
MastodonをBufferにつなごうとして、最初の画面で止まる。原因は、まだサーバーに参加していないからです。
Mastodonは分散型のSNSで、運営元がひとつではありません。誰かが立てたサーバー(インスタンス)に参加して、そこにアカウントを作る仕組みです。Bufferにつなぐのは、その次の話になります。
そしてこの構造は、投稿のルールにも影響します。文字数の上限は、参加したサーバーごとに違います。Bufferは接続先のサーバーから上限を読み取って、投稿画面に反映します。
この記事では、Buffer公式ヘルプセンターの記載をもとに、Mastodonの接続と投稿でつまずく箇所を順に整理します。
※ 本記事の内容は2026年9月時点でBuffer公式ヘルプセンターに記載されている内容を確認して書いています。
結論:先にサーバーへ参加しないと、接続すらできない
公式は、接続の説明に入る前に警告を出しています。
「Mastodonの接続は、他のチャンネルとは少し違う動きをします。Mastodonは分散型であるため、MastodonをBufferに接続する前に、サーバーに参加する必要があります」
Mastodonは、つなぐ前にやることがある
どのサーバーに入ったかで、文字数の上限まで変わる
サーバーの探し方
公式の手順です。
- Mastodonのソフトウェアを動かしているサーバー(インスタンスと呼ばれます)のうち、新規登録を受け付けているもののアドレスを見つけます
- フォームに記入してIDを選びます
- Sign Up をクリックし、確認メールを待ちます
- 確認が取れたら、BufferでMastodonチャンネルの接続に進みます
公式は自分たちの選択も明かしています。「Bufferでは Mastodon World サーバーを選びました。私たちと一緒に参加していただいてもかまいませんし、参加先の候補としてMastodonのサーバー一覧を見ることもできます」
注意したいのは、新規登録を受け付けていないサーバーがある点です。人気のあるサーバーほど、負荷を避けるために登録を閉じていることがあります。
Bufferでの接続手順
サーバーに入ったら、接続は3ステップです。
- Channels を開きます
- Mastodon を選びます
- 登録したサーバーを選択します。アカウントへのサインインを求められるので、そこで接続を完了します
複数アカウントをつなぐ場合の注意もあります。公式は「複数のMastodonアカウントをBufferに接続したい場合は、下記の手順を行う前に新しいタブを開き、接続したいアカウントでMastodonサーバーにログインしていることを確認してください」としています。
ブラウザのログイン状態が結果を決める点は、他のSNSと同じです。BufferでSNSと連携できない原因でも整理しています。
Legacyプランでは使えない
公式の警告です。「Mastodonへの予約と公開は、新しいプランでのみ利用できます。Legacyプランをお使いですか。hello@buffer.com までご連絡いただき、選択肢についてご相談ください」
TikTok・YouTube Shorts・Blueskyと同じ扱いです。新しいSNSほど、旧プランの対象外になります。現行プランの内容はBufferの料金プラン徹底解説で整理しています。
Legacyプランのまま使っている場合、接続の手順を何度なぞってもMastodonは選べません。操作の問題ではなく、契約の問題です。公式が問い合わせ先を書いているのは、画面からプランを切り替える形になっていないためで、使うと決めたならメールを出すところから始まります。
文字数は、接続したサーバーが決める
分散型であることが、投稿のルールに直接効いてきます。公式の記載です。
「サーバーによって異なります。Mastodonは分散型で、各サーバーが独自の上限を設定します。Bufferは現在、接続されたサーバーから上限を読み取り、投稿画面と投稿の保存時にそれを適用します。既定は500文字ですが、一部のサーバーはそれより多く(または少なく)許可しています」
他のSNSの感覚が通用しない
