
「Claude Codeで副業を自動化」と聞くと、プログラミングができる人の話に聞こえます。でも実際に必要なのは、コードを書く力ではなく、自分の作業を日本語で説明する力です。ブログの下書き、SNS投稿の作り分け、毎朝のルーティン。この3つを、いま手でやっているなら、ツールに渡せます。
この記事では、非エンジニアが最初に作るべき仕組みを3つに絞って、手順まで書きます。複数の媒体を回す場合でも形は同じなので、1つ作れば使い回せます。読み終わる頃には、「今週末に何をすればいいか」が決まっている状態を目指します。
先に正直なところを書いておくと、Claude Codeは無料プランでは使えません。月額20ドルのProプラン以上が必要です(料金の詳細は後半で確認日つきで書きます)。その前提で、20ドルぶんの価値を出す仕組みの作り方を説明します。
Claude Codeは「コードを書く道具」ではなく「PCの中で作業を代わりにやる相棒」
公式ドキュメントでは、Claude Codeは「コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合する」ツールと説明されています。名前に「Code」とあるので開発者向けに見えますが、副業で使うときに大事なのは後半の「ファイルを編集し、コマンドを実行する」の部分です。
チャット型のAIと何が違うのか
ブラウザで使うチャット型のAIは、こちらが文章を貼り、返ってきた文章をコピーして、自分でファイルに保存します。この「貼る・コピーする・保存する」が、地味に時間を食います。Claude Codeは自分のPCの中で動くので、フォルダにあるネタ帳を読み、下書きを書き、指定した場所にファイルとして保存するところまで、1回の指示で終わります。
つまり、AIに「書かせる」のではなく、AIに「作業させる」道具です。副業で時間がかかっているのは書くことそのものより、その前後の準備と整理であることが多いので、ここが変わると体感が大きく変わります。
使える場所は4つある。ターミナルが怖ければ使わなくていい
Claude Codeはターミナル(黒い画面)だけのものではありません。公式ドキュメントによると、次の4つの場所で使えます。
- ターミナル:フル機能。慣れると一番速い
- デスクトップアプリ:macOSとWindows向け。CLIを別途インストールしなくてよく、定期実行のタスクもここから作れる
- VS Codeなどのエディタ拡張:文章を書く人にはあまり関係ない
- Web(claude.ai/code)とスマホアプリ:ブラウザから実行し、終わった頃に結果を見に行く使い方
非エンジニアが最初に触るなら、デスクトップアプリをおすすめします。理由は、この記事の仕組み3で使う「定期実行」がアプリの画面から作れるからです。ターミナルは、慣れてきたら使えばいいです。
「勝手に何かされる」不安への答え
PCの中で動くと聞くと、勝手にファイルを消されないか心配になります。ここは権限モードという仕組みで制御します。公式ドキュメントでは、Pro・Max・Teamプランの対話セッションは「Autoモード」が初期設定で、AIが自分で判断してファイル編集やコマンド実行を進めるとされています。慎重に進めたい場合は、セッション中にShift+Tabで「Manualモード」に切り替えると、1つずつ確認を求めてきます。
最初の1週間はManualモードで、何をしようとしているかを毎回見るのがおすすめです。何をどう触るかが分かってきたら、Autoに戻せばいいです。
仕組みを作る前に、いまの作業を3つに分ける
いきなりツールを入れると、「何を任せればいいか分からない」状態で止まります。先に、いまの副業の作業を書き出して、3つに分けます。これは紙でもスプレッドシートでも構いません。
分け方:任せる・自分がやる・やめる
| 分類 | 基準 | ブログ副業での例 |
|---|---|---|
| 任せる | 毎回同じ型で、判断が少ない | 下書きの作成、SNS用の書き分け、見出し案出し、ファイル整理、日報 |
| 自分がやる | 読者や取引先との関係に関わる | ネタの決定、事実確認、最終チェック、公開ボタン、返信 |
| やめる | やっているが成果に結びついていない | 使っていない分析ツールの確認、投稿の見栄えの微調整 |
