
目次
外からNotionのページに文章を足すと、いつも一番下に付きます。
上に入れたい。あとから順番を直したい。この2つは、できることとできないことに分かれました。
実際に試して測った結果を書きます。
入れる位置は3通り選べます
まず、できるほうから。
先頭にも、途中にも入ります
足すときに位置を指定できます。指定できるのは3通りでした。
| 指定 | 入る場所 |
|---|---|
| 先頭 | 一番上に入る |
| 末尾 | 一番下に入る |
| このブロックの後ろ | 指定したものの直後に入る |
何も指定しなければ、一番下に付きます。これが既定の動きです。
実際に並べ替えてみました
A、B、Cと並んでいるページで試します。
| やったこと | 結果の並び |
|---|---|
| 最初 | A → B → C |
| Aの後ろにXを入れる | A → X → B → C |
| 先頭にYを入れる | Y → A → X → B → C |
狙ったところに入ります。ここは素直でした。
まとめて足すときも、送った順にそのまま並びました。1つずつ位置を指定する必要はありません。
10個の段落を一度に送れば、送った順で10個並びます。順番を考えるのは、送る前の1回で済みます。
使いどころがあります
「先頭に入れる」が効く場面があります。
| やりたいこと | 入れる位置 |
|---|---|
| 最新の記録を上に積みたい | 先頭 |
| お知らせを一番上に出したい | 先頭 |
| 作業ログを下に足していきたい | 末尾 |
| 見出しの直後に補足を入れたい | そのブロックの後ろ |
上2つは、末尾にしか足せないと思っていると実現できません。「新しいものが下に溜まる」形にせずに済みます。
日報や議事録を1つのページに積んでいく運用だと、末尾に足すと毎回いちばん下まで見にいくことになります。
先頭に入れておけば、開いてすぐ最新が見えます。設定で変える話ではなく、足す側で決まる話です。
「前に入れる」は存在しません
1つ、引っかかるところがありました。
後ろはあるのに、前がありません
「このブロックの後ろに入れる」という指定はあります。ところが、「このブロックの前に入れる」はありませんでした。
送ると、はっきり断られます。そういう項目自体が用意されていません。
「先頭」を知らないと詰みます
ここが分かりにくいところです。「後ろ」しか知らないと、一番上には入れられないことになります。
一番上のブロックの「前」に入れたい。でも「前」はない。それなら無理だ、と結論してしまいます。
実際には「先頭」という指定が別にあります。これを知っているかどうかだけの差です。
なお、「後ろ」の指定には2つの書き方がありました。どちらも通ります。
ただし、片方は「後ろ」しか指定できません。もう片方に、先頭と末尾が加わっています。
「後ろ」だけの書き方を覚えていると、先頭に入れられることに気づけません。3通り選べるほうを使ってください。
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 2番目に入れたい | 1番目のブロックの「後ろ」 |
| 1番目に入れたい | 「先頭」を使う |
すでにあるものは、動かせません
ここからが、できないほうです。
4通り試して、全部だめでした
すでにあるブロックの位置を変えられるか。考えられる書き方を試しました。
| 試したこと | 結果 |
|---|---|
| 「先頭へ」と指定する | 断られる |
| 「先頭へ」を別の書き方で指定する | 断られる |
| 「このブロックの後ろへ」と指定する | 断られる |
| 置き場所を指定し直す | 200。でも動かない |
最後が厄介です。成功の返事が返ってくるのに、並びは変わっていません。
そもそも項目がありません
断られ方を見ると、理由が分かります。「そんな項目はない」という返り方でした。
位置を指定できるのは足すときだけです。すでにあるものに対しては、指定する場所が用意されていません。
できることを並べると、はっきりします。
| ブロックに対して | できるか |
|---|---|
| 中身を書き換える | できる |
| 消す | できる |
| 下に子を足す | できる |
| 位置を変える | できない |
書き換えも削除もできるのに、動かすことだけができません。
画面ではドラッグで動かせます
画面では、ブロックをつまんで上下に動かせます。この操作に当たるものが、外からはありません。
ここも、画面でできることと外からできることが食い違う例の1つです。
並べ替えの代償は3つあります
では、どうしても並べ替えたいときは。
消して、作り直すことになります
動かせないので、消してから、狙った位置に作り直します。これで並び順は変えられます。
ただし、代償が3つあります。
| 代償 | 何が起きるか |
|---|---|
| 中身を持ち回る | 消す前に全部読んでおく必要がある |
| 子も作り直す | トグルなら、中身も一緒に送り直す |
| IDが変わる | そのブロックを指すリンクが切れる |
子を持つブロックが重いです
トグルを1つ作り直してみました。中に2つの段落が入っています。
消すと、中身も一緒に消えます。作り直すときは、トグルと中身をまとめて送ることになります。
中身がさらにトグルを含んでいたら、その奥まで全部持ち回ることになります。
| 動かしたいもの | 持ち回る量 |
|---|---|
| ただの段落 | その1行だけ |
| トグル(中に3つ) | トグル + 3つ |
| 段組み(左右に5つずつ) | 段組み + 10個 |
段組みや表のように中身を前提にしたブロックは、丸ごと組み直しになります。1つ動かすだけの話ではありません。
IDが変わるのが、いちばん怖いです
