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ChatGPTで面接対策|20代の転職を助ける使い方とプロンプト集

スーツ姿の手元でノートパソコンを操作しているイメージ

模擬面接の相手がいない。
想定質問を一人で考えるのがしんどい。
そんなときにChatGPTを使うと、無料の範囲でも想定質問づくりから回答のフィードバック、音声での模擬面接まで一通り試せます。
ただ「AIの回答をそのまま丸暗記してしまう」「個人情報を入れすぎる」といった失敗もよくあるので、使い方にはちょっとしたコツが必要です。
この記事では、ChatGPTでの面接対策の進め方、実際にコピペで使えるプロンプト、他のAIとの比較、注意点までをまとめました。

手元でノートに書き込みをしているイメージ

なぜ20代の転職活動でAIを使う人が増えているのか

「模擬面接の相手がいない」というのは、転職活動あるあるの悩みです。
友人や家族に頼むのは気が引けますし、転職エージェントの模擬面接は予約が必要で回数も限られます。
そんな中、ChatGPTのようなAIチャットは「いつでも、何度でも、ほぼタダで」練習相手になってくれる存在として使われるようになりました。

特に20代は社会人経験がまだ浅いものです。
「面接で何を聞かれるか分からない」「自己PRの組み立て方が分からない」という不安を抱えている人も多いでしょう。
ChatGPTに想定質問を出してもらって、回答をその場でブラッシュアップしてもらう。
こうした使い方は、そうした不安への現実的な対処法として広まっています。

20代の転職者、半数以上が生成AIを活用
マイナビ転職「転職者の生成AI活用に関する実態調査」(2026年4月実施、正社員転職者700名対象)によると、20代の転職者のうち53.7%が転職活動で生成AIを活用したと回答しています。全世代平均は46.7%なので、20代の方が積極的に使っているということになります。もはや珍しい使い方ではありません。

もう一つの理由が、音声でのやり取りが実用レベルになったことです。
テキストだけだと、面接本番の「その場で言葉に詰まる」感覚はなかなか再現できません。
でも音声で会話形式のやり取りができると、かなり実践に近い練習になります。
相槌や質問の割り込みも自然にこなせるので、面接のテンポ感をつかむ練習として重宝されています(どのサービスが音声対応しているかは、後述の比較表をご覧ください)。

ワイヤレスイヤホンを手に取っているイメージ

ChatGPTを面接対策に使う基本の4ステップ

ChatGPTでの面接対策は、大きく4つのステップに分けられます。
ポイントは、1回で終わらせず何度か繰り返すこと。

1 自己分析の壁打ち 強み・弱みを言語化してもらう 2 想定質問の作成 業界・職種別に質問リストを出す 3 模擬面接 音声モードで一問一答 4 回答のブラッシュアップ STAR法などでフィードバックをもらう

ステップ1:自己分析の壁打ち相手にする

まず、これまでの職務経歴や実績をChatGPTに伝えて、「強み」「弱み」「実績を数字にするとどうなるか」を一緒に整理してもらいます。
自分では当たり前だと思っている経験でも、「それは強みとしてアピールできますよ」と第三者視点で言語化してもらえることも少なくありません。
正解を求めるというより、自分の経験を棚卸しする作業だと思って進めるとうまくいきやすいでしょう。

ステップ2:想定質問を出してもらう

応募先の業界・職種・企業の特徴(求人票や企業サイトに書いてある情報)を伝えたうえで、その企業の面接でよく聞かれそうな質問をリストアップしてもらいます。
「志望動機」「転職理由」「今後のキャリアプラン」といった定番の質問に加えて、職種特有の質問(営業職なら「これまでの成約率」、エンジニア職なら「技術選定の考え方」など)も出してもらえるでしょう。
求人票の文章をそのまま貼り付けて「この求人に応募するとしたら、聞かれそうな質問を10個挙げて」と頼むだけでも、それなりに具体的なリストが返ってきます。

ステップ3:模擬面接をしてもらう

ChatGPTに「面接官役」を演じてもらって、実際に一問一答形式でやり取りします。
テキストでもできますが、音声モードを使うと本番に近い緊張感の中で練習できるでしょう。
声に出して答えてみると、頭の中では整理できていたはずのことが、実際に話すとうまく言葉にならない。
そんな発見がよくあります。

