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Notionの図と添付ファイルは、AIには見えていません|届くのはキャプションだけ

白い壁に掛かった、中身が白紙のままの額縁。Notionの図の中身が外から読めないことを表した記事のアイキャッチ

Notionのページに、図やスクリーンショットを貼ることがあります。手順の画面、構成図、グラフ。文章で説明するより早いからです。

そのページを何かに読ませたとき、その図の中身は伝わっているでしょうか。

確かめました。結論から書くと、画像から返ってくるのは、置いてある場所と、キャプションの2つだけです。中に書いてある文字は、1文字も読めません。

画像から返ってくるのは、2つだけ

まず、画像を1枚貼ったページを読みにいきました。

返ってきた情報

項目 返ってきたか
画像の置き場所(URL) 返る
キャプション 返る
画像に写っている文字 返らない
画像が何の図か 返らない

当たり前といえば当たり前です。画像は画像なので、文字として読み出す仕組みがない。

問題は、何を図にしているかです

図に何を描くか考えてみてください。構成図、フローチャート、画面の手順、グラフ。どれも、文章にすると長くなるから図にしているものです。

つまり、説明が複雑なものほど図になっていて、そこが丸ごと落ちます。

スクリーンショットも同じです。エラー画面を貼って「これが出ます」と書いてあるページは、何のエラーかが伝わりません。

添付ファイルも、名前しか分かりません

ファイルを貼った場合も試しました。

PDFも、ファイルも、動画も同じでした

貼ったもの 返ってきたもの
PDF 置き場所とキャプション
ファイル(提案書.pdf) 置き場所とファイル名
動画 置き場所だけ
外部サイトの埋め込み アドレスだけ
ブックマーク アドレスとキャプション(ページを丸ごとマークダウンで取る道では、アドレスも出ません)

ファイルだけは、名前が返ってきます。「提案書.pdf」という名前なら、提案書らしい何かがあることは伝わります。

ただし、中身は1文字も返りません。50ページの資料でも、名前だけです。

埋め込みは、アドレスだけ

動画や外部サイトを埋め込んだ場合は、アドレスだけでした。タイトルも説明も返りません。

何の動画かを伝えたいなら、そのすぐ下に文章で書いておく必要があります。

読めるものと、読めないものの線

他の部品も全部試しました。線がはっきりしています。

読めるもの

部品 読めた内容
コードのブロック 中身も、言語の種類も
数式のブロック 式がそのまま
チェックリスト 文字と、チェックの状態
引用 文字
コールアウト 文字(アイコンの絵文字も)

意外だったのが数式です。式そのものが文字として残っていました。画像として扱われていないので、読めます。

チェックリストは、チェックが入っているかどうかも返ってきます。進捗を伝えたいなら、画像のチェック表より本物のチェックリストのほうが確実です。

読めないもの

画像、ファイル、動画、埋め込み。それから、区切り線、目次、パンくず。

後ろの3つは中身がないので当然です。問題は前の4つで、どれも「何かが置いてある」ことしか伝わりません。

図にすると、こういう線です

ページを外から読んだとき、何が届くか 届く 文章・見出し・箇条書き・引用 コード(言語の種類も) 数式(式そのもの) チェックリスト(状態も) 届かない 画像に書いてある文字 PDFや添付ファイルの中身 動画・埋め込みの内容 届くのは 置き場所 と キャプション 説明が複雑なものほど図になっていて、そこが丸ごと落ちる 構成図・フローチャート・画面の手順・グラフ。文章にすると長いから図にしたもの。 ※ 太字や色は印としては残りますが、文字だけに落とすと消えます。
9種類の部品を1ページに置いて、外から読んだ結果です。