ここで大事なのは、「任せる」に入れた作業に、週に何分かかっているかを書くことです。たとえばブログ1本の下書きに90分、X用の投稿を3本作るのに30分、毎朝の投稿チェックに15分、という具合です。この数字が、あとで「仕組みを作った価値」を測る物差しになります。
「任せる」の見つけ方は、先週やったことを時系列で書くだけ
作業を頭で思い出そうとすると、印象に残っている作業ばかり出てきます。先週の副業時間を、日付と時刻つきで書き出してください。「火曜21時〜22時半、記事の下書き」「水曜7時〜7時15分、昨日の投稿の反応を確認」のように、実際にやった順で書きます。すると、「毎日15分、同じ確認をしている」「記事を書く前に毎回ネタ探しから始めている」といった繰り返しが見えてきます。この繰り返しが、最初に任せる候補です。
最初の仕組みは、週に一番時間を食っている1つに絞る
3つの仕組みを一度に作ろうとすると、どれも中途半端になります。書き出した「任せる」の中で、週の合計時間が一番大きいものを1つ選んでください。ブログ系の副業なら、ほぼ「下書き」です。だから仕組み1を下書きにしています。
ライティング受注の副業なら「納品前の体裁整え」、動画系なら「台本の初稿」が一番大きいことが多いです。どれであっても考え方は同じで、この記事の仕組み1の「下書き」を、自分の一番重い作業に読み替えてください。1つが回り始めてから2つ目に進むほうが、結果として早く3つそろいます。
仕組み1:ネタを渡すと下書きが返ってくる「下書き工場」
ここから具体的な手順です。ゴールは、ネタ帳に1行書いて、1つの指示を出すと、決めた型の下書きがファイルとして保存されている状態です。
手順1:副業専用のフォルダを作る
まず、副業の材料を1か所に集めます。たとえば「fukugyo」というフォルダを作り、中に次の3つを用意します。
ideas.md:ネタ帳。1行1ネタで書くdrafts/:下書きの保存先。空のフォルダでよいsamples/:自分が過去に書いて気に入っている記事を2〜3本、テキストで入れる
3つ目のsamples/が効きます。文体の説明を言葉で書くより、実物を見せたほうがAIは正確に寄せてきます。
手順2:インストールしてログインする
デスクトップアプリを使うなら、公式サイトからアプリをダウンロードし、サインインして「Code」タブを開くだけです。ターミナルで使う場合は、公式ドキュメントに載っているコマンドを実行します。macOSの場合は次の1行です。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windowsの場合はPowerShellで irm https://claude.ai/install.ps1 | iex です。インストール後に claude --version を実行してバージョンが表示されれば成功です。初回は claude と打つとブラウザでログインを求められるので、契約しているアカウントでログインします。
手順3:CLAUDE.mdに「あなたのメディアのルール」を書く
ここが仕組み1の心臓部です。CLAUDE.mdは、フォルダの直下に置く普通のテキストファイルで、公式ドキュメントでは「すべてのセッションの開始時にClaude Codeが読み取る」と説明されています。つまり、毎回「私のブログは〜で、文体は〜で」と説明しなくても、このファイルに書いておけば毎回読んでくれます。
フォルダの中で claude を起動し、/init と打つと、フォルダの中身を見て土台のCLAUDE.mdを作ってくれます。そこに、自分のルールを足します。書く内容の例です。
# このフォルダについて
- 個人ブログ「ゆるく副業ノート」の記事を作る作業場
- 読者:副業を始めたばかりの会社員。専門用語は使わない
- 文体:ですます調。1文は60字以内。samples/ の記事に寄せる
# 下書きのルール
- ideas.md の1行を受け取ったら、drafts/ に「日付_スラッグ.md」で保存する
- 構成:導入(読者の悩み)→結論→手順(番号つき)→注意点→まとめ
- 手順は「どの画面で、何を押して、何を入力するか」まで書く
- 分からない数字・料金・統計は書かない。「要確認」と書いて止める
- 実在しないサービス名・体験談を作らない
最後の2行が、この後ずっと効きます。AIは聞かれれば数字を埋めようとします。「分からないことは書かない」とルールで止めておくと、後の事実確認が格段に楽になります。公式ドキュメントでも、CLAUDE.mdは「具体的で簡潔な指示ほど一貫して従う」「200行以内を目安に」と書かれています。長く書きすぎないことも大事です。