ステップ4:回答をブラッシュアップする

自分の回答に対して「もっと具体的にするには」「結論から話すには」といった観点でフィードバックをもらい、回答を練り直します。
この往復を繰り返すことで、回答の質は段階的に上がっていくはずです。
1回で完成させようとせず、日をあけて何度か練習し直すと、回答が自然と体になじんでいきます。

このとき、闇雲に「具体的にして」と頼むより、STAR法という型を使うと精度が上がりやすくなります。
STAR法は、人事担当者や採用コンサルタントが候補者を評価するときにも使う、行動面接の定番フレームワークです。

  • S(Situation):どんな状況だったか
  • T(Task):何を課題・目標としていたか
  • A(Action):自分が具体的に何をしたか
  • R(Result):結果どうなったか(できれば数字で)

たとえば「チームで成果を出した経験は?」という質問に対して、「頑張ってメンバーをまとめました」だけの回答は、S・T・Rが抜けています。
これをChatGPTに直させるなら、次のようなプロンプトが有効です。

以下の回答を、STAR法(状況・課題・行動・結果)の4要素が
すべて含まれる形に書き直してください。結果は可能な範囲で数字を使ってください。
[自分の回答を貼り付け]

実際に「大学のサークルでイベント運営を頑張って、メンバーをまとめて成功させました」という回答でChatGPTに試してみたところ、次のような回答が返ってきました。

ChatGPTの回答例(実際の出力)
「大学のサークルでイベント運営を担当した際、メンバー間で役割分担が十分にできておらず、準備が思うように進まない状況でした。そこで、メンバーそれぞれの得意分野に応じて担当を明確にし、週1回の進捗確認を行うことで、全員が主体的に動ける体制を整えました。その結果、イベントを予定どおり開催し、約100名の参加者を集めることができました。また、メンバーからも『役割が明確で動きやすかった』という声を得ることができ、チームをまとめながら成果を出すことができました。」

状況(役割分担ができていなかった)・課題(準備を進める)・行動(担当の明確化と週1回の進捗確認)・結果(100名集客という数字)の4要素が、自然に盛り込まれていることが分かります。
このように、面接官に伝わりやすい形へ具体化しやすくなるはずです。

コピペで使えるプロンプト例

実際にコピペして使えるプロンプト例を5つ紹介します。
[ ]の部分は、自分の状況に合わせて書き換えてください。

想定質問を出してもらうプロンプト

あなたは大手人材紹介会社で15年のキャリアを持つ、経験豊富な面接官です。
これから[応募先の業界・職種]の中途採用面接を想定した練習をしたいです。
まず、この職種の面接でよく聞かれる質問を10個、優先度が高い順にリストアップしてください。

模擬面接をしてもらうプロンプト(直前の「想定質問プロンプト」と同じチャットで、続けて入力してください)

先ほどリストアップした質問を使って、実際に面接官として一問ずつ質問してください。
私が回答したら、次の質問に進む前に、良かった点と改善点を簡潔にフィードバックしてください。
テンポは実際の面接に近い形でお願いします。

企業研究をしてもらうプロンプト

以下は応募先企業の求人情報・企業サイトの文章です。
[求人票や企業サイトのテキストを貼り付け]
この内容から、①企業が求めていそうな人物像 ②面接で深掘りされそうなポイント ③志望動機に盛り込めそうな要素、
の3つに整理してください。なお、ここに書かれていない情報(具体的な数値等)については、
推測で補わずに「記載なし」としてください。

企業研究にAIを使うときは、回答をそのまま信じ込まないようにしましょう。
必ず企業の公式サイトで裏を取ってください。
詳しくは後の「AIに頼りすぎるとNGな理由・注意点」で説明します。

自己PRのたたき台を作るプロンプト

以下は私のこれまでの職務経歴です。
[職務経歴を箇条書きで貼り付け]
これをもとに、[応募先の職種]向けの自己PRを300字程度で作成してください。
数字や具体的な実績があれば積極的に盛り込んでください。

