
使わなくなったSNSアカウントをBufferから外したい。あるいは、別のアカウントに入れ替えたい。運用を続けていれば必ず出てくる場面です。
ところがこの操作には、知らないと困ることが2つあります。ひとつは連携を解除しても、有料プランの課金は止まらないこと。もうひとつは解除した瞬間に、そのチャンネルの投稿・コメント・分析データがすべて消え、復元できないことです。
どちらも公式ヘルプに明記されています。とくに前者は、外したつもりで払い続けることになるため、気づくのが遅れがちです。
この記事では、Buffer公式ヘルプセンターの記載をもとに、チャンネルを外す手順と、その前に確認しておくべきことを整理します。
※ 本記事の内容は2026年9月時点でBuffer公式ヘルプセンターに記載されている内容を確認して書いています。
結論:「連携解除」と「チャンネル枠を減らす」は別の操作
Bufferには、似ているようでまったく違う2つの操作があります。
Disconnect Channel(連携解除)
SNSアカウントとBufferのつながりを切ります。そのチャンネルの投稿・コメント・分析データがすべて削除されます。料金には影響しません。
Add or Remove Channels(チャンネル枠の増減)
契約している枠の数を変えます。ここを減らさないと請求額は変わりません。枠を減らすと、その場で支払いの変更が確定します。
公式の注記を引用します。「以下の手順でチャンネルの連携を解除しても、有料のチャンネル枠は自動的には削除されません。支払いに反映させたい場合は、チャンネル枠の追加・削除についての手順をご覧ください」
つまり、アカウントを外す=解約、ではないということです。使わないチャンネルを解除しただけでは、その枠ぶんの料金を払い続けることになります。
Bufferの料金はチャンネル単位で決まるため、ここは金額に直結します。3チャンネル分を契約していて、1つを解除しても、3チャンネル分の請求が続きます。
連携解除すると、そのチャンネルのデータは戻らない
もうひとつの注意点です。公式は2箇所で同じ警告を書いています。
まず注記として、「Bufferからチャンネルの連携を解除すると、既存のすべての投稿・コメント・分析データが削除されます。これらは復元できません」
そして解除の途中で出るポップアップの説明として、「チャンネルの連携解除により、Buffer内のこのチャンネルの既存の投稿・分析・データもすべて削除され、この情報は復元できません」
消えるのは「Buffer上のデータ」
誤解のないように書いておくと、消えるのはBufferに保存されているデータです。すでにSNSに公開された投稿そのものが消えるわけではありません。
ただし、Bufferで蓄積してきた分析データは失われます。どの投稿がどれだけ反応を得たか、という履歴が、そのチャンネルについては丸ごとなくなります。
予約中の投稿も消えます。まだ出していない投稿を残したい場合は、解除の前に内容をどこかに控えておく必要があります。
「入れ替え」のつもりが「消去」になる
実務でよくあるのが、アカウントを別のものに切り替えたいケースです。たとえばInstagramを個人アカウントから新しいビジネスアカウントに変えたい、といった場面です。
このとき、古いほうを解除して新しいほうをつなぐ、という手順を踏むと、古いアカウントの分析データは戻ってきません。つなぎ直しではなく、新規の接続として扱われます。
過去の実績を参照する必要があるなら、解除の前に必要な数字を書き出しておいてください。Bufferの分析画面からエクスポートできる範囲で、記録を残しておくのが安全です。
連携解除の手順
操作そのものは難しくありません。公式の手順に沿って進めます。
- ダッシュボード左下のプロフィールアイコンをクリックし、左側のメニューから Channels を選びます
- 表示されたページで、外したいチャンネルの右にある三点メニューをクリックします
- Disconnect Channel をクリックします
- データが削除され復元できない旨のポップアップが出ます。確認のため disconnect という単語を入力します
- Disconnect Channel をクリックして完了です
確認の単語入力は、戻せない操作の合図
Bufferでは、取り返しのつかない操作に確認の単語入力を求める設計になっています。キューを空にする Empty Queue、下書きを全部消す Delete Drafts、そしてこの連携解除です。
単語を打たされたら、それは元に戻す手段がない操作だと考えてください。この設計は一貫しているので、判断の目安として使えます。キューの整理まわりの操作についてはBufferの予約投稿を削除・並べ替え・一時停止する方法で解説しています。
逆に、確認の単語が出ない操作は、比較的軽い操作です。試してみて問題なければそのまま、という判断ができます。
モバイルアプリからも外せる
公式には「Bufferモバイルアプリ内でチャンネルを削除する方法については、モバイルアプリでのチャンネルの接続と管理のガイドをご覧ください」と案内があります。
ここで紹介した手順はWeb版のものです。アプリからも操作できますが、画面構成が異なります。データが消えるという結果は同じなので、どちらから操作しても慎重に進めてください。
外出先で気づいたときに、その場で対応できます。ただし、外した結果は同じなので、慎重に操作してください。
