
Bufferをやめたいとき、実は3つの別々の手続きがあります。有料プランの解約、返金の申請、そしてアカウントの完全削除です。
この3つを混同すると、意図しない結果になります。とくに、アカウントの完全削除は、そのメールアドレスに紐づくすべてのアカウントを消します。料金を止めたいだけなら、削除する必要はありません。
そしてもうひとつ。返金には期限があります。月額プランは開始から7日以内、年額プランは30日以内。これを過ぎると返金は受けられません。
この記事では、Buffer公式ヘルプセンターの記載をもとに、解約・返金・アカウント削除の手順と、それぞれの違いを整理します。
※ 本記事の内容は2026年9月時点でBuffer公式ヘルプセンターに記載されている内容を確認して書いています。
結論:「解約」「アカウント削除」「返金」は別々の手続き
まず、3つの違いをはっきりさせておきます。
解約(Cancel Plan)
有料プランをやめて、無料プランに戻ります。アカウントも投稿も残ります。請求期間の終わりまでは有料プランのまま使えます。
返金の申請
すでに支払った金額を返してもらう手続きです。解約とは別に、専用のフォームから申請します。期限があります。
アカウントの完全削除
Bufferのアカウント自体を消します。永久的で、そのメールアドレスに紐づくすべてのアカウントが削除されます。
「もう使わないから全部消そう」と考えて削除してしまうと、あとで再開したくなったときに一からやり直しになります。
公式にも注意があり、「請求ページにアクセスしたり、アカウントを削除したりできるのは、アカウントのオーナーだけです」と記載されています。チームで運用している場合、メンバーの権限ではこれらの操作はできません。
解約の手順(Webで契約した場合)
公式が示している手順です。なお、これはパソコンのブラウザ版で始めた契約の場合です。アプリ内で契約した場合は手順が違うので、後述します。
- ダッシュボード左下のプロフィールアイコンをクリックします
- ドロップダウンから Billing を選びます
- 縦三点のメニューをクリックし、Cancel Plan を選びます
- ロックされるチャンネルを確認します。続けた場合にどのチャンネルがロックされ、どれを無料プランで残せるかが表示されます
- やめる理由を選びます。短いアンケートから理由を選択します
- これまでの活動のまとめを確認します。公開した投稿数や管理したチャンネル数などの要約が表示されます
- 解約を確定します。最後の確認ボタンをクリックして完了です
ロックされるチャンネルを自分で選べる
4番目のステップが重要です。公式にはこうあります。「3つより多くのチャンネルを接続している状態で解約する場合、無料プランでアクティブに保つチャンネルを選択できます。選択しなかったチャンネルはロックされますが、アカウントには接続されたまま残ります」
ここで選ばないと、Bufferが自動でロック対象を決めます。メインで使っているアカウントがロックされてしまう可能性があるので、必ず自分で選んでください。
ロックの詳しい挙動、そして有料に戻したときに自動で解除されることについては、Bufferを無料プランに戻したら何が起きるかで解説しています。
「活動のまとめ」は引き止めのための画面
6番目のステップについて、公式は目的をはっきり書いています。「Bufferで達成したことの要約を、もし残っていただけるならという意図でお見せします」
引き止めの画面だと明言しているわけです。操作を妨げるものではなく、確認ボタンを押せば先へ進みます。
この率直さは評価できると思います。解約の導線をわざと分かりにくくするサービスもある中で、手順を公開したうえで意図まで書いている。安心して操作できます。
この画面が出てくるのは手続きの途中なので、ここで止まってしまうと解約が完了しません。まとめの内容を読むかどうかは自由ですが、確認のボタンまで押して次に進んでください。途中で閉じると、契約が続いたままになります。
解約しても、請求期間の終わりまでは使える
解約を確定したあと、すぐに使えなくなるわけではありません。公式は「あなたのプランは、現在の請求期間の終わりまで有効なままです」としています。
月払いなら次の請求日まで、年払いなら契約期間の終わりまで、有料プランの機能をそのまま使えます。
途中解約でも損はしない
この仕様のおかげで、「更新日の直前まで待ってから解約しよう」と考える必要がありません。使わないと決めた時点で解約しても、期間の残りは使えます。
むしろ、更新日を覚えておいて直前に操作する、というやり方のほうが危険です。忘れると次の期間ぶんが請求されます。
やめると決めたら、その場で解約する。残りの期間は引き続き使える。これがいちばん安全な進め方です。
支払い済みの期間は最後まで使えます。月の途中で解約しても、期限までは有料プランのままです。
