。「毎週水曜の22時から相談枠をやっている人」だと分かると、その人は水曜の夜を空けてくれるようになります。毎回ちがう企画をやっていると、何が来るか分からないので予定を空ける理由がありません。予定に入るのは、中身が読める人だけです。
次に、初めて来た人に伝わりやすくなります。たまたま入ってきた人が「これは毎週やっているやつなんだな」と分かると、来週また来る道筋が見えます。単発企画の日にたまたま入ってきた人は、その配信が普段どういう場なのか分からないまま出ていきます。
そして、話の中に過去が積み上がります。「先週この話をしたら、こういうコメントが来て」と前回に触れられるようになる。前から見ている人はその変化を楽しめますし、初めての人には「続きがある場所だ」と伝わります。繰り返しは劣化ではなく、蓄積です。
準備が軽くなるのは3回目から
最初の1回は、同じ企画でも準備に時間がかかります。進行の順番が決まっていないので、その場で考えながらやることになるからです。
2回目は、前回の流れをなぞれるので少し楽になります。そして3回目あたりで、自分の中に型ができます。どこから始めて、どこで区切って、どう終わるか。ここまで来ると、準備は「今日の材料を3つ決める」だけになります。10分で足ります。
逆に言えば、1回目の重さだけを見て「この企画は大変だ」と判断すると、軽くなる前にやめてしまいます。新しい企画を始めるときは、3回目までは準備が重いものだと思っておいてください。3回やってもまだ重いなら、それは形が自分に合っていないので、そこで捨てればいいです。
毎週回せる定例枠の型を4つ
具体的な形を4つ挙げます。どれも準備10分以内で、参加者がいなくても成立します。
| 型 | 中身 | 準備するもの |
|---|---|---|
| 相談枠 | コメントの悩みに答える | なし |
| 進捗枠 | 自分の目標の途中を話す | 前回のメモ |
| 持ち寄り枠 | 今週見つけた物を見せる | 写真1枚 |
| 振り返り枠 | 1週間を3つに分けて話す | 3行メモ |
相談枠:準備がゼロで、いちばん続く
コメントで悩みを募集して、それに答えていく形です。準備は要りません。募集する枠を決めるだけです。
これが続く理由は、材料を自分で用意しなくていいからです。ネタ切れという概念がそもそも発生しません。そして、答える内容が自分の経験になるので、話していて詰まりにくい。
注意点が1つあります。相談が来なかった日のために、逃げ道を決めておいてください。「相談が来なかったら、自分が先週困ったことを話す」と決めておけば、0件でも枠は成立します。0人でも成立する形にしておくのが、続く企画の条件です。
もうひとつ、答えられない相談が来たときの返し方も決めておくと安心です。「それは分からないので、詳しい人に聞いたほうがいいと思う」と正直に言う。知ったかぶりで答えるより、そのほうが信用されます。お金や健康や法律にかかわる相談は、この返し方をする前提で構えておいてください。
進捗枠:自分の目標を毎週報告する
自分が今やっていることの途中経過を、毎週同じ曜日に報告する形です。資格の勉強でも、片付けでも、筋トレでも、続けていることなら何でも構いません。
この型の強さは、話が自動的に更新されることです。先週から1週間ぶんだけ進んでいるので、同じテーマでも中身が毎回変わります。準備は前回のメモを見返すだけ。
さらに、見ている人がこちらの進みを気にしてくれるようになります。「先週の続きどうなりました」と聞かれる関係ができると、それは来週また来る理由そのものです。うまくいっていない週も、そのまま話してください。順調な報告より、止まっている報告のほうがコメントは動きます。「私もそこで止まった」が返ってくるからです。
ただし、目標は自分が本当にやりたいことにしてください。配信のために作った目標は3週で苦しくなります。
持ち寄り枠:今週見つけた物をひとつ見せる
その週に買った物、見つけた物、食べた物を、写真1枚で見せる形です。高い物である必要はありません。コンビニの新商品でも、道で見た花でも成立します。
準備は写真を1枚選ぶだけです。しかも撮り置きが使えるので、その週に何もなかったら先週の写真でも構いません。
この型は、見ている人が真似しやすいのが利点です。「それ私も買いました」というコメントが出やすく、そこから会話が始まります。そして、見ている人のほうから「これ見てほしい」と持ち込んでくれるようになると、材料が自分の外から来るようになります。ここまで行くと、準備はほぼゼロになります。
気をつけたいのは、写真に自宅の情報が写り込むことです。窓の外、郵便物、玄関まわり。毎週続ける企画だからこそ、写り込みも毎週積み上がります。撮る場所を1か所に固定して、そこだけ確認する運用にすると安全です。
振り返り枠:1週間を3つに分けて話す
その週にあったことを、良かったこと・困ったこと・来週やることの3つに分けて話す形です。メモは3行で足ります。
