当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。掲載リンクからご購入いただいた場合、当サイトに報酬が発生することがあります。

AI資格の選び方|受験資格の有無で、証明できるものが変わる【2026年版】

机の上で参考書を開き、ノートにペンで書き込みながら学習している手元

AI関連の資格が一気に増えました。並べて比べるとき、多くの人は値段と難易度から見ます。でも各団体の公式ページを読み比べると、受験資格の有無という軸が先に効いてくることが分かります。

この記事では、日本ディープラーニング協会、生成AI活用普及協会、IPA、Microsoftの公式ページに公表されている内容だけを並べます。内容は各公式ページで確認したものです。費用や日程は改定されるため、申し込みの前には必ず原典で最新の記載をご確認ください。なお、どの資格が転職や評価で有利かという点は、公的に検証できる情報がないため本記事では扱いません。

結論:最初に見るのは「誰でも受けられるか」

先に結論を置きます。AI関連の資格は、申し込めばすぐ受けられるものと、受ける前に別の課程を終えている必要があるものに分かれます。この差は、必要な時間とお金を何倍にも変えます。値段の比較より先に、ここを見てください。

片方は数万円、片方は数十万円になりうる

たとえば、誰でも受けられる試験なら、公表されている受験料だけで済みます。一方、事前に指定の課程を修了しなければならない試験は、その課程の費用が別にかかります。受験料が3万円台でも、前段の課程を含めれば総額はまったく違う水準になります。後で詳しく見ますが、公式に受験資格=制限なしと書かれているものと、認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることと書かれているものがある。この一行が、計画の立て方を決めます。

見る順番は4つ

順番を決めておきます。1つ目、受験資格。制限なしか、事前の修了が要るか。2つ目、実施の形式。自宅から受けられるのか、会場に行くのか、随時受けられるのか。3つ目、費用。学生割引や会員割引の有無まで含めて見ます。4つ目、公表されている実績。受験者数と合格者数を出している団体があります。この4つは、すべて公式ページに書かれています。比較サイトを回る前に、各団体のページを直接開くほうが早い。以降の節で、実際の記載を引いていきます。

受験資格で分かれる

制限なし:G検定一般13,200円・学生5,500円(税込)。オンラインは自宅受験。
制限なし:生成AIパスポート11,000円・学生5,500円(税込)。60分60問のオンライン。
事前の修了が必要:E資格認定プログラムを過去2年以内に修了していること。
国家試験:ITパスポートCBT方式で随時実施。120分・100問。

値段の比較は、この分類のあとで足りる。

誰でも受けられる2つ

まず、申し込めばすぐ受けられるほうから見ます。公式ページに受験資格=制限なしと明記されている試験が2つあり、扱う範囲がきれいに分かれていました。どちらを先に受けるかは、自分が証明したい範囲から決められます。

G検定は、活用リテラシーを扱う

日本ディープラーニング協会の公式ページによると、G検定はAI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定試験で、AI・ディープラーニングに関わる全ての方が受験対象とされています。条件も具体的です。受験資格は制限なし。費用は一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)。実施形式は2つあり、オンラインは試験時間100分・出題数145問程度・知識問題(多肢選択式)で自宅受験、会場は試験時間120分・出題数145問程度でオンサイト受験です。同じ試験でも、形式によって時間が20分違います。

オンラインと会場は、別物として扱われている

ここは申し込む前に知っておきたい注意です。公式には2026年はオンライン試験(年6回)と会場試験(年3回)を実施とあり、続けてこう書かれています。お申込み後のオンライン試験⇔会場試験の変更・振替はできません。さらに、オンライン試験と会場試験は別のシステムで実施されます。そのため、各試験でアカウント登録が必要です。つまり、途中で気が変わっても移れません。自宅の回線と環境で受けられるか、会場まで行く時間が取れるか。申し込みの前に決めておく必要があります。なお、オンラインの個人申込は受験チケットを購入し、有効期限(1年間)内に希望する試験回を予約する形です。

生成AIパスポートは、リスクの知識まで含む

もう1つが、生成AI活用普及協会の生成AIパスポートです。公式ページには、生成AIに関する基礎知識や動向、活用方法に加え、情報漏洩や権利侵害などの注意点まで網羅し、AI初心者が最低限押さえておきたいリテラシーを体系的に習得できると説明されています。条件は、受験資格=制限なし、試験時間60分間・問題数60問・四肢択一式(一部複数選択を含む)、受験費用11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。実施はオンライン(IBT方式)で、パソコンやスマートフォン、タブレット等から受験できるとされています。年間スケジュールは全5回で、2月・4月・6月・8月・10月です。