解約後は無料プランになる
公式には「サブスクリプションを解約すると、引き続き無料プランを利用できます」と記載があります。
アカウントが使えなくなるわけではありません。3チャンネル・予約10件という無料プランの範囲で、そのまま運用を続けられます。
完全にやめるのではなく、規模を縮小するだけなら、解約で十分です。アカウントを削除する必要はありません。
アカウント自体は残ります。データが消えるわけではありません。
使える範囲は狭くなります。
気が変わったら、期限前なら取り消せる
これは知っておくと安心できる仕様です。公式の記述をそのまま引用します。
「気が変わりましたか? 解約したけれど請求期間がまだ終わっていない場合、解約日より前であればいつでもプランを元に戻せます。Billingページの上部にあるバナーから Keep My Plan をクリックしてください。チャンネル、設定、予約投稿のすべてが、中断なく維持されます」
「中断なく維持される」という点が大きい
解約を取り消すと、チャンネルも設定も予約投稿も、すべてそのまま残ります。再設定は不要です。
つまり、請求期間が終わるまでは、解約の判断を撤回できるということです。実質的に、考え直すための猶予が用意されています。
操作は Billing ページのバナーにある Keep My Plan をクリックするだけ。契約し直すのではなく、解約の予約を取り消す形になります。
解約しても、予約した投稿はそのまま残ります。再開したときに作り直す必要がありません。
迷っているなら、先に解約してしまってよい
この仕組みを踏まえると、判断の順番を変えられます。
「やめるかどうか迷っている」という状態で放置すると、次の請求が来ます。そうではなく、いったん解約しておいて、期間中に判断するほうが合理的です。
続けたくなったら Keep My Plan を押せば元どおり。そのままなら無料プランに移行します。どちらに転んでも、余計な支払いは発生しません。
期限まで使えるうえ、期限前なら取り消せます。判断を先送りするより、いったん解約しておくほうが損がありません。
返金は月額7日・年額30日以内
返金については、専用のページに条件が書かれています。
公式の記載はこうです。「以下のとおり返金を提供します。月額プラン:サブスクリプション開始から7日以内。年額プラン:サブスクリプション開始から30日以内」
| プラン | 返金の期限 |
|---|---|
| 月額プラン | 開始から7日以内 |
| 年額プラン | 開始から30日以内 |
申請は専用フォームから
返金は、解約の操作をしただけでは行われません。公式には「返金をリクエストするには、以下の必要事項を記入してください。これにより、迅速に処理できます」とあり、専用の申請フォームが用意されています。
つまり、解約と返金は別の手続きです。解約しただけで返金されると思っていると、期限を過ぎてしまいます。
返金を希望する場合は、解約と同時に申請してください。期限が短いので、後回しにする余裕はありません。
解約のボタンを押しただけでは、返金の申請にはなりません。フォームに必要事項を書いて送るところまでが、ひとつの手続きです。解約の操作を終えた流れでそのまま申請してしまうほうが確実で、「あとで出そう」と置いておくと、期限を過ぎて権利そのものが無くなります。
年払いは30日を過ぎると戻らない
ここが実務上いちばん重要な点だと思います。年払いは金額が大きいぶん、返金の期限を過ぎたときの影響も大きくなります。
1〜10チャンネル目の単価で考えると、Essentialsの年払いは1チャンネルあたり$60。3チャンネルなら$180です。31日目に「やっぱり合わない」と気づいても、これは戻ってきません。
したがって、年払いを選ぶなら、最初の30日で本当に使い続けるかを判断する必要があります。
迷いがあるなら月払いで始めるほうが安全です。料金の詳細はBufferの料金プラン徹底解説で整理しています。
アプリから契約した場合は、AppleかGoogleで手続きする
ここは見落とすと詰まります。スマートフォンのアプリから契約した場合、Bufferの画面では解約できません。
公式の記載は明確です。「モバイルのサブスクリプションの解約と返金は、AppleまたはGoogleを通じて行う必要があります」
Buffer側の画面には出てこない
アプリ内課金(App StoreまたはGoogle Play経由)の契約は、決済そのものをAppleやGoogleが管理しています。したがって、Bufferの Billing ページからは操作できません。
返金についても同様です。Bufferの返金フォームではなく、AppleまたはGoogleの窓口に申請することになります。