順番を固定しているのがこの型の肝です。進行を考える必要がないので、体調が良くない日でも座って話すだけで枠が終わります。調子が悪い日にこそ強い型です。
3つのうち、いちばん反応が出るのは「困ったこと」です。うまくいった話は「すごいですね」で終わりますが、困った話には体験が返ってきます。そして「来週やること」を言っておくと、次の配信の冒頭が決まります。終わりが次の始まりを作るので、枠と枠がつながります。
この型は4つの中でいちばん地味ですが、いちばん長く続きます。材料が生活そのものなので、尽きることがないからです。
企画を1枠の中のどこに置くか
型が決まったら、次は枠の中での置き場所です。ここを間違えると、良い企画でも空回りします。
枠の頭から企画をやらない
配信を開けた直後は、まだ2〜3人しか入っていません。その状態で参加型の企画を始めると、参加が集まらないまま進むことになります。そして一度始めた企画は、途中からやり直せません。
だから、企画は後半に置きます。前半は雑談で待つ時間です。待つといっても無駄ではなく、その日の空気を読む時間になります。今日は人数が少ないな、今日はコメントが早いな、というのが分かってから企画に入れるので、進め方を調整できます。
60分の枠なら、最初の30分は雑談、次の20分で企画、最後の10分で締める。この配分がいちばん扱いやすいです。前半で出たコメントをそのまま企画の材料に使えるのも利点です。「さっき◯◯さんが言っていた話なんですけど」と入れば、企画が唐突に始まりません。
参加者0人でも成立する形にしておく
後半に置いても、参加が来ない日はあります。そのときに枠が止まらないようにしておきます。
やり方は簡単で、全部を自分ひとりでもできる形にしておくことです。相談枠なら自分の相談を話す。持ち寄り枠なら自分の写真だけで話す。参加はあれば嬉しいもので、なくても成立するもの、という位置づけにしておきます。
これを決めておくと、精神的にかなり楽になります。参加がないと成立しない企画は、始める前から「誰か来てくれますように」と祈ることになります。その緊張は声に出ますし、来なかったときの落ち込みも大きい。最初から自分ひとりで回す前提にしておけば、来たぶんだけ嬉しい、という状態になります。
終わり方を固定する
企画が終わったあと、そのまま雑談に戻ってだらだら続けてしまうことがあります。これをやると、終わる時間が毎回ずれます。
終わり方を固定してください。お礼を言う、今日のひとことを言う、次にいつ開けるかを言う。この3つを言って切ります。次にいつ開けるかを毎回言うのが、いちばん効きます。定例枠をやっている意味は、次の予定が伝わることにあるからです。
時間も決めておきます。60分と決めたら、盛り上がっていても60分で切る。もう少し聞きたかった、という状態で終わるほうが次につながります。そして何より、毎週同じ時間で終われるかどうかが、続けられるかどうかを決めます。
続けるか捨てるかを、記憶ではなく記録で決める
定例枠を始めたら、次は判断の話です。うまくいっているかどうかを、その日の感覚で決めないようにします。
見る数字は3つだけ
細かく測る必要はありません。配信が終わったあとに3つだけ書き留めてください。
| 見る数字 | 取り方 | 分かること |
|---|---|---|
| コメントした人数 | 名前を数える | 参加できたか |
| 最後までいた人数 | 終了直前を見る | 飽きてないか |
| 前回も来た人数 | 前回の名前と照合 | 予定に入ったか |
大事なのは3つ目です。定例枠がうまくいっているかどうかは、同じ人が翌週も来ているかで決まります。視聴者数が多くても、毎週入れ替わっているなら、それは定例枠として機能していません。
逆に、人数が少なくても同じ顔ぶれが4週続けて来ているなら、その企画は成功しています。数を追うと判断を誤ります。
2回目で判断しない。4回やって決める
1回目は、告知の効果で人が来ます。2回目は、1回目より少なくなることが多いです。ここで「失敗した」と判断してやめてしまう人がとても多いのですが、まだ早いです。
2回目が下がるのは自然なことです。1回目に来た人のうち、たまたま時間が空いていただけの人は来ません。残るのは、その企画を気に入ってくれた人だけです。2回目の人数は、本当の土台の大きさを示しています。下がったのではなく、実態が見えただけです。
そして3回目、4回目で、その土台が増えているか減っているかを見ます。増えていれば続ける。横ばいでも、同じ人が来ているなら続ける。減り続けているなら、形を変えるか捨てる。この判断を4回目まで待つ、と先に決めておくと、2回目の落ち込みで揺れなくなります。
やめる基準を先に書いておく
始めるときに、やめる条件も一緒に書いておいてください。これをやらないと、うまくいっていない企画を惰性で続けることになります。
書き方は具体的にします。「4週やって、前回も来た人が毎回0人なら捨てる」「準備が毎回30分を超えるなら形を変える」「やる前に気が重いと3回続けて感じたらやめる」。数字の基準と、気持ちの基準を両方書いておくのがコツです。