課金を止めるには、チャンネル枠を減らす
ここからが、料金に関わる話です。公式は冒頭に注意書きを置いています。「この記事は、チャンネル単位の課金プランをご利用の方に適用されます」
そして基本の考え方がこうです。「サブスクリプションプランの料金は、あなたのアカウントで利用可能なチャンネル枠の総数にもとづきます」
つまり、いくつ接続しているかではなく、いくつ枠を買っているかで請求額が決まります。枠が空いていても料金は発生します。
枠を減らす手順
公式の手順は次のとおりです。
- ダッシュボード左下のプロフィールアイコンをクリックし、ドロップダウンから Channels をクリックします
- ページ上部の Add or Remove Channels をクリックします
- 増やしたいか減らしたいかに応じて、− または + をクリックします
- 枠の総数を決めると、本日発生する支払いや、月額・年額の変更内容が表示されます
- Confirm and Pay をクリックして確定します
金額の変更がその場で表示されるので、いくらになるかを確認してから確定できます。ここで数字を見ずに進めないようにしてください。
銀行振込で支払っている場合は待つ必要がある
公式には例外の注意もあります。「銀行振込でお支払いの場合、お支払いがまだ処理中であれば、チャンネルの追加や削除を含むプラン変更ができません。その間は hello@buffer.com までご連絡ください」
支払い処理中はプラン変更ができない、ということです。急いで枠を減らしたい事情があるときは、サポートに連絡する必要があります。
すぐに反映されないので、解約のタイミングを逆算しておく必要があります。
日程に余裕を見てください。
解除と枠削除、どちらを先にやるか
どちらの順番でも構いませんが、枠を減らすほうを先にやると、意図が明確になります。料金を止めるのが目的なら、そちらが主たる操作だからです。
「使わないから外そう」と思って連携解除だけして満足してしまう、というのがいちばん起こりやすい失敗です。目的が料金の削減なら、Channels のページで枠の数そのものを確認してください。
順番を間違えると、課金が1か月分余計にかかることがあります。先に枠を減らしてから外すのが基本です。
何が「1チャンネル」として数えられるのか
枠の数を決めるには、何がチャンネルとして数えられるかを知っておく必要があります。
公式の説明はこうです。「接続する各ソーシャルアカウントが1チャンネルです。たとえば、Facebookページ、Facebookグループ、X/Twitterのプロフィール、LinkedInページ、LinkedInプロフィールは5チャンネルとして数えられます」
同じSNSでも、種類が違えば別チャンネル
この例で注目したいのは、FacebookページとFacebookグループが別々に数えられている点です。同じFacebookでも、ページとグループは別のチャンネルです。
LinkedInも同様で、会社のページと個人のプロフィールは別々に数えられます。「Facebookを1つ、LinkedInを1つ」という感覚で枠を買うと足りません。
枠を買う前に、接続したいものを実際に書き出して数えることを勧めます。公式も「1つのソーシャルチャンネルが1つのチャンネル枠に入ります。たとえばFacebookページ、LinkedInプロフィール、Facebookグループを持っているなら、3つのチャンネル枠を購入します」と、数え方を例示しています。
無料プランは3チャンネルまで
無料プランで使う場合、接続できるのは3チャンネルまでです。4つ目をつなぎたくなった時点で、有料プランの検討が始まります。
料金の考え方そのものについてはBufferのキューと投稿スケジュールの仕組みでも触れています。予約できる件数もプランで変わるため、あわせて確認してください。
4つ目以降はロックされます。どれを残すかを自分で選べます。
ロックされても、チャンネルそのものは消えません。予約した投稿も分析のデータも残ったまま、公開だけが止まる状態です。どれをアクティブにするかは何度でも入れ替えられるので、時期によって注力するSNSが変わる運用なら、無料プランのまま回すこともできます。
外す前に、つなぎ直しで足りないか確認する
ここで一度立ち止まってほしいのですが、連携が切れたから解除する、という判断は早いことが多いです。
公式の説明を引用します。「Bufferとあなたのソーシャルチャンネルの接続にはアクセストークンが必要で、これはパスワードの変更や、あらかじめ決められたトークンの有効期限など、いくつかの理由で期限切れになることがあります」
そして、こう続きます。「アクセストークンが切れて接続が失われるのは残念なことですが、これは正常な動作であり、通常はソーシャルネットワーク側が、あなたのアカウントを安全に保つために行った変更によるものです」
切れたチャンネルは、リストの一番上に出てくる
探す手間もかかりません。公式には「接続済みのチャンネルのいずれかが接続を失った場合、Bufferは Channels 設定ページの接続済みチャンネル一覧の一番上へ自動的に移動させます。リストの上部にある更新のうながしが付いたチャンネルを探してください。すぐに対応できるよう強調表示されます」とあります。
手順は、プロフィールアイコンから Channels を開き、期限切れのチャンネルの横にある Refresh をクリックして、ログイン情報を入力するだけです。