回答へのフィードバックをもらうプロンプト

以下は「[質問内容]」に対する私の回答です。
[自分の回答を貼り付け]
この回答について、①結論から話せているか ②具体性があるか ③長すぎたり短すぎたりしないか、
の3つの観点で評価し、改善案を提示してください。

これらのプロンプトは、「あなたは経験豊富な面接官です」という役割設定をチャットの最初やカスタム指示として保存しておくと、毎回打ち込み直す手間が省けます。

ChatGPT以外の選択肢(比較表)

面接対策に使えるAIチャットは、ChatGPT以外にもいろいろあります。
それぞれの料金・特徴を、公式サイトの情報をもとにまとめました。
料金はよく変わるので、契約前に必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

サービス 無料プラン 主な有料プラン(月額目安) 音声でのやり取り 面接対策における特徴
ChatGPT あり(Free、¥0) Go:¥1,400/Plus:¥3,000/Pro:¥16,800〜 対応(音声モード) 有料プランほど利用量・機能の上限が広がる
Google Gemini あり Google AI Pro:¥2,900 無料プランでも対応(Gemini Live) 無料のままリアルタイム音声対話ができる。Gmail・カレンダー等との連携も強み
Microsoft Copilot あり(Windows 11利用者は幅広く無料で利用可) Microsoft 365 Premium:¥2,740(月払い)/¥32,000(年払い、月換算¥2,667) 対応 Windowsに標準搭載されており使い始めやすい。現在はMicrosoft 365 Premiumというプラン名に統合されている
Claude あり(Free、$0) Pro:$22(月払い)/$18(年払い時の月換算) 非対応(2026年8月時点) 文章の作成・推敲に強く、自己PRや職務経歴書の文章化に向く

※Claudeのみ日本円建てのプランがなく、ドル建てのため為替により実際の請求額が変動します。

追加料金なしで声に出しての模擬面接を試したいなら、Google GeminiのGemini Liveが狙い目です。
ChatGPTの音声モードも十分使えますが、無料プランだと利用回数や応答品質に制限がかかることがあります。
自己PRや職務経歴書の文章をじっくり練り上げたいならClaude、Windowsでの作業と一体化させたいならCopilotがよいでしょう。
目的に応じて使い分けるのも一案でしょう。
まずは複数のサービスを無料の範囲で試してみて、自分に合うものを選ぶのが手っ取り早いです。
転職活動中は何かと物入りになりがちですが、副業の始め方がわからない20代へ|安全な選び方から会社バレ対策・確定申告まで一人暮らしの家電、安い方が得とは限らない|電気代まで含めた「本当のコスパ」の見極め方も、あわせて参考にしてみてください。

AIに頼りすぎるとNGな理由・注意点

AIを使った面接対策には、いくつか気をつけたいポイントがあります。

回答を丸暗記しない

ChatGPTが作った模範解答をそのまま覚えて話すと、面接官からの深掘り質問に答えられなくなったり、話し方が不自然になったりします。
AIの回答は「たたき台」として使い、最終的には自分の言葉・自分の経験に基づいた内容に置き換えることが大切です。

個人情報の入力に注意する
応募先企業の非公開情報や、自分の詳細な個人情報(住所・電話番号・マイナンバーなど)をそのまま入力するのは避けましょう。企業名や職種など、面接対策に必要な最小限の情報にとどめるのが安全です。

AIの回答が常に正しいとは限らない

ChatGPTを含むAIチャットは、事実と違う内容(いわゆるハルシネーション)を生成することがあります。
企業研究に関する情報は、AIの回答を鵜呑みにせず、企業の公式サイトや採用ページで必ず確認してください。
特に「この企業の平均年収は〜」「企業理念は〜」といった具体的な事実については、AIの回答を出発点にしつつ、一次情報で裏を取ることをおすすめします。

AI活用と合わせて使いたい転職エージェント・情報源

書類を指差しながら相談しているイメージ

AIでの自己分析・模擬面接は有効な手段です。
ただし、それだけで転職活動を完結させるのはおすすめしません。
求人情報の探索や、実際の企業の内情・面接の傾向については、転職エージェントや公的な相談窓口も併用しましょう。