気持ちの基準を入れる理由は、数字が悪くなくても続けられなくなることがあるからです。反応は良いのに自分がつらい企画は、いずれ配信そのものを嫌いにします。やめてもいい、と先に自分に許可を出しておくと、始めるハードルも下がります。
捨てた企画は失敗ではありません。4回試して合わないと分かったのは、材料が1つ減ったのではなく、判断が1つ進んだということです。
毎週回すと、リスクも毎週積み上がる
ここは地味ですが、定例枠を作る話とセットで確認しておきたい部分です。単発なら見過ごせることも、毎週繰り返すと回数ぶん積み上がります。
プレゼント企画は「誰でも応募できるか」で線が変わる
プレゼント企画を定例にしている方は多いと思います。ここには、知っておくと判断が楽になる線引きがあります。
消費者庁は、景品規制について「商品・サービスの購入や来店を条件とせず」広く告知して応募できる企画を「オープン懸賞」と呼び、こうした企画には景品規制は適用されないと説明しています(消費者庁「景品規制の概要」、確認日2026年9月22日)。一方で公正取引委員会は、インターネット上の懸賞企画について「商品やサービスを購入しなければ懸賞企画に応募できない場合や、商品又はサービスを購入することにより、ホームページ上の懸賞企画に応募することが可能又は容易になる場合には、取引付随性が認められる」としています(「インターネット上で行われる懸賞企画の取扱いについて」平成13年4月26日)。
配信に置き換えると、線はこうなります。
| 企画の形 | 応募の条件 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 誰でも応募できる | コメントのみ | オープン懸賞 |
| ギフト送信者限定 | 課金が必要 | 付随性が出る |
| 送った数で当選率が上がる | 課金が多いほど有利 | 付随性が出る |
| 先着順に配る | 早い者順 | 懸賞ではない |
なお、先着順については運用基準に明記があり、「来店又は申込みの先着順によって定めることは、『懸賞』に該当しない」とされています(「懸賞による景品類の提供に関する事項の制限」の運用基準、平成24年6月28日)。ただし懸賞に当たらないだけで、別の規制を受けることはあります。
個人のライバーが法律上どう位置づけられるかは、配信の形によって変わるため、ここで断定はしません。ただ「誰でも無料で応募できる形にしておけば、この論点に入らずに済む」という行動基準は誰でも使えます。ギフトを条件にした瞬間に、考えることが増えます。迷ったら条件を外すほうが、毎週回すうえでは楽です。
当選者の住所をどう受け取るか
プレゼント企画で実際にいちばん困るのは、法律よりも住所です。送る側も受け取る側も、自宅の住所を知られたくありません。
17LIVEは公式ガイドで、住所を公開せずに配送・受け取りをする方法を案内しています。配送側は、Googleフォームなどのアンケートフォームで配送先を集める方法と、運送会社やフリマアプリ(メルカリ、ラクマ、ヤフオクなど)の匿名配送サービスを使う方法。受け取り側は、郵便局の郵便私書箱(申し込みは無料だが空き状況の確認が必要)や、有料の私設私書箱を使う方法です。あわせて、17LIVE本社の住所を使うことは禁止されており、本社で荷物を預かることもできないと明記されています(17LIVE公式「住所非公開でプライズを配送・受け取りする方法」、確認日2026年9月22日)。
これは17LIVEの案内ですが、考え方は他のアプリでも同じです。ただし、リスナーとの物品のやり取り自体を制限しているアプリもあります。アプリによって扱いが違うので、プレゼント企画を定例にする前に、自分が使っているアプリのルールブックやガイドラインで「個人情報のやり取り」「物品の授受」の項目を一度だけ読んでおいてください。措置命令より先に来るのは、アカウントの利用停止です。
身バレの設計そのものについては、リスナーとの距離感の記事でまとめています。
歌やBGMを毎週使うなら、許諾の範囲を一度だけ確認する
歌枠や、企画中のBGMを定例にする場合も、確認は一度で済みます。
JASRACは、利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧を公開しており、この一覧に載っているサービスでは「一般ユーザーの皆さまが個別にJASRACへ利用許諾手続きを行なわなくともJASRAC管理楽曲を利用したUGC(動画・歌詞)をアップロードすることが可能」としています。一覧には17LIVE、ツイキャス、Pococha、ミクチャ、SHOWROOM、IRIAM、ふわっち、Mirrativ、REALITYなど、主要なライブ配信アプリが含まれています(確認日2026年9月22日)。まず自分のアプリがこの一覧にあるかを見るのが最初の一歩です。