事前の修了が要る1つ

次が、性質のまったく違う試験です。受験料だけを見て比較すると判断を誤るのは、この条件があるためでした。公式ページの受験資格の欄に、必要なことがはっきり書かれていました。条件と費用を順番に確認していきます。

認定プログラムの修了が条件になっている

同じ日本ディープラーニング協会のE資格です。公式ページの受験資格は、こう書かれています。JDLA認定プログラムを、試験日の過去2年以内に修了していること。注釈もあり、JDLA認定プログラムは、高等教育機関や民間事業者が提供する教育プログラムで、当協会が別途定める基準およびシラバスを満たすものとされています。つまり、申し込む前に、別の講座を終えている必要があります。しかも期限があり、修了が試験日から2年以内に収まっていなければなりません。先に講座を探し、日程を逆算するところから始まる試験ということになります。

試験そのものの条件

試験の中身も確認しておきます。E資格の目的は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定することとされています。形式は試験時間120分・知識問題(多肢選択式・100問程度)・各地の指定試験会場にて受験。費用は一般33,000円(税込)、学生22,000円(税込)、会員27,500円(税込)です。そして出題についての注記があり、ソースコードを含む問題については、Pythonで記述、またはフレームワークを利用した問題を出題しますとされています。コードを読む前提の試験だと分かります。

会場が選べないこともある

細かい点も書かれています。申し込み時に希望会場を選ぶ形ですが、各会場の定員により、ご希望の会場が選択できない場合がありますと注記されています。地方在住で受けるなら、移動も計画に入れる必要があります。また、シラバスの改定についても案内があり、改定シラバス対応前のプログラムを修了した方も、受験をお申込みいただけますとされたうえで、詳細は、受講された認定プログラム事業者に直接お尋ねくださいと書かれています。制度の変わり目にいる人は、まず受けた講座の提供元に確認するのが公式の案内です。

合格者数は、実数で公表されている

資格選びで知りたいのに、意外と見つからないのが合格の実績です。ところが日本ディープラーニング協会は、新着情報として受験者数と合格者数を実数で出していました。割合は自分で計算できるので、孫引きに頼る必要がありません。

G検定の直近の結果

公式サイトの新着情報(2026年9月24日)には、こう書かれています。「2026年 第5回 G検定(ジェネラリスト検定)」オンライン試験/会場試験の開催結果を発表(14,908名が受験し、11,475名が合格)。受験者と合格者の実数が出ているので、割合は計算できます。1万4千人規模が受けて、1万1千人以上が合格している。母数が大きく、合格した人も多い試験だと読み取れます。ここで大事なのは、公表されているのが実数であることです。どこかのまとめ記事に載っている数字ではなく、実施団体が発表した数をそのまま使えます。

E資格の直近の結果

E資格についても同じ形で公表されています。新着情報(2026年3月13日)には、「2026年 第1回 E資格(エンジニア資格)」結果発表(1,317名が受験し、911名が合格)とあります。受験者の規模がG検定と1桁違います。これは前の節で見た受験資格の条件を考えれば納得できます。認定プログラムを修了した人だけが受けるので、そもそも母集団が絞られている。合格した人の数が少ないということは、持っている人が少ないということでもあります。希少性を求めるならこちら、という判断もできます。

数字をどう使うか

ここから先は読み方の話です。合格者が多いから簡単、とは限りません。受験資格に制限がない試験は、しっかり準備した人が多く受けている可能性もあります。逆に、事前の修了が必要な試験は、そこを通った時点である程度ふるいにかかっています。割合だけを比べても、母集団の性質が違うので意味を持ちにくい。実務的には、自分が同じ準備をできるかで考えるほうが役に立ちます。公表された数字は、試験の規模感を知るために使うのがちょうどよい距離感です。

国家試験という選択肢

AI専門の資格ばかり見ていると見落としますが、国家試験の対象者像にもAIは入っています。基礎から固めたい人や、社内での説明しやすさを重視する人には、こちらのほうが合う場合があります。実施の方式も柔軟でした。