XもThreadsも、上限は全ユーザー共通です。Mastodonだけ、同じSNSなのに人によって上限が違います。
500文字が既定ですが、サーバーによっては1,000文字や5,000文字を許可しているところもあります。逆に、500文字より少ないサーバーもあり得ます。
つまり、「Mastodonは500文字まで」という覚え方は正確ではありません。自分が参加したサーバーの上限が、自分の上限です。
理由は、Mastodonが1つのサービスではなく、同じ仕組みで動く多数のサーバーの集まりだからです。上限を決めているのは各サーバーの管理者で、Mastodon全体の運営者ではありません。だから「Mastodonの上限」を調べても答えは出ず、自分のサーバーの設定を見るしかありません。
Bufferが自動で読み取る
ありがたいことに、これを自分で調べる必要はありません。Bufferが接続先のサーバーから上限を読み取って、投稿画面に反映します。
公式は、読み取れなかった場合の挙動まで書いています。「何らかの理由でBufferがサーバーから上限を読み取れない場合、安全のため500文字にフォールバックします」
読めないときに上限なしで通そうとせず、いちばん狭い側に倒す設計です。これなら、公開時に弾かれる事故は起きません。
運用への影響
複数SNSに同時投稿する場合、Mastodonの上限は他のSNSと揃いません。しかも、サーバーを移ると上限も変わります。
本文を使い回す運用なら、いちばん狭い上限に合わせて書くのが安全です。Blueskyの画像1MBと同じ考え方で、制約のきつい相手に合わせておけば、どこでも通ります。
同じ内容を他のSNSと共通にしていると、Mastodonだけ条件が合わないということが起きます。
判断としては、Mastodonだけ文面を分けるか、全体をいちばん狭い上限に合わせるかの二択になります。投稿数が多いなら後者のほうが手間が少なく、Mastodonを主戦場にしているなら前者です。サーバーを移る可能性があるなら、上限に寄せて書かないほうが安全です。
リンクは長さに関係なく23文字。短縮URLは非推奨
文字数の数え方にも、Mastodon特有のルールがあります。公式の記載を引用します。
「投稿にリンクを含める場合、http:// または https:// で始まる必要があります。そうでない場合、プレーンテキストとして表示されます。すべてのリンクは、実際の長さに関係なく23文字としてカウントされるため、文字数を節約するために短縮URLを使う必要はありません。実際のところ、短縮URLの使用は積極的に推奨されません」
長いURLでも文字数は変わらない
ここが重要です。200文字のURLを貼っても、消費するのは23文字です。
つまり、パラメータの付いた長いURLをそのまま貼っても、本文の文字数を圧迫しません。UTMパラメータで流入元を計測している運用でも、文字数を気にせず使えます。
そして公式は、短縮URLを「積極的に推奨されません(actively discouraged)」という強い言い方で否定しています。
URLは長さにかかわらず23文字として換算されます。つまり短縮する意味がありません。文字数を稼ぐために短縮サービスを挟む、という他のSNSで身についた手順は、ここでは得るものが無いまま手間だけが増えます。
なぜ短縮URLが嫌われるのか
公式はこの記事では理由を書いていません。ただ、Mastodonのコミュニティでは、短縮URLがリンク先を隠すことが嫌われる傾向があります。
どこへ飛ぶか分からないリンクは、クリックする側に判断材料がありません。文字数の節約という利点が無い以上、あえて隠す形にする理由もない、という整理です。
いずれにせよ、Bufferで短縮URLを使う必要はありません。そのまま貼ってください。
背景には、リンク先が分からないまま踏ませることへの抵抗があります。短縮URLは見た目からドメインが読み取れないため、受け取る側に判断材料が残りません。文字数の節約という見返りが無い以上、隠す形にする理由もない、という整理になります。
スキームを忘れるとリンクにならない
もうひとつ、地味に痛い仕様があります。http:// または https:// で始まっていないと、リンクにならずただの文字として表示されます。