ただし、一覧にあっても何でもできるわけではありません。カバーされるのは楽曲そのものの著作権であって、音源は別の話です。17LIVEは公式FAQで「弾き語りやアカペラ配信、BGMなど配信で使用する音楽については、JASRACと包括契約内の楽曲をご利用いただけます」としつつ、「カラオケ音源の利用は著作権および著作隣接権を侵害し、違反行為にあたる場合がありますので、カラオケの音源を利用した配信は避けてください」と明記しています。ツイキャスも著作権ガイドラインで、包括契約によりアカペラや演奏・弾き語りは可能としたうえで、「利用許可のない音源を無断で使うこと」を禁止しています(いずれも確認日2026年9月22日)。
つまり、自分で歌う・演奏するのと、音源を流すのは別のルールです。毎週の歌枠を定例にするなら、自分で歌う形にしておくと確認が一度で済みます。加えて、楽曲を使ったら報告が必要なアプリもあるので、報告の手順も最初の1回で覚えておいてください。毎週のことなので、慣れてしまえば負担にはなりません。
まとめ
企画が続かないのは、面白い企画を思いつけないからではありません。一発で盛り上がることを目標にしているからです。
- 凝った企画は配信の元気を削る。準備2時間ぶんの疲れを持って枠を開けている。しかも単発は「前回超え」を要求してくる
- その日伸びたのは企画ではなく告知かもしれない。企画なしで告知だけしてみると分かる。だとすれば企画は軽くていい
- 合格ラインは「盛り上がったか」ではなく「4週続けられるか」。準備10分、参加0人でも成立、体調が悪い日でもできる、を満たすか
- 繰り返すほど価値が上がる。中身が読めるから常連の予定に入る。初見にも「毎週やっている場所」だと伝わる。準備が軽くなるのは3回目から
- 型は4つ。相談枠・進捗枠・持ち寄り枠・振り返り枠。どれも準備は10分以内で、ひとりでも回る
- 置き場所は後半。前半30分は雑談で待ち、後半20分で企画、最後10分で締める。終わり方は毎回固定する
- 判断は記録で。見る数字は「コメントした人数」「最後までいた人数」「前回も来た人数」の3つ。2回目で決めず、4回やって決める
- やめる基準を先に書く。数字の基準と気持ちの基準を両方。捨てるのは失敗ではなく判断が進んだということ
- 毎週回すぶん、実務も積み上がる。プレゼントは「誰でも無料で応募できる形」にしておけば論点に入らない。住所は私書箱や匿名配送で守る。歌枠は自分で歌う形にしておく
今日できるのは、4つの型からひとつ選んで、曜日と時間を決めることだけで十分です。企画の役割は、その日を面白くすることではなく、来週また来る理由を作ることです。
よくある質問(FAQ)
定例枠は週に何回やるのがいいですか
1回で十分です。週2回以上にすると、材料が1週間ぶん貯まらないまま次が来るので、内容が薄くなります。また、休んだときの穴が目立ちます。週1回なら、体調が悪い週に1回飛ばしても「たまたま休んだ週」で済みます。慣れて余裕が出てきたら増やす、という順番にしてください。
定例枠を始めたら、他の日の配信はどうすればいいですか
普段どおりの雑談で構いません。むしろ、全部の枠を企画にしないでください。定例枠が特別に見えるのは、他の日が普通だからです。毎日ちがう企画をやると、どれも埋もれます。週に1日だけ形が決まっている、という状態がいちばん分かりやすいです。
4週続けたけれど、誰も来ませんでした
企画の中身より先に、時間帯と告知を確認してください。人が少ない時間に置いていると、どんな企画でも参加は出ません。また、告知が配信の中だけだと、その配信を見ていない人には届いていません。前日と当日に外で告知しているかを見直してください。そこを直しても変わらないなら、形を変える判断でいいと思います。
プレゼント企画をやらないと、ファンは増えませんか
物で増えた関係は、物が止まると止まります。プレゼントは、すでに来てくれている人へのお礼として置くほうが無理がありません。新しい人に来てもらう手段として使うと、配り続けないといけなくなります。毎週回す前提で考えると、続けられる規模かどうかを先に見てください。
企画中に人が減っていくのがつらいです
減るのは自然なことで、全員が最後までいる配信はありません。見るべきは減った人数ではなく、残った人が前回も来ていたかどうかです。それと、企画を後半に置いていれば、減った状態で終われるので精神的な負担が減ります。枠の頭に企画を置いていると、減っていく様子を残りの時間ずっと見ることになります。
他の人と同じ企画をやってもいいですか
問題ありません。形が同じでも、話す中身は自分の経験なので別のものになります。むしろ、完全に新しい企画を考えようとすると準備が重くなります。すでにある形を借りて、自分の材料で回すほうが早く型になります。ただし、特定の人の企画名や進行をそのまま真似るのは避けてください。
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