ITパスポートの対象者像にAIが入っている

IPAの公式ページによると、ITパスポート試験はあなたのIT力を証明する国家試験とされています。対象者像は職業人及びこれから職業人となる者が備えておくべき、ITに関する共通的な基礎知識をもち、ITに携わる業務に就くか、担当業務に対してITを活用していこうとする者。そして業務と役割の欄に、担当業務において、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の活用を推進すると明記されています。期待する技術水準にも、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をもつとあります。

随時受けられるのが強い

実施の形式も確認しておきます。公式にはCBT方式により随時実施と書かれています。年に数回の実施日に合わせる必要がないということです。準備ができた時点で受けられるのは、働きながら受験する人にとって大きな利点になります。試験の条件は、試験時間120分・出題形式は多肢選択式(四肢択一)・出題数100問(小問形式)です。前の節で見たG検定の145問程度と比べると、問題数は少なめで時間は同じという関係になります。1問あたりに使える時間は長くなります。

AI専門の資格との住み分け

並べてみると、役割の違いが見えてきます。ITパスポートはIT全般の共通的な基礎知識が対象で、AIはその中の一項目という位置づけです。一方、G検定や生成AIパスポートはAIに特化しています。どちらが上ということではなく、証明したい範囲が違います。社内でITの基礎から共有したいなら国家試験、生成AIの扱い方を揃えたいなら専門の検定、という分け方が素直です。受けるものを1つに絞る必要はありません。順番を決めて、範囲の広いほうから固めていく進め方もあります。

ベンダー資格は、名前も条件も動く

クラウドの提供元が出している資格も選択肢に入ります。ただし、ここは更新がとても早い領域です。数年前の情報を見て申し込むと、試験そのものが変わっていることがあります。実際、今回調べた範囲でも変わっていました。

試験の番号が変わっている

Microsoft Learnの公式ページを開くと、Microsoft認定: Azure AI の基礎という認定について、必須の試験としてAI-901: Microsoft Azure AI の基礎が挙げられています。同じページには、この認定の英語版は、2026年4月15日に更新されました。最近の変更の詳細については、試験AI-901ページにリンクされている学習ガイドを確認してくださいと書かれています。以前の番号で検索して出てくる解説記事は、更新前の内容である可能性があります。ベンダー資格を調べるときは、必ず公式の認定ページから試験番号を確認してください。

「基礎」でもPythonが前提に入る

もうひとつ、名前から受ける印象と実際の条件が違う点があります。公式ページには、この試験についてAzureのAIソリューションに関する概念的な知識と、それらを操作するための基本的な技術的スキルが必要ですとあり、続けてまた、Pythonのコーディング構文とプログラミング手法に関する知識も必要であり、Azureリソースに精通している必要がありますと書かれています。基礎という名前ですが、コードとクラウドの前提知識を求めています。さらにREST API、SDK、およびCLIについて理解している必要がありますとも。非エンジニアが最初に受ける資格としては、条件が重めです。

登録するアカウントで、記録が消えることがある

ここが実務的にいちばん大きい注意点です。公式ページに、こう書かれています。個人のMSAアカウントを使用して試験に登録することを強くお勧めします。組織(職場/学校)AADアカウントで登録した場合は、組織を離れると試験記録が失われ、復旧することができません。会社のアカウントで申し込むと、転職や異動でそのアカウントが失われたときに、合格の記録ごと消えるということになります。しかも復旧できないと明記されています。会社が費用を出す場合でも、登録するアカウントは個人のものを使う。申し込みの画面に入る前に決めておいてください。

申し込む前に決める3つ

ここまでの内容を、実際の手順に落とします。調べる順番と、申し込みの前に決めておく項目を分けておくと、迷う時間がかなり減ります。どれも公式ページを開けば、その場で確認できることばかりです。特別な調査は要りません。

1つ目、受ける形式を先に決める

G検定で見たとおり、お申込み後のオンライン試験⇔会場試験の変更・振替はできません。しかも別のシステムで実施されるため、各試験でアカウント登録が必要です。つまり、申し込みの時点で形式が確定します。自宅で受けるなら、回線と静かな環境が確保できるか。会場で受けるなら、その日に移動できるか。先に生活側の条件を確かめてから、申し込み画面を開く。これだけで、あとから困ることがなくなります。生成AIパスポートのように受験期間中の希望時間で受験できる形式なら、この悩みは小さくなります。