作り直したブロックは、元と違うIDになります。見た目は同じでも、別物です。
Notionでは、特定のブロックを指すリンクを作れます。そのリンクは、消えたほうのIDを指したままになります。
消したブロックは、読むと「消えた状態」で返ってきます。つまりリンク先は、消えたブロックのままです。
影響が出るのは、こういう場面です。
| そのブロックを | 作り直すと |
|---|---|
| ほかのページからリンクしている | リンクが古いほうを指す |
| 同期ブロックの元にしている | つながりが切れる |
| 外部ツールがIDを控えている | 次の処理で見つからなくなる |
3つ目が見落とされがちです。自分で作った処理が、自分で消したIDを探しにいきます。
並べ替えのために作り直すなら、控えているIDも一緒に更新してください。
図にすると、こういう分かれ方です
だから、足す順に組みます
実務の話にします。
順番は、作るときに決めます
あとから直せないなら、最初から正しい順に足すのがいちばん簡単です。
外からページを組み立てるとき、上から順に送れば、そのまま並びます。途中で順番を考え直さずに済む作りにしてください。
あとから足す場所は、先に決めておきます
運用が始まってから足す場合は、どこに入れるかを決めておきます。
| 用途 | 決めておくこと |
|---|---|
| 新しい記録を積む | 先頭か末尾かを先に決める |
| 特定の見出しの下に入れる | その見出しのIDを控えておく |
| まとめて足す | 送る順に並ぶので、並べてから送る |
2つ目が実用的です。見出しのIDを控えておけば、いつでもその下に入れられます。
たとえば、1つのページに「今週」「先週」「それ以前」という見出しがあるとします。それぞれの見出しのIDを控えておけば、内容に応じて入れ分けられます。
見出しを消さない限り、IDは変わりません。一度控えれば、ずっと使えます。
並べ替えが必要な形は、避けます
そもそも、並べ替えたくなる作りにしないのが早いです。
優先度の順に並べたい、日付の順に並べたい。こういうものは、本文ではなくデータベースにしてください。
データベースなら、並べ替えは画面の設定でいつでも変えられます。本文のブロックは、並べ替えを前提にした作りになっていません。
| こういう内容 | どちらにするか |
|---|---|
| 手順書(順番が固定) | 本文のブロックでよい |
| 説明文・方針(順番が変わらない) | 本文のブロックでよい |
| タスク(優先度で並べ替える) | データベース |
| 記録(日付で並べ替える) | データベース |
見分け方は単純です。「あとで並べ替えたくなるか」だけを考えてください。
なりそうなら、最初からデータベースにします。本文で作ってから気づくと、作り直しになります。
画面と外からで、できることが違います
最後に、全体を整理します。
足すのは外が得意、並べ替えは画面が得意
| やりたいこと | 画面 | 外から |
|---|---|---|
| 1つ足す | できる | できる |
| 何十個もまとめて足す | 大変 | 得意 |
| 順番を入れ替える | ドラッグでできる | できない |
| 位置を指定して足す | できる | できる |
得意なほうでやるのがいちばんです。まとめて作るのは外から、並べ替えは画面から。
外から全部やろうとすると、並べ替えのところで消して作り直すことになります。手間も増えますし、リンクも切れます。
人が年に数回やればいい並べ替えのために、そこまで作り込む必要はありません。
できないことを先に知っておきます
ページを丸ごとコピーするときも、同じ話が出てきました。子ページだけは別に作ることになるので、元の位置に並べ直す必要があります。
そのときも、並べ替えではなく「正しい順に足す」しかありません。順番を自分で覚えておいて、その順に組むことになります。
できないことを先に知っておくと、作り方が変わります。あとから直せる前提で組むと、行き詰まります。
確かめるのは、この3つです
| 確かめること | やり方 |
|---|---|
| 狙った位置に入ったか | 足したあとに読み直す |
| まとめて足したとき、順番が合っているか | 送った順と読んだ順を比べる |
| 作り直したあと、リンクが生きているか | そのリンクを実際に開く |
3つ目を忘れがちです。リンクは見た目では判断できません。消えたブロックを指していても、リンク自体は壊れていないように見えます。
よくある質問(FAQ)
一番上に入れる方法は、本当にありますか。
あります。「先頭」という指定が用意されています。「このブロックの前」という指定は無いので、そちらを探していると見つかりません。
既存のブロックを動かす方法は、まったくありませんか。
今回試した範囲ではありませんでした。位置を指定できるのは足すときだけです。消して作り直すことになります。
作り直すと、リンクはどうなりますか。
新しいブロックは別のIDになるので、元のリンクは消えたブロックを指したままです。リンクを張り直す必要があります。
トグルの中身だけを並べ替えたいです。
同じです。中の並びも動かせないので、中身を消して作り直すことになります。トグル自体は残せます。
まとめて足すとき、順番は保証されますか。
今回の範囲では、送った順に並びました。並べてから送れば、そのまま入ります。
画面でドラッグした並びは、外から読めますか。
読めます。読むときは、そのときの並び順で返ってきます。読むのは問題なく、変えるほうができません。
順番は、足すときに決めてください
入れる位置は先頭・末尾・指定したブロックの後ろの3通りから選べます。ただし、すでにあるブロックは動かせません。並べ替えたくなる形なら、本文ではなくデータベースにしてください。