
「そういえばこのサービス、最近使ってないな」。クレジットカードの明細を見返して、そんなサブスクを見つけたことはないでしょうか。
動画配信・音楽配信・宅配サービスなど、便利さゆえに気づかないうちに契約が積み重なっていくのがサブスクの怖いところです。
この記事では、20代のサブスク支出の実態データから、見落としやすいサービスの具体的な解約方法、無駄なく解約するタイミングまでをまとめました。
20代のサブスク月額平均は1,779円
ネットエイジア「20代の金銭感覚についての意識調査2026」(2025年11月27〜28日実施、20〜29歳男女1,000名対象)によると、月額・定額制のサブスクリプションサービスにお金をかけている人は433名(43.3%)、その月額支出の全体平均は1,779円でした。以前の調査(1,553円)と比べても増加傾向にあります。
利用されているサービスの内訳を見ると、「動画配信」が70.2%と最も多く、次いで「音楽配信」51.7%、「ストレージ」16.4%と続きます。
この金額はあくまで、自分がいくら払っているかを回答できた人の平均です。契約経路がバラバラで実際の合計額を正確に把握できていない人も多く、「思っていたより多く払っていた」というケースは珍しくありません。
月額1,779円というと大きな金額には見えないかもしれませんが、1年間払い続けると21,348円になります。もし使っていないサービスが1つ紛れていた場合、それだけで年間数千円〜1万円以上を無駄にしている可能性があるということです。まずは「今、何にいくら払っているか」を正確に把握するところから始めましょう。
なぜサブスクの解約は後回しにされがちなのか
サブスクの解約が後回しになりやすい理由は、主に3つあります。
- アプリを削除しただけで満足してしまう:スマートフォンからアプリのアイコンを消しても、契約自体は継続しています。特にApp Store・Google Playの「定期購入」経由で契約したサービスは、アプリを消しても解約したことにはなりません
- 契約した経路を忘れてしまう:公式サイト・App Store・Google Play・Amazon・キャリア決済など、契約経路によって解約する場所が異なります。どこで契約したか忘れると、解約ボタンを探すだけで一苦労になります
- 無料期間の終了に気づかない:「1ヶ月無料」に惹かれて登録したものの、終了日を把握しておらず、気づいたときには数ヶ月分の請求が発生していたというケースもよくあります
見落としやすいサブスクとその解約方法

動画配信や音楽配信のような「分かりやすいサブスク」以外にも、気づかないうちに定期契約になっているサービスがあります。特に検索されている頻度が急増しているのが次の2つです。
| サービス | 見落としやすいポイント | 解約先 |
|---|---|---|
| Amazon定期便 | 「お得だから」と設定したまま、消費ペースが変わっても気づきにくい | Amazon公式サイトの「定期おトク便の管理」ページから、対象商品ごとに個別にスキップ・解約が必要 |
| Uber One | 配達手数料無料等の会員特典で、頻繁に使わなくなっても自動更新される | Uber Eats/Uberアプリ内の「Uber One」メンバーシップ設定から解約 |
| 動画・音楽配信アプリ内課金 | App Store/Google Play経由の契約は、アプリを消しても契約が残る | 各ストアの「サブスクリプション」「定期購入」管理画面から解約 |
Amazon定期便は「必要な分だけ届く便利なサービス」である一方、ライフスタイルの変化(自炊が減った、消費量が変わった等)に契約内容が追いついていないケースが多く、見直しの候補として特に見落とされやすいサブスクの一つです。実際の検索データを見ても、「amazon定期便 解約」というキーワードの検索数は直近で550%も増加しており、多くの人が同じタイミングで見直しを検討していることがうかがえます。Amazon定期便は商品ごとに個別契約になっているため、「まとめて解約」ではなく、注文履歴からカートに入っている定期便商品を1つずつ確認する必要がある点にも注意しましょう。
前述のとおり、20代のサブスク利用は動画配信(70.2%)と音楽配信(51.7%)が中心です。これらは月額料金がはっきり分かりやすい一方、複数サービスを併用していると1つあたりの金額の小ささから見直しの対象になりにくいという別の見落としパターンもあります。動画配信2つ・音楽配信1つを併用していると、1つあたり1,000円前後でも合計では3,000円を超えることがあり、「サブスク全体でいくら払っているか」を一度リストアップしてみることが見直しの第一歩になります。
プラットフォーム別の解約手順

契約経路がわからなくなった場合は、まず自分がよく使う決済手段から確認するのが近道です。
- iPhone(App Store)経由の契約:「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」から一覧を確認できます。対象サービスを選び、「サブスクリプションをキャンセルする」→確認画面で再度「サブスクリプションをキャンセル」をタップすれば完了です。一覧に目的のサービスが出てこない場合は、Apple ID以外(公式サイト等)で契約している可能性が高いといえます
- Android(Google Play)経由の契約:Google Playストアでは、サブスクは「定期購入」という名称で管理されています。ストアアプリのメニューから「お支払いと定期購入」→「定期購入」で一覧・解約ができます
- サービスの公式サイトで直接契約した場合:各サービスにログインし、アカウント設定やマイページ内の「プラン」「請求情報」といった項目から解約手続きを行います
どの経路か分からない場合は、クレジットカードの利用明細に表示されている請求元の名称(サービス名や決済代行会社名)を手がかりに検索すると、契約経路を特定しやすくなります。
解約のベストタイミング
多くのサブスクは日割り返金に対応していません。そのため、解約しても、すでに支払った期間の末日まではサービスを使い続けられることがほとんどです。つまり、月の途中で「もう使わないから」と急いで解約する必要はなく、次回の更新日の直前に解約するのが最も無駄がありません。
反対に、無料お試し期間だけを利用したい場合は、無料期間の終了日を必ずカレンダー等に記録しておき、期限前に解約する必要があります。終了日を過ぎると自動的に有料プランへ移行してしまうためです。具体的には、無料期間が「1ヶ月」であれば登録日当日にスマートフォンのカレンダーへ「〇月〇日:解約するか判断」という予定を追加しておくと、うっかり課金を防ぎやすくなります。
3ヶ月に1回、サブスクを棚卸しする習慣をつくる
一度すべてのサブスクを見直しても、時間が経てばまた新しい契約が増えていきます。3ヶ月に1回、クレジットカードの明細を確認する日をスマートフォンのカレンダーに登録しておくと、棚卸しの習慣化に役立ちます。具体的には、①明細で「サブスク」らしき項目をすべて洗い出す→②直近1ヶ月使っていないサービスがないか判定する→③次回更新日の前に解約する→④契約中のサービス一覧をメモに残しておく、という4ステップを繰り返すだけで十分です。一覧をメモしておけば、次回の棚卸しにかかる時間も短縮できます。
まとめ
20代のサブスク月額平均は1,779円というデータがありますが、これは自分の支出を把握できている人の数字です。動画・音楽配信のような分かりやすいサービスだけでなく、Amazon定期便やUber Oneのように気づきにくいサービスも定期的にチェックすることで、無駄な支出を防げます。3ヶ月に1回の棚卸しを習慣にして、「気づいたら払い続けていた」を防ぎましょう。
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