どこで契約したか分からなくなっている場合は、請求がどこから来ているかを確認してください。カード明細にAppleやGoogleの名前があれば、アプリ内課金です。
プラン変更には「すぐ反映」と「次回更新時」がある
もうひとつ、アプリ内課金に固有の挙動があります。公式が分類しています。
すぐに反映される変更:EssentialsからTeamへの切り替え、チャンネル数を増やす(3→6、6→10など)、月払いから年払いへの変更。
次回更新時に反映される変更:TeamからEssentialsへの切り替え、チャンネル数を減らす、年払いから月払いへの変更。
規則性が分かりやすいです。増やす方向はすぐ、減らす方向は次回から。減額をすぐに反映させることはできない、と理解しておくと混乱しません。
アプリでは選べないプランがある
公式にはこんな注意もあります。「App StoreとGoogle Playには、対応する価格帯やサブスクリプション商品に制限があるため、すべてのBufferプランが両方のプラットフォームでアプリ内購入として利用できるわけではありません。つまり、Webで利用できる一部のアップグレードの選択肢が、アプリ内には表示されません」
具体例も挙げられていて、iOSの場合、Teamプランの9〜10チャンネルは月払いのみで、年払いは選べません。App Storeの価格上限によるものだと説明されています。
公式は「希望するプランが一覧にない場合、代わりにBufferのWebアプリからアップグレードできます」と案内しています。選択肢が足りないと感じたら、パソコンから契約するのが確実です。
アカウントの完全削除は、メールアドレス単位で消える
最後に、アカウント自体を消す手続きです。これは取り返しがつきません。
公式の警告を引用します。「これは永久的であり、このメールアドレスに紐づくすべてのアカウントを削除することにご留意ください。有料プランに加入している場合、サブスクリプションは解約され、アカウントは削除されます」
複数のアカウントを持っている場合は要注意
「このメールアドレスに紐づくすべてのアカウント」という表現が重要です。同じメールアドレスで複数のBufferアカウントを作っている場合、そのすべてが消えます。
個人用と業務用を分けているつもりでも、メールアドレスが同じなら巻き込まれます。削除する前に、そのメールアドレスでどのアカウントが作られているかを確認してください。
どのアカウントを解約したのかが分かりにくくなります。請求が止まらない場合は、別のアカウントが残っていないかを確認してください。
SNSに公開済みの投稿は残る
安心してよい点もあります。公式には「公開ダッシュボードを通じてソーシャルメディアアカウントに公開した投稿は、そのまま残ります」と記載があります。
Bufferを消しても、これまでXやInstagramに出した投稿が消えるわけではありません。消えるのはBuffer側のデータです。
とはいえ、分析データや予約中の投稿、下書き、アイデアはすべて失われます。必要なものがあれば、削除の前に書き出しておいてください。
削除の手順
公式の手順は次のとおりです。
- ダッシュボード左下のプロフィールアイコンをクリックし、ドロップダウンから Settings をクリックします
- ページ下部の Delete My Buffer Account をクリックします
- パスワードを入力して Confirm をクリックします
- 削除する理由を選び、「はい、アカウントを削除します」のチェックボックスにチェックを入れて Delete Account をクリックします
パスワードの入力とチェックボックスという、二重の確認が用意されています。Bufferは取り返しのつかない操作に必ず確認を挟む設計になっており、ここでも一貫しています。
解約と削除、どちらを選ぶべきか
判断の基準を整理します。
2つは別の手続きです。料金を止めたいだけなのか、データごと消したいのかで選ぶものが変わります。
混同すると、取り返しがつかないほうを選んでしまいます。解約はいつでもやり直せますが、削除は戻せません。迷っている段階なら、まず解約で料金を止めて、本当にデータが不要だと確かめてから削除する。この順番なら失敗しません。
料金を止めたいだけなら、解約で十分
いちばん多いケースがこれだと思います。使う頻度が減った、予算を見直したい、といった理由なら、解約だけで目的を達成できます。
アカウントは残り、無料プランとして使えます。チャンネルもデータも残ります。あとで規模を戻したくなったら、有料プランに上げるだけです。
この場合、アカウントを削除する理由はありません。削除しても料金がさらに安くなるわけではないからです。
データが残るということは、過去の投稿履歴も分析も、再開したときにそのまま使えるということです。何か月か空けてから戻っても、前年同月との比較ができます。使わない期間を無料プランで持っておくことに、費用はかかりません。
