
毎月なんとなく引き落とされているスマホ代、正確な金額を答えられますか。
総務省の調査によると、29歳以下のスマホ代(通信料+端末代)は月平均6,773円で、このうち端末代金は全年代の中で最も高い水準です。この記事では、その内訳の実態と、今日から見直せる具体的な下げ方を紹介します。
20代のスマホ代はいくら?総務省データで見る実態
総務省「家計消費状況調査」(令和5年・2023年平均、世帯主の年齢別データ)によると、29歳以下の1人あたりの通信・通話料は月5,039円、端末代金は月1,734円で、合計すると月6,773円になります。
注目したいのは端末代金の部分です。同じ調査で年代別に比べると、29歳以下の端末代金(1,734円)は60代(602円)の3倍近く、全年代の中で突出して高い水準になっています。
一方で、実際にスマホ利用者へアンケートした株式会社WACARU NETの調査(2023年3月、904人対象)では、「月の携帯代」として回答が多かったのは2,000〜3,999円台でした。総務省のデータより低く感じられるのは、多くの人が「携帯代」と聞いて通信料金だけをイメージし、端末の分割払い分を別枠として意識していない可能性があります。
| 調査項目 | 数値 | 出典・時点 |
|---|---|---|
| 29歳以下の通信・通話料(1人あたり) | 月5,039円 | 総務省「家計消費状況調査」令和5年 |
| 29歳以下の端末代金(1人あたり) | 月1,734円(全年代で最高) | 総務省「家計消費状況調査」令和5年 |
| 携帯代の自己申告額のボリュームゾーン | 月2,000〜3,999円 | WACARU NET調査、2023年3月(904人) |
なぜ20代は高くなりやすいのか
理由の1つは、単身世帯が多く、家族割が使いにくいことです。同じ総務省調査では、世帯人員別の通信・通話料も出ていて、1人暮らし世帯は月5,301円なのに対し、4人世帯では1人あたり3,752円まで下がります。家族で契約をまとめられる世帯に比べて、1人暮らしの20代は割引の恩恵を受けにくい構造です。
もう1つの理由として、端末を分割払いで購入している人が多いことが挙げられます。最新モデルのスマートフォンを2年〜3年の分割で購入すると、月々の支払いに数千円単位で端末代が何年も上乗せされ続けるのです。「通信料は見直したのに、なぜか毎月の支払いが高いまま」という場合、この端末代金の存在を見落としているケースが少なくありません。
具体的な下げ方

まずは直近3か月のデータ使用量を確認する
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を契約したままでも、料金は下げられます。手順はシンプルです。まず、契約しているキャリアの公式アプリ(My docomo、My au、My SoftBankなど)かWebのマイページを開き、「データ利用量」や「ご利用状況」といったメニューから、直近3か月分の月間データ使用量を確認します。月3GB以下しか使っていないなら、大容量プランのままにしておく理由はありません。小容量プランに変更するだけで、月額2,000〜3,000円下がるケースがあります。動画をあまり見ない、外出先ではWi-Fiを使うことが多い、という人は特にチェックしてみましょう。
格安SIM・サブブランドへの乗り換えを検討する
データ使用量が多くて大容量プランが必要な場合は、格安SIMやサブブランド(大手キャリアが提供する格安プラン)への乗り換えが選択肢になります。代表的なところでは、au系のUQ mobileやpovo、ドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMOといったオンライン専用プラン(いわゆるサブブランド)、それから楽天モバイルやIIJmio、mineoのような格安SIM(MVNO)を選ぶ方法もあるのです。プランによって、月額1,000円台のものから、3,000円程度で使い放題に近いものまで幅があり、大手キャリアで月7,000円前後払っていた人が乗り換えると、年間で7万円以上安くなることも珍しくありません。乗り換え自体は、現在の契約のまま新しい会社にオンラインで申し込むだけで完了することがほとんどで、店舗に行く必要がないプランも増えています。
端末は分割ではなく、型落ちモデルを一括で買う