つなぎ直しであれば、データは消えません。解除して再接続するのとは、結果がまったく違います。まずはこちらを試してください。
つなぎ直すときのログインアカウントに注意
公式は、SNSごとに「どのアカウントでログインしている必要があるか」を明示しています。ここを間違えるとつなぎ直しに失敗します。
- Facebookページ:そのページの管理者権限を持つ個人のFacebookプロフィールでログインしている必要があります
- Instagram:Buffer内で更新したいInstagramビジネスアカウントでログインしている必要があります
- LinkedInページ:そのページのスーパー管理者権限を持つLinkedInプロフィールでログインしている必要があります
また、共通の注意として「接続や更新の過程で表示される権限のリクエストは、すべて承認してください。スキップすると、一部の機能が期待どおりに動作しなくなる可能性があります」とも書かれています。
失敗していた投稿は、つなぎ直したあとに再実行できる
接続が切れている間に失敗した投稿は、消えずに残っています。公式には「公開キューに失敗した投稿がある場合、それらを再試行できます。Re-add to Queue をクリックすると、投稿スケジュールに従って次に利用可能な投稿枠に追加されます。Retry Now をクリックすると、すぐに投稿が公開されます」とあります。
2つの選択肢がある点が親切です。時間が過ぎてしまった告知なら Retry Now、普通の投稿なら Re-add to Queue で自然な間隔に戻す、という使い分けができます。
連携が切れる原因と、SNSごとの詰まりどころについてはBufferでSNSと連携できない原因で詳しく解説しています。
つなぎ直しでも直らないときは、権限を取り消して入れ直す
公式も「単純な更新ではうまくいかず、ソーシャルチャンネルを完全に再認可する必要がある場合があります」と認めています。この場合は、SNS側でBufferの権限を一度取り消してから、つなぎ直します。
最後の手段になりますが、手順としては短く済みます。
Xの場合の手順
公式が具体的に示しているのがXの手順です。
- Xにアクセスし、左側のパネルから More をクリックして Settings and privacy を選びます
- Security and account access をクリックします
- Apps and sessions をクリックします
- Connected apps をクリックします
- アプリの一覧から Buffer を見つけて Revoke app permissions をクリックします
- Bufferに戻ってXアカウントの更新をやり直します。このとき、認可の過程で表示される権限はすべて承認してください
ポイントは、SNS側から先に権限を切ることです。Buffer側で何度つなぎ直しても直らない場合、SNS側に古い権限が残っていることがあります。
この手順はデスクトップで行うよう案内されています。スマートフォンのアプリでは設定画面の構成が異なり、該当の項目が見つけにくいためです。
再認可でもデータは消えない
大事な点として、再認可は連携解除ではありません。SNS側の権限を切り直しているだけで、Buffer上のチャンネルは残ります。したがって、投稿や分析データも残ります。
「権限を取り消す」という操作が怖く感じるかもしれませんが、消えるのはSNS側でBufferに与えていたアクセス権だけです。順番としては、Refresh → 再認可 → それでもだめなら解除、と段階を踏んでください。
予約した投稿も、これまでの分析データも残ります。怖いのは順番を飛ばすことで、先に連携解除をしてしまうと、そこで消えるものが出ます。Refresh、再認可、最後に解除。この順番だけ守ってください。
チームからメンバーを外しても、投稿は残る
最後に、チーム運用の場合の話です。メンバーが抜けるとき、その人をBufferの組織から外すことになります。
公式の手順は、プロフィールアイコンから Settings を開き、左メニューの Team を選び、外したいユーザーをクリックして、名前の横のゴミ箱アイコンをクリック、確認のポップアップで Yes, Remove を押す、という流れです。
その人が作った投稿は消えない
ここが重要です。公式は2箇所で同じことを書いています。
「ユーザーを削除しても、その人がすでに作成した投稿は、キューにあるものも下書きエリアにあるものも削除されません」
さらに警告として、「削除されたチームメンバーの予約済み投稿、保存された下書き、承認のために提出された投稿は、すべてそれぞれのキューに残ります」
つまり、担当者が退職したあとも、その人が仕込んだ予約投稿は予定どおり公開されます。
担当者が抜けても、予約した投稿はそのまま公開されます。不要な投稿が残っていないかは、別に確認する必要があります。
引き継ぎのときに必ず確認する
これは便利な仕様でもあり、危険な仕様でもあります。引き継ぎが済んでいないまま担当者を外すと、内容を把握していない投稿が自動で出続けます。
担当者を変更するときは、そのメンバーを外す前に、予約投稿と下書きの中身を一度確認してください。不要なものは削除し、残すものは内容を把握しておく。