完全にやめるとしても、少し置いてから削除する
Bufferを使わないと決めた場合でも、すぐに削除する必要はないと思います。
無料プランのまま放置しても料金は発生しません。数ヶ月おいて、本当に戻らないと確信してから削除すれば、判断を誤るリスクが減ります。
ただし、無料プランでもチャンネルは接続されたままです。SNSアカウント側のセキュリティを考えて外しておきたい場合は、チャンネルの連携解除という選択肢もあります。手順はBufferのチャンネルを外す方法にまとめています。
削除が必要なのは、データそのものを消したいとき
アカウント削除が必要になるのは、Buffer上に残っているデータを消したい場合です。退職や事業の終了にともなう整理、アカウントの統合、といった場面が該当します。
この場合も、順番があります。先に返金の期限を確認し、必要なら返金を申請する。次に必要なデータを書き出す。最後に削除する。
削除してしまうと、請求ページにもアクセスできなくなります。金銭的な手続きは、削除より前に済ませてください。
削除は取り消せないので、必要な数字や投稿文は、削除の前に手元へ書き出しておいてください。報告資料に使っている数字や、使い回している投稿の文面が残っていないかを一度確認する。この作業を飛ばすと、あとから取りに行く手段がありません。
まとめ
Bufferの解約について、要点を整理します。
- 「解約」「返金」「アカウント削除」は別々の手続き。混同しない
- 解約は Billing → 三点メニュー → Cancel Plan。オーナーのみが操作できる
- 解約時にどのチャンネルを無料プランで残すか選べる。選ばないとBufferが自動で決める
- 解約しても請求期間の終わりまでは有料プランのまま使える
- 期限前なら Keep My Plan で取り消せる。チャンネル・設定・予約投稿が中断なく維持される
- 返金は月額7日以内・年額30日以内。専用フォームから別途申請する
- アプリ内課金の解約と返金は、AppleかGoogleで行う。Bufferの画面ではできない
- アプリ内課金は増やす変更はすぐ、減らす変更は次回更新時に反映される
- アカウント削除は永久で、そのメールアドレスに紐づく全アカウントが消える
- ただしSNSに公開済みの投稿は残る
迷っているなら、まず解約してしまうのが合理的です。期間中は使えて、気が変われば取り消せる。この2つがあるので、早めに動いて損をすることがありません。
よくある質問(FAQ)
解約するとすぐに使えなくなりますか
なりません。公式には「あなたのプランは、現在の請求期間の終わりまで有効なままです」と記載があります。期間が終わると無料プランに移行し、その後もアカウントは使えます。
解約を取り消せますか
できます。公式には「解約したけれど請求期間がまだ終わっていない場合、解約日より前であればいつでもプランを元に戻せます。Billingページの上部にあるバナーから Keep My Plan をクリックしてください」と記載があります。チャンネル・設定・予約投稿はすべて維持されます。
返金はいつまで申請できますか
月額プランは開始から7日以内、年額プランは開始から30日以内です。返金は解約とは別の手続きで、専用の申請フォームから行う必要があります。
アプリで契約したのに、Bufferの画面に解約ボタンがありません
アプリ内課金の場合、Buffer側では操作できません。公式には「モバイルのサブスクリプションの解約と返金は、AppleまたはGoogleを通じて行う必要があります」と記載があります。
アプリでチャンネル数を減らしたのに請求が変わりません
次回更新時に反映されるためです。公式は、チャンネル数を増やす・上位プランへ切り替える・年払いにする変更はすぐ反映され、減らす方向の変更は次回更新時に反映されると分類しています。
アカウントを削除すると、投稿も消えますか
SNSに公開済みの投稿は残ります。公式には「公開ダッシュボードを通じてソーシャルメディアアカウントに公開した投稿は、そのまま残ります」と記載があります。消えるのはBuffer側のデータ(分析・予約投稿・下書き・アイデアなど)です。
複数アカウントを持っていますが、1つだけ削除できますか
公式には「このメールアドレスに紐づくすべてのアカウントを削除することにご留意ください」と記載があります。同じメールアドレスで作ったアカウントは、まとめて削除されます。
メンバー権限でも解約できますか
できません。公式には「請求ページにアクセスしたり、アカウントを削除したりできるのは、アカウントのオーナーだけです」と記載があります。オーナーに依頼してください。
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