太字や色は、文字に落ちません

もう1つ、細かいところを確かめました。

印としては残っています

「重要な数字は1,200円です」という文章を、金額の部分だけ太字と赤にして置きました。

読みにいくと、その部分に太字と色の印が付いていることが分かります。情報としては残っています。

ただし、文字にまとめると消えます

問題は、文章として取り出すときです。文字だけを並べると「重要な数字は1,200円です」になります。どこを強調していたかは、そこで失われます。

道具がその印を見てくれるかどうかは、道具しだいです。文字だけを拾う作りなら、強調は伝わりません。

大事なことは、言葉で書く

対策は単純です。太字にするだけでなく、「ここが重要です」と文章でも書いておく。

人には太字が効きます。機械には言葉が効きます。両方やっておけば、どちらにも伝わります。

キャプションに何を書くか

画像から返ってくるのは、置き場所とキャプションだけでした。つまりキャプションが唯一の伝達手段です。

「図1」では、何も伝わりません

よくあるキャプションが「図1」や「構成図」です。これでは、図があることしか分かりません。

キャプションを図の要約として書くと、そこだけで意味が通ります。

書き方 伝わるもの
図1 何も伝わらない
構成図 構成図があることだけ
申込から入金まで4段階。承認は2回入る 図の中身

1行で足ります

全部を文章にする必要はありません。その図で伝えたかったことを1行にするだけです。

これ、人が読むときにも効きます。図を見る前に結論が分かるので、何を見ればいいかが分かります。機械のためだけの作業ではありません。

スクリーンショットは、要点を下に書く

画面を貼るときは、その下に1行足します。「設定画面の下のほうに、この項目があります」のような形です。

キャプションでもいいですし、次の段落でも構いません。画像の外に文字があれば、届きます。

落ちる場所は2種類あります

最後に、以前の話とつなげておきます。

入れ子の中と、画像の中

前に、ページを一度読んだだけでは中身が揃わないという話を書きました。表やトグルの中身は、たどらないと読めません。

今回は別の落ち方です。たどっても読めません。画像の中は、そもそも文字として存在していないからです。

落ち方 対処
入れ子の中にある たどれば読める(道具しだい)
画像やファイルの中にある たどっても読めない

確かめ方も、少し違います

入れ子のほうは、表の中の言葉で質問すれば確かめられました。道具がたどっているかどうかの問題だからです。

画像のほうは、確かめるまでもありません。どの道具でも読めません。書いてある場所の問題です。

順番としては、画像が先です

どちらも直すなら、画像のほうから手を付けるのがいいと思います。入れ子は道具を変えれば解決する可能性がありますが、画像は何をしても読めません。

よく読ませるページを1つ選んで、そこに貼ってある図のキャプションを埋める。それだけで、結果が変わります。

よくある質問(FAQ)

画像の文字を読み取る仕組みはありませんか。

今回確かめた範囲では、画像から返ってくるのは置き場所とキャプションだけでした。文字として取り出す手段は用意されていません。読ませたい情報は、画像の外に書くことになります。

PDFを貼れば、中身も読んでもらえると思っていました。

返ってくるのは置き場所とキャプションだけです。ファイルとして貼った場合はファイル名も返りますが、中身は1文字も返りません。50ページの資料でも同じです。

キャプションは何文字くらい書けばいいですか。

1行で足ります。その図で伝えたかったことを1文にするイメージです。長く書くより、結論を1つ書くほうが効きます。

太字にしておけば、重要だと伝わりますか。

印としては残りますが、文字だけを取り出すと消えます。道具がその印を見てくれるかは道具しだいです。大事なことは、太字にしたうえで文章でも書いておくのが確実です。

数式は読めるとのことですが、画像で貼った数式はどうですか。

画像として貼れば、画像と同じ扱いになります。読めません。数式のブロックとして入れた場合は、式がそのまま文字として返ってきました。

手順を画像で並べているページがあります。作り直すべきですか。

全部を作り直す必要はないと思います。画像は残したまま、各画像のキャプションに「何をする手順か」を1行ずつ入れるだけで、かなり変わります。人が読むときにも見やすくなります。

追記:ここで測ったのは、ブロックを1つずつ取る道です。ページを丸ごとマークダウンで取る道でも、画像から返ってくるのはキャプションと置き場所だけで、中の文字は読めませんでした。違ったのはブックマークで、そちらでは「読めないもの」として扱われ、アドレスすら出てきません。

図のキャプションを、1行埋めてください

「図1」ではなく、その図で伝えたかったことを1文で書く。画像の中身は何をしても読めないので、外に書くしかありません。人が読むときにも、図の前に結論が分かって見やすくなります。

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