手順4:1つの指示で下書きを作らせる
ネタ帳に「副業の確定申告で最初に迷う3つのこと」と1行書いたとします。ターミナルなら、フォルダの中で次のように打ちます。
claude -p "ideas.md の1行目のネタで、CLAUDE.md のルールどおりに下書きを drafts/ に保存して。保存したファイル名だけ報告して"
-p は「1回だけ実行して終了する」オプションで、公式のクイックスタートに「Run one-off query, then exit」と説明されています。対話しながら直したいときは、-p を付けずに claude で起動して、同じ文を打てば会話形式になります。デスクトップアプリなら、Codeタブの入力欄に同じ日本語を貼るだけです。
手順5:自分がやるのは「読む・直す・戻す」だけ
返ってきた下書きを読んで、気になった点をCLAUDE.mdに1行追加します。「見出しに数字を入れすぎない」「冒頭で結論を言い切る」など、直すたびにルールが増えていきます。公式ドキュメントも、「同じ間違いを2回したら」「同じ修正を2回打ったら」CLAUDE.mdに書くことを勧めています。3本目くらいから、直す量が目に見えて減ります。
ここまでで、下書き1本にかかる自分の時間は「ネタを1行書く」「読んで直す」の2つだけになります。書き出しで90分かかっていた作業なら、自分の手が動く時間は読み直しの部分だけになるはずです。実際に何分になったかは、必ず自分で測って、最初に書いた数字と比べてください。
仕組み2:1本の記事をSNS用に広げる「横展開スキル」
記事が1本できたら、同じ内容をX、Instagram、noteなどに書き分けます。毎回「この記事をX用に3投稿にして」と説明するのは、それ自体が作業です。この説明を「スキル」という形で保存して、1語で呼び出せるようにします。
スキルとは「よく使う指示書」をファイルにしたもの
公式ドキュメントでは、スキルは「繰り返し使うワークフローをパッケージにしたもの」で、/review-pr のようにスラッシュから始まる名前で呼び出すと説明されています。中身は、CLAUDE.mdと同じただのテキストです。フォルダの中に .claude/skills/expand/SKILL.md というファイルを作り、冒頭に名前と説明、その下に手順を書きます。
---
name: expand
description: 記事1本をX・Instagram・note用に書き分ける
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指定された drafts/ の記事を読み、同じフォルダに「元ファイル名_sns.md」を作る。
## X(3投稿)
- 1投稿は全角120字以内。1投稿目は読者の悩みから入る
- 3投稿目の末尾にだけ、記事URLの差し込み位置として [URL] と書く
- 絵文字は使わない
## Instagramキャプション(1本)
- 冒頭1行で結論。次に手順を3つ。最後に「保存して見返してください」
- ハッシュタグは8個。記事の主題に直接関係する語だけ
## note用リード文(300字)
- 記事の「なぜ今これを書いたか」だけを書く。手順は書かない
呼び出し方は1行
セッションの中で /expand drafts/2026-09-06_kakutei-shinkoku.md のように打ちます。スキルに書いた型どおりに、3種類の文章が1つのファイルにまとまって保存されます。型を変えたくなったら、SKILL.mdを書き換えるだけです。
デスクトップアプリでも同じで、入力欄に / と打つと使えるスキルの一覧が出るので、そこから選べます。公式のクイックスタートにも「/ を打つとコマンドとスキルの一覧が出る」と書かれています。スキルが3つ、4つと増えてきても、名前さえ覚えていれば迷いません。
型を固定する理由は、品質ではなく「確認時間」のため
横展開で一番時間を食うのは、書くことではなく、出てきたものを確認して整えることです。文字数、ハッシュタグの数、禁止表現を型で固定しておくと、確認するポイントが毎回同じになり、目が慣れます。1本あたり30分かかっていた書き分けが、確認だけになれば、その差がそのまま浮いた時間です。