新機種の分割払いは、毎月の支払いに数千円単位で数年間上乗せされ続けます。型落ちモデルや、型落ちにこだわらなくても、購入時に一括で支払ってしまえば、月々の請求額から端末代金の項目そのものが消えるということです。今すぐ買い替える予定がなくても、次に機種変更するタイミングで、分割ではなく一括払いを選ぶだけで、翌月以降の固定費を大きく減らせます。
家族割が使えないか、実家に確認してみる
一人暮らしをしていても、契約自体を実家の家族と同じキャリア・同じ家族割グループにまとめられる場合があります。離れて暮らしていても契約上は家族割の対象になるキャリアが多いので、実家の家族が同じキャリアを使っているなら、一度相談してみるといいでしょう。
格安SIM・サブブランドのデメリットも知っておく
いいことばかりではありません。格安SIMは、お昼(12時〜13時)や夜(18時〜21時)ごろの混雑する時間帯に、通信速度が低下しやすいという弱点があります。大手キャリアのサブブランドであれば、この弱点は比較的気にならないかもしれません。動画をよく見る、オンラインゲームをする、といった使い方をする人は、乗り換え前に口コミや実測値の情報を確認しておくと安心です。
今日からできること
ステップ1(今夜):直近の請求明細を開いて、通信料と端末代金を分けて確認する
マイページやアプリの「ご利用料金内訳」のようなページから、今の支払いのうち、いくらが通信料で、いくらが端末代金なのかを分けて把握しましょう。
ステップ2(今週中):直近3か月のデータ使用量を確認する
月にどれくらいのデータ量を使っているかを確認し、契約中のプランの容量と比べてみてください。使用量がプランの半分以下なら、下げられる余地があります。
ステップ3(来月の支払い日までに):1つだけ行動する
プラン変更、格安SIMへの乗り換え、次の機種変更時は一括払いにする、家族割の相談――このうち、今のあなたに一番効果がありそうなものを1つだけ選んで、実際に行動に移してみましょう。
なお、容量が足りなくなってクラウドの有料プランを足すと、その月額も通信費と同じように毎月出ていきます。容量側の対処はスマホの容量が足りない。写真を消す前に確認する3つにまとめました。
まとめ
総務省のデータでは、29歳以下のスマホ代は通信料5,039円と端末代1,734円を合わせて月6,773円、端末代金は全年代で最も高い水準でした。単身世帯で家族割が使いにくいこと、端末を分割払いにしていることが、主な要因として考えられます。まずは自分の請求明細とデータ使用量を確認するところから、見直しを始めてみましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 20代のスマホ代は平均いくらですか?
総務省「家計消費状況調査」(令和5年)によると、29歳以下の通信・通話料は月5,039円、端末代金は月1,734円で、合計すると月6,773円です。端末代金は全年代の中で最も高い水準になっています。
Q2. なぜ20代はスマホ代が高くなりやすいのですか?
単身世帯が多く家族割の恩恵を受けにくいこと、最新機種を分割払いで購入している人が多いことが主な要因と考えられます。1人暮らし世帯の通信・通話料は月5,301円で、4人世帯の1人あたり3,752円より高い水準です。
Q3. 大手キャリアのままでも節約できますか?
はい。直近3か月のデータ使用量を確認し、月3GB以下しか使っていないなら小容量プランに変更するだけで、月額2,000〜3,000円下がるケースがあります。
Q4. 格安SIMに乗り換えるとどれくらい安くなりますか?
大手キャリアで月7,000円前後払っていた人が格安SIMに乗り換えると、年間で7万円以上の節約になることもあります。ただし、お昼や夜の混雑時間帯に通信速度が低下しやすいというデメリットもあるため、自分の使い方に合うか確認してから乗り換えるようにしましょう。
Q5. 端末代金を減らすにはどうすればいいですか?
次に機種変更するタイミングで、分割払いではなく一括払いを選ぶと、翌月以降の毎月の請求から端末代金の項目がなくなります。型落ちモデルを選ぶことでも、端末代金そのものを抑えることが可能です。
Q6. 一人暮らしでも家族割は使えますか?
キャリアによっては、離れて暮らしていても契約上は家族割の対象になる場合があります。実家の家族が同じキャリアを使っているなら、一度確認してみるといいでしょう。