「example.com/page」と書くと、クリックできません。読者がURLを手で入力することになり、実質的に導線が切れます。
Blueskyにも似た仕様がありました。あちらは投稿自体が失敗しますが、Mastodonは投稿は成功してリンクだけ効かない形になります。エラーが出ないぶん、こちらのほうが気づきにくいと言えます。
Blueskyの挙動はBufferでBlueskyを使う方法で整理しています。
メンションはフルアドレス。自動補完はない
メンションの書き方も、分散型ならではです。公式の記載です。
「ユーザーをメンションするには、フルアドレスを打ち込みます。例:@bufferapp@mastodon.social」
他のSNSと書き方が違います。ここを知らないと、メンションが機能しません。
@が2つ要る
他のSNSでは「@ユーザー名」で済みます。しかしMastodonは、どのサーバーの誰かを指定する必要があります。
そのため「@ユーザー名@サーバー名」という形になります。同じユーザー名でも、サーバーが違えば別人です。
サーバー名を省いた「@bufferapp」では、相手に届きません。
実務では、相手のプロフィール画面に表示されているアドレスをそのままコピーするのが確実です。「@ユーザー名@サーバー名」という並びで、メールアドレスに近い形をしています。他のSNSから文面を使い回すと、ここだけ形式が合わずに通知が飛びません。
入力ミスを止める仕組みがない
ここが実務で効きます。公式の注記です。「現時点で、ユーザー名の自動補完や検証はできません」
つまり、存在しないアドレスを打っても、その場ではエラーになりません。公開されてから「届いていない」と気づくことになります。
しかも、フルアドレスは長くて打ち間違えやすい形です。サーバー名の綴りを1文字間違えれば、メンションは成立しません。
対策は単純で、Mastodon側からコピーして貼り付けることです。手で打たない、とルールにしてしまうのが確実です。
ハッシュタグには文字種の制限がある
ハッシュタグにも条件があります。公式の記載です。「#ハッシュタグを使うと、そのハッシュタグを検索している人が投稿を見つけられるようになります。ハッシュタグには英数字とアンダースコアを含められますが、数字だけにすることはできません」
つまり、「#2026」のような数字だけのタグは機能しません。年号や数値をタグにしたい場合は、「#2026年まとめ」のように文字を混ぜる必要があります。
使えるのは英数字とアンダースコアだけです。日本語のタグを使っているサーバーもありますが、公式が明記しているのはこの範囲なので、確実に拾われるタグを付けたいなら英数字にしておくほうが無難です。ハイフンやピリオドを含めたタグは、そこで切れると考えてください。
コンテンツ警告を付けられる
Mastodon特有の機能に、Bufferが対応しています。公式の記載です。
「投稿と一緒にコンテンツ警告を付けたい場合は、投稿を作成するときに Content Warning 欄を使えます」
他のSNSにはあまりない機能です。使いどころを知っておくと役立ちます。
コンテンツ警告とは何か
コンテンツ警告(CW)は、投稿の中身を最初は隠して、見出しだけを表示する機能です。読者がクリックすると本文が開きます。
Mastodonでは、ネタバレ、重い話題、長文などに付ける文化があります。相手に「読むかどうか」を選ばせる、という考え方です。
他のSNSには、この仕組みがありません。同じ内容を配るときに、Mastodonだけこの欄を使えるかどうかで受け取られ方が変わります。
他のSNSには同じ仕組みがないため、同じ文面を横展開すると、Mastodonでだけ扱いが変わります。ネタバレを含む告知や、重い話題を扱う投稿では、警告を付けずに流すこと自体が作法から外れていると受け取られることがあります。使うかどうかは、内容ごとに決める話になります。
使いどころ
業務のアカウントであれば、使う場面は限られます。ただし、次のようなケースでは有効です。
長文のスレッドを投げるとき。タイムラインを占有しないよう、CWで畳んでおく。