逆に、型を決めずに「いい感じにSNS用にして」と頼むと、毎回違う形で返ってきて、毎回ゼロから読むことになります。速く書けても、確認が遅ければ意味がありません。型の粒度は「文字数」「構成の順番」「やらないこと」の3つが決まっていれば十分です。
スキルは「自分の失敗」で育てる
投稿してから「これは言い過ぎだった」「この表現は反応が悪い」と気づいたら、その日のうちにSKILL.mdに禁止事項として足します。ここがチャット型のAIと決定的に違うところで、学びがファイルに残るので、次回から同じ失敗をしません。私のスキルファイルも、増えているのはほとんど「やらないこと」のリストです。
仕組み3:毎朝勝手に動く「定期実行」
仕組み1と2は、自分が指示を出す必要があります。仕組み3は、指示すら出さない。毎朝決まった時刻に、ネタ帳の未処理分を1件だけ下書きにして、横展開まで済ませ、結果を1枚のメモにまとめておく。起きたらそれを読む、という形です。
2つの方法:PCの中で動かすか、クラウドで動かすか
公式ドキュメントでは、定期実行の方法として「Desktopのスケジュールタスク(自分のPCで動く)」と「ルーティン(Anthropicのクラウドで動く)」の2つが案内されています。副業で使う場合の違いを整理します。
| 項目 | Desktopのスケジュールタスク | ルーティン(クラウド) |
|---|---|---|
| 動く場所 | 自分のPC | Anthropicのクラウド |
| PCを閉じても | 動かない(アプリ起動中で、スリープ中でないこと) | 動く |
| PC内ファイル | 読める | 読めない(GitHubから毎回取得) |
| 最短間隔 | 1分 | 1時間 |
| 作り方 | アプリの「Routines」から「Local」を選ぶ | Web、アプリ、またはターミナルで /schedule |
| 向く人 | ネタ帳や下書きがPCの中にある人 | 材料をGitHubに置ける人、PCを持ち歩く人 |
非エンジニアで、材料がPCの中のフォルダにあるなら、Desktopのスケジュールタスクから始めるのが現実的です。GitHubを使っていないなら、クラウドのルーティンは今は選択肢に入れなくていいです。
手順:デスクトップアプリで毎朝のタスクを作る
公式ドキュメントの手順はこうです。Codeタブのサイドバーで「Routines」を開き、「New routine」から「Local」を選びます。設定する項目は、名前、説明、指示、スケジュールの4つ。指示欄には、普段セッションで打っているのと同じ日本語を書きます。
ideas.md の中で、先頭に [済] が付いていない1行目を選ぶ。
CLAUDE.md のルールで drafts/ に下書きを保存し、/expand で横展開する。
終わったら ideas.md のその行の先頭に [済] を付ける。
最後に reports/ に「今日の日付.md」を作り、作ったファイル名と、
確認してほしい点(数字の要確認箇所など)を箇条書きで書く。
もし ideas.md に未処理のネタが無ければ、何もせず「ネタ切れ」とだけ reports に書く。
スケジュールは「Daily」を選ぶと時刻の指定が出ます(初期値は午前9時)。作業フォルダの指定が必須なので、手順1で作った副業フォルダを選びます。公式ドキュメントによると、同じ内容は「毎朝9時に〜するタスクを作って」とセッションで頼んでも作れます。
最初に「Run now」を押して、許可を全部出しておく
ここでつまずく人が多いので強調します。公式ドキュメントには、タスクが権限のない操作を必要とすると承認するまで実行が止まると書かれています。対策も書かれていて、タスクを作ったら「Run now」で1回手動実行し、出てくる許可のダイアログで「always allow(常に許可)」を選んでおく。これで次回からは止まりません。朝起きて「止まっていた」を防ぐには、この1回が必要です。
PCがスリープしていると動かない。その代わり、起きたときに1回だけ追いかける
Desktopのタスクは、公式ドキュメントのとおり「アプリが起動していて、PCが起きているとき」しか動きません。夜にPCを閉じて寝ると、朝9時のタスクは飛びます。ただし、PCが起きたときに直近7日以内で飛んだ分を確認し、一番新しい1回分だけを追いかけ実行してくれます。6日分飛んでも6回動くわけではないので、下書きが大量にたまる心配はありません。