人が抜けるときに消えるのは権限だけで、その人が残した予定は動き続ける。この区別を意識しておくと、引き継ぎの抜けを防げます。
Instagramを5アカウント以上で回すのは勧められていない
複数アカウント運用に関して、公式がはっきり推奨しない、と書いている点にも触れておきます。
まず前提として、「Instagramは1台の端末につき最大5アカウントまで接続できます」。6つ目を扱うには、いったん完全にログアウトする必要があります。
そのうえで、公式はこう書いています。「アカウントのログインとログアウトを繰り返すこと、とくに異なるIPアドレスを使う場合は、不審な活動と解釈される可能性があるため、Instagramのセキュリティフラグを引き起こすことがあります。その結果、InstagramアカウントをBufferに再接続する必要が頻繁に生じます」
そして、「これが時間のかかる、いらだたしいことであると理解しています。そのため、通知公開を日常的に使う可能性が高い場合、5つを超えるInstagramアカウントを管理することは推奨しません」と結んでいます。
ツールの提供元が「この使い方は勧めない」と明記するのは珍しいことです。Instagramを多数運用する予定があるなら、この制約は設計段階で考慮しておく価値があります。
まとめ
Bufferのチャンネルを外すときの要点を整理します。
- 連携解除と、チャンネル枠を減らすことは別の操作。解除しても課金は止まらない
- 料金は接続数ではなく、購入した枠の総数で決まる。枠が空いていても料金は発生する
- 連携解除するとそのチャンネルの投稿・コメント・分析データがすべて消え、復元できない
- 解除には disconnect の入力が必要。確認の単語は「戻せない操作」の合図
- Facebookページとグループ、LinkedInページとプロフィールはそれぞれ別チャンネル
- 接続が切れただけなら、Refresh でつなぎ直せばデータは消えない
- つなぎ直しは、SNSごとに正しいアカウントでログインしている必要がある
- 直らないときは、SNS側で権限を取り消してからつなぎ直す。これでもデータは消えない
- チームからメンバーを外しても、その人の予約投稿と下書きは残る
- 公式はInstagramを5アカウント超で運用することを推奨していない
外す操作は、順番を守れば怖くありません。Refresh で足りないか確認し、再認可を試し、それでもだめなら解除する。そして料金を止めたいなら、枠の数を別途減らす。この2段構えを覚えておいてください。
よくある質問(FAQ)
チャンネルを解除したのに請求が減りません
連携解除では課金は変わりません。公式に「チャンネルの連携を解除しても、有料のチャンネル枠は自動的には削除されません」と明記されています。料金を変えるには、Channels ページの Add or Remove Channels から枠の総数を減らしてください。
解除したチャンネルの分析データは戻せますか
戻せません。公式には「Bufferからチャンネルの連携を解除すると、既存のすべての投稿・コメント・分析データが削除されます。これらは復元できません」と記載があります。必要な数字は解除前に控えておいてください。
アカウントを別のものに入れ替えたいだけです
古いチャンネルを解除して新しいものを接続することになりますが、古いアカウントのデータは復元できません。単に接続が切れているだけであれば、解除せずに Refresh でつなぎ直せます。まずはそちらを確認してください。
FacebookページとFacebookグループは1チャンネルですか
別々に数えられます。公式は「Facebookページ、Facebookグループ、X/Twitterのプロフィール、LinkedInページ、LinkedInプロフィールは5チャンネルとして数えられます」と例示しています。枠を買う前に、接続したいものを書き出して数えてください。
Refreshを押しても接続できません
ログインしているアカウントが正しいか確認してください。公式は、Facebookページならそのページの管理者権限を持つ個人プロフィール、Instagramなら該当のビジネスアカウント、LinkedInページならスーパー管理者権限を持つプロフィールでログインしている必要がある、としています。
何度つなぎ直しても切れてしまいます
SNS側に古い権限が残っている可能性があります。Xの場合、設定の Connected apps から Buffer の Revoke app permissions を実行し、そのうえでBuffer側でつなぎ直します。この操作でBuffer上のデータが消えることはありません。
退職したメンバーを外したら、その人の予約投稿はどうなりますか
残ります。公式には「削除されたチームメンバーの予約済み投稿、保存された下書き、承認のために提出された投稿は、すべてそれぞれのキューに残ります」と記載があります。外す前に内容を確認し、不要なものは削除してください。
Instagramを6アカウント以上運用できますか
技術的には可能ですが、公式は推奨していません。Instagramは1端末につき5アカウントまでで、それ以上は完全なログアウトが必要になります。公式は「ログインとログアウトを繰り返すこと、とくに異なるIPアドレスを使う場合は、Instagramのセキュリティフラグを引き起こすことがあります」として、5つを超える管理を勧めないと明記しています。