厚生労働省が運営するハローワークインターネットサービスでは、求人検索に加えて職業相談も利用できます。
AIでの自己分析と、人による相談を組み合わせることで、AIだけでは得られない客観的な視点や、実際の採用現場の情報が得やすくなるでしょう。
転職エージェントに相談するときも、AIで整理した自己PRのたたき台を持っていくと話がスムーズです。

よくある失敗例

デスクで頭を抱えているイメージ
  • 想定質問を出してもらっただけで満足してしまう:リストを眺めるだけでは、本番で言葉に詰まりやすくなります。実際に声に出して答える練習まで、やっておくべきです
  • プロンプトに具体性がなく、回答も一般論になる:「面接対策をしてください」とだけ伝えても、当たり障りのない回答しか返ってきません。応募先の業界・職種・自分の経歴を具体的に伝えることで、使える回答になります
  • 1回のセッションで終わらせてしまう:模擬面接は複数回、できれば日をあけて繰り返すことで、回答の精度が上がっていきます。1回で完璧を目指さないのがコツです
  • AIの回答を裏取りせずに企業研究を済ませる:AIが出した企業情報をそのまま信じてしまうと、面接で事実と違うことを話してしまうリスクがあります。企業の公式サイトでの確認は省略しないようにしましょう

まとめ:AIは「壁打ち相手」として使うのが20代にちょうどいい

ChatGPTをはじめとするAIチャットは、面接対策の「いつでも練習できる相手」としてうまく使えば大きな助けになります。
ただしAIの回答をそのまま暗記するのではなく自分の言葉に落とし込むこと。
企業研究などの事実確認をAI任せにしないこと。
この2つが、失敗しないためのポイントです。
転職エージェントや公的な相談窓口とも組み合わせながら、AIを「壁打ち相手」として使ってみてください。

もっと20代のリアルな転職・キャリアの話を知りたい方へ

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更新のたびにチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料版で十分ですか?

テキストでの想定質問作成やフィードバックなら、無料版でも十分実用的です。ただ、より高度な音声対話や利用回数を重視するなら、有料プランのほうが快適でしょう。

Q2. 入力した個人情報は安全ですか?

サービスの利用規約やプライバシーポリシーによって扱いが変わります。企業の非公開情報や詳細な個人情報の入力は避けて、面接対策に必要な範囲にとどめるのが安全です。

Q3. AIが作った回答をそのまま話してもいいですか?

おすすめしません。AIの回答はたたき台として、自分の経験や言葉に置き換えてから使うほうが、深掘り質問にも対応しやすくなります。

Q4. ChatGPT以外にどのAIがおすすめですか?

無料で声に出しての模擬面接をしたいならGoogle GeminiのGemini Live、文章の推敲ならClaude、Windowsでの作業と一体化させたいならCopilotがおすすめです。目的に応じて使い分けてみてください。

Q5. 音声機能で模擬面接はできますか?

できます。ChatGPT・Gemini・Copilotはいずれも音声でのやり取りに対応しています(2026年8月時点、Claudeは非対応)。特にGoogle GeminiのGemini Liveは無料プランのままリアルタイムの音声対話ができるので、追加料金なしで声に出す練習をしたい人に向いています。

Q6. 転職エージェントとAI、どちらを先に使うべきですか?

どちらか一方ではなく、並行して使うのがおすすめです。AIで自己分析・模擬面接の回数をこなしつつ、エージェントには求人情報や企業の内情について相談する。そんな役割分担が現実的でしょう。

Q7. AIで作った自己PRだと面接官にバレますか?

AIが作った文章をそのまま暗記して話すと、不自然さや深掘り質問への対応力の弱さから違和感を持たれることがあります。AIの提案を土台に、自分の経験・言葉で語れる内容に仕上げることが大事です。

Q8. スマホだけで完結できますか?

できます。ChatGPTをはじめ主要なAIチャットはスマホアプリを提供しているので、外出先でもスマホだけで想定質問の作成から模擬面接まで完結できます。


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