2つ目、総額を出す

受験料だけでなく、前段にかかる費用を含めて出します。受験資格に制限がない試験なら、公表されている受験料がそのまま総額に近くなります。一方、認定プログラムの修了が条件になっている試験は、その課程の費用が別に必要です。講座の費用は提供事業者によって違うので、公式の事業者一覧から複数を見て比べることになります。受験料33,000円という数字だけで判断しない。ここを踏まえたうえで、学生割引や会員割引が使えるかも確認します。G検定のオンラインには各種割引制度あり、会場には割引制度なしと書き分けられています。

3つ目、アカウントを決める

最後に、登録に使うアカウントです。Microsoftの認定で見たとおり、組織のアカウントで登録すると、組織を離れたときに試験記録が失われ、復旧できません。これは他のサービスでも起こりうる構造です。資格は個人に残るものなので、登録も個人のアカウントで行うのが筋になります。あわせて、G検定のようにオンラインと会場で別のアカウント登録が必要な試験もあります。どのメールアドレスで、どの試験に登録したかを1枚にメモしておくと、次に受けるときに困りません。地味ですが、数年後に効いてきます。

まとめ

AI関連の資格を比べるとき、最初に見る軸は受験資格でした。日本ディープラーニング協会のG検定は受験資格=制限なしで、費用は一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)。オンラインは試験時間100分・出題数145問程度、会場は120分・145問程度です。生成AI活用普及協会の生成AIパスポートも受験資格=制限なしで、60分間・60問・四肢択一式、11,000円(税込)、学生5,500円(税込)。オンラインのIBT方式で、年間全5回です。

これに対してE資格は、JDLA認定プログラムを、試験日の過去2年以内に修了していることが受験資格です。受験料は一般33,000円(税込)ですが、前段の課程の費用が別にかかります。実績は実数で公表されていて、G検定は14,908名が受験し、11,475名が合格、E資格は1,317名が受験し、911名が合格です。規模が1桁違うのは、受験資格の条件から説明がつきます。

国家試験も選択肢です。ITパスポートはCBT方式により随時実施され、120分・100問・四肢択一。対象者像に新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)の活用を推進すると明記されています。ベンダー資格は更新が早く、Microsoft認定: Azure AI の基礎の必須の試験はAI-901で、Pythonのコーディング構文とプログラミング手法に関する知識も必要とされています。そして組織のアカウントで登録すると、組織を離れると試験記録が失われ、復旧することができません。形式、総額、アカウント。この3つを決めてから申し込んでください。

よくある質問(FAQ)

どの資格が転職や社内評価で有利ですか

本記事では扱っていません。各団体の公式ページに公表されているのは、受験資格、試験の形式、費用、受験者数と合格者数といった事実で、評価への影響を示す情報は含まれていないためです。所属する組織の基準については、社内の人事部門にご確認ください。

E資格は、申し込めばすぐ受けられますか

いいえ。公式ページには、受験資格としてJDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること、と書かれています。認定プログラムは高等教育機関や民間事業者が提供する教育プログラムで、協会が別途定める基準およびシラバスを満たすものとされています。

G検定のオンラインと会場は、あとから変更できますか

公式ページには、お申込み後のオンライン試験と会場試験の変更・振替はできません、と明記されています。また、両者は別のシステムで実施されるため、各試験でアカウント登録が必要、とも書かれています。

生成AIパスポートはスマートフォンでも受けられますか

公式ページには、開催形式はオンラインでの実施(IBT方式)であり、IBT方式はインターネットを経由して実施する試験の総称で、パソコンやスマートフォン、タブレット等から受験することができる、と記載されています。

会社のアカウントで資格試験に申し込んでもよいですか

Microsoftの公式ページには、個人のMSAアカウントを使用して試験に登録することを強くお勧めします、組織(職場/学校)AADアカウントで登録した場合は、組織を離れると試験記録が失われ、復旧することができません、と書かれています。

古い情報で申し込んでも大丈夫ですか

試験の番号や範囲は更新されます。たとえばMicrosoft認定: Azure AI の基礎の必須の試験はAI-901で、認定の英語版は2026年4月15日に更新されたと公式ページに記載されています。生成AIパスポートも、2026年2月試験以降の出題範囲と2025年10月試験までの旧シラバスが分けて公開されています。

原典で条件を確認する
費用・日程・出題範囲は改定されます。申し込む前に、G検定とは(一般社団法人日本ディープラーニング協会)など各団体の公式ページで最新の記載をご確認ください。

上部へスクロール