「毎朝必ず動いてほしい」なら、設定の「Keep computer awake(PCをスリープさせない)」を使うか、ノートPCの蓋を閉じない運用にします。それも難しいなら、材料をGitHubに置いてクラウドのルーティンに移す、という順番で考えてください。
3つの仕組みをつなぐと、自分の手が動く場所は2か所だけになる
図のとおり、人の手が動くのは「ネタ帳に書く」と「読んで直して公開する」の2か所です。それ以外はツールが担います。ここまで来ると、副業の時間は「作る時間」ではなく「確認する時間」になります。
この形にしておくと、忙しい週でも止まりません。ネタ帳を週末にまとめて10行書いておけば、平日は朝のメモを読んで、公開するかどうかを決めるだけです。「今日は書く時間がない」という理由で副業が止まる、というパターンが消えるのが、3つをつなぐ一番の効果です。
最初の1か月で必ずつまずくところ
仕組みは作れます。問題は、作ったあとです。つまずきやすい順に書きます。
つまずき1:もっともらしい数字を書いてくる
一番危ないのがこれです。「副業をしている会社員は〇%」のような数字を、根拠なく書いてくることがあります。読者に嘘を届けることになり、信用を一度で失います。対策は、CLAUDE.mdに「分からない数字は書かず、要確認と書いて止める」と入れること(手順3のとおり)と、自分の最終チェックで数字と固有名詞だけを先に全部拾って確認することです。文章を読む前に、数字だけをチェックする癖をつけると、確認が10分で終わります。
つまずき2:Autoモードで「やりすぎる」
Autoモードは楽ですが、慣れないうちは「ついでに古い下書きを整理しました」のような余計なことをされて驚くことがあります。最初の1週間はManualモード(Shift+Tabで切り替え)で、何をしようとしているかを見てください。それと、副業フォルダの外にある個人ファイルとは分けておくこと。作業場を1つのフォルダに閉じておけば、被害があってもそのフォルダの中で済みます。
つまずき3:本業の情報や個人情報を入れてしまう
クライアントワーク系の副業だと、取引先の社名や担当者名、本業で扱っている資料を、つい材料として入れたくなります。外部のAIサービスに入力する以上、会社の規定に触れる可能性があります。副業フォルダには、自分が公開してよい情報だけを置いてください。取引先の情報を使って書く必要があるときは、社名や人名を「A社」「担当者」に置き換えてから渡す、を習慣にします。
つまずき4:使用量の上限に当たる
Proプランには使用量の上限があり、公式ドキュメントでも、定期実行(ルーティン)は「対話セッションと同じように契約の使用量を消費する」と書かれています。朝の定期実行に長い指示を書きすぎると、日中に自分が使いたいときに上限に当たることがあります。定期実行は「1日1件だけ処理する」のように小さく始めて、余裕を見ながら増やしてください。
つまずき5:仕組みを作って満足し、測るのをやめる
これは地味ですが一番多いです。仕組みを作った週は嬉しくて測るのに、翌月には測っていない。最初に書いた「週に何分」の表を、月に1回だけ更新してください。数字が減っていなければ、仕組みのどこかが機能していません。減っていれば、その時間で何をするかを決められます。この記事の主題は、稼ぐことより、その時間を作ることです。
料金と必要な環境
公式の料金ページとドキュメントで確認した内容です。料金はドル表示のみで、日本円の表示はありませんでした。改定される可能性があるので、契約前に必ず公式ページで確認してください。
| プラン | 月額(月払い) | Claude Codeと目安 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 使えない。この記事の仕組みは作れない |
| Pro | 20ドル(年払いなら月17ドル相当) | 使える。まずここから。3つの仕組みはこのプランで作れる |
| Max | 100ドルから | 使える。使用量の上限に毎日当たるようになってから検討 |
必要な環境は、macOSかWindowsのPCです。デスクトップアプリはどちらにも対応しています。スマホだけで完結させたい場合は、Webやスマホアプリからクラウドで実行する使い方になりますが、その場合は材料をGitHubに置く必要があるため、この記事の想定(PCの中のフォルダで完結)からは外れます。
費用対効果の考え方は単純で、月20ドルで、月に何分の作業が減ったかです。仕組み1だけでも、週1本の下書きにかかっていた時間が確認だけになれば、多くの人は元が取れる計算になるはずです。ただし、これは私の環境での感覚なので、必ず自分の数字で判断してください。
ここまでの3つを作ったあとの話も、別に書いています。集計の表そのものを作る手順はスプレッドシートの集計をAIに任せる、問い合わせ対応を短くする形はメール返信をAIに下書きさせるにまとめました。そして、仕組みを作っても続かない人と続いた人の差は生成AI副業が「稼げない」と言われる理由で作業時間の記録から見ています。
まとめ
- Claude Codeは「コードを書く道具」ではなく、PCの中でファイルを読み書きし、コマンドを実行する「作業の相棒」。非エンジニアに必要なのは、自分の作業を日本語で説明する力
- 仕組みを作る前に、作業を「任せる・自分がやる・やめる」に分け、任せる作業の週の時間を書いておく。これが効果を測る物差しになる
- 仕組み1は下書き工場。CLAUDE.mdにメディアのルールを書き、
claude -pの1行で下書きをファイルに保存させる - 仕組み2は横展開スキル。SKILL.mdに書き分けの型を固定し、
/expandの1語で呼び出す。失敗はその日のうちに禁止事項として足す - 仕組み3は定期実行。非エンジニアはDesktopのスケジュールタスクから。作ったら「Run now」で許可を出し切る。PCのスリープ中は動かない
- つまずくのは、根拠のない数字、Autoモードのやりすぎ、個人情報の混入、使用量の上限、測るのをやめること。全部、先に対策できる
- 料金はProプランの月20ドルから(ドル表示のみ)。無料プランでは使えない
よくある質問(FAQ)
プログラミングの知識がまったくなくても使えますか
使えます。この記事の3つの仕組みは、すべて日本語のテキストファイル(CLAUDE.md、SKILL.md、タスクの指示欄)を書くだけで作れます。コードを書く場面はありません。必要なのは、自分の作業を「どの順で、何を、どういう型で」と説明する力です。それが書けない作業は、まだ任せる段階にありません。
ターミナル(黒い画面)が怖いのですが、避けられますか
避けられます。デスクトップアプリを使えば、インストールもコマンドも不要で、普通のアプリと同じ画面で指示を出せます。定期実行のタスクもアプリの画面から作れます。この記事でターミナルのコマンドを載せているのは、一番短く説明できるからで、必須ではありません。
無料で試せますか
Claude CodeはFreeプランでは使えません。Proプラン(月20ドル、月払い)以上が必要です。まず1か月だけ契約して、仕組み1の下書き工場を作り、自分の時間がどれだけ減ったかを測ってから続けるかを決める、という順番をおすすめします。
普通のチャット型AIと何が違うのですか
チャット型は「文章を返す」までで、保存や整理は自分でやります。Claude Codeは自分のPCの中で動き、ファイルを読んで、書いて、決めた場所に保存し、決めた時刻に自動で動くところまでやります。副業で時間を食っているのが「書く前後の作業」なら、この違いがそのまま浮いた時間になります。
投稿まで全部自動にしてもいいですか
おすすめしません。事実確認と公開の判断は人が持つべきです。根拠のない数字がそのまま公開されると、取り返しがつきません。また、各SNSやブログサービスには自動投稿やAI生成コンテンツについての規約があるので、投稿先ごとに確認してください。この記事の仕組みは「公開の直前まで」を自動にする設計です。
PCを閉じて寝ていても、朝には下書きができていますか
Desktopのスケジュールタスクでは、PCがスリープしていると動きません。PCが起きたときに、飛んだ分のうち一番新しい1回だけを追いかけて実行します。閉じていても動かしたい場合は、クラウドで動くルーティンを使いますが、材料をGitHubに置く必要があり、最短の実行間隔は1時間です。まずはPCを起こしておく運用から始めるのが現実的です。
まずは、いまの作業時間を1行書き出すところから
Claude Codeの料金と対応プランは、公式の料金ページで最新の内容を確認できます。契約する前に、この記事の「任せる・自分がやる・やめる」の表を埋めておくと、最初の1か月で作るべき仕組みが決まります。