プロモーション色の強い投稿を出すとき。CWに「宣伝です」と書いておけば、読みたくない人は開かずに済みます。
Mastodonは広告もアルゴリズムも無いプラットフォームです。公式も「広告なし、アルゴリズムなし、分散型という独特なプラットフォーム」と説明しています。その文化のなかで宣伝を出すなら、CWは相手への配慮として機能します。
絵文字は制限がある
もうひとつ、表現に関わる制約があります。「Mastodonはカスタム絵文字に対応していますが、現時点で私たちは、私たちの絵文字ピッカーの絵文字のみをサポートしています」
サーバーごとに独自の絵文字が用意されていることがありますが、Bufferからは使えません。使いたい場合はMastodon側で直接投稿することになります。
標準の絵文字はBufferの絵文字ピッカーから問題なく入ります。使えないのは、サーバーごとに用意されているカスタム絵文字のほうです。そのサーバーらしさが出る部分がBufferからは使えないということなので、コミュニティに寄せた表現をしたい投稿だけ、Mastodon側から直接出すという分け方になります。
画像は1.6メガピクセルに縮小される
画像の扱いに、他のSNSにない記載があります。公式の仕様表です。
「最大8MB。画像は1.6メガピクセル(1280×1280の画像に相当する大きさ)にダウンスケールされます」
アップロードした画像は、そのまま公開されるわけではありません。8MBという容量の上限とは別に、縦横の画素数を掛けた総量にも上限があるという形です。高解像度で書き出した画像は、容量に収まっていても縮小されます。細い文字を載せた図版を使うときは、この縮小を前提に大きめの文字で作っておいてください。
高解像度で上げても意味がない
容量の上限は8MBですが、それとは別に解像度が落とされます。4000×3000の写真を上げても、1280×1280相当まで縮小されて公開されます。
つまり、高解像度のまま見せることはできません。細かい文字を入れた図解を出すなら、縮小後のサイズで読めるかどうかを基準に作る必要があります。
この点は、実際に縮小後の見え方を確認してから運用を決めたほうが確実です。
縮小されるので、書き出しの段階で合わせておくほうが結果は良くなります。
枚数とファイル形式
1投稿につき画像は4枚まで。動画は1本、GIFは1枚です。
形式はPNG、JPG、WebP、HEICに対応しています。iPhoneの標準形式であるHEICがそのまま使えるのは、他のSNSと比べて親切な部分です。
代替テキスト(alt text)は画像のみ対応しています。Canva連携は動画・画像・GIFのすべてに対応しています。
枚数と形式は、投稿画面で添付する時点で効いてきます。条件から外れたファイルは、予約まで進む前にそこで止まります。iPhoneのHEICがそのまま通るので、変換せずに使えるのは日々の運用では効きます。一方で、代替テキストを付けられるのは画像だけなので、動画やGIFを使う投稿では本文側で内容が伝わるように書いておく必要があります。
GIFは動画に変換される
GIFの扱いも明記されています。「GIFは動画に変換されます。アニメーションGIFは、ImgurやGfycatのように音声なしのMP4(GIFV)に変換されます。音声なしのMP4やWebMをアップロードすることもでき、同じように扱われます」
つまり、GIFとして投稿しても、公開されるのは動画です。GIF形式にこだわる意味はありません。
見た目の動きは保たれますが、扱いは動画になるため、動画側の条件が適用されます。GIFを1枚添付したつもりでも、そこに他の画像を並べることはできません。また、音声なしのMP4やWebMを入れた場合も同じ扱いになるので、短い動きを見せたいだけなら、どの形式で用意しても結果は変わりません。
動画は「総ピクセル数」で弾かれる
動画には、他のSNSで見ない条件があります。公式の記載です。
「縦横比に関係なく、総ピクセル数の上限は8,294,400ピクセル(3840×2160に相当)です。動画がこれを超える場合(たとえば3024×4032の縦型動画)、投稿を予約する前に投稿画面が検証エラーを表示するので、動画のサイズを変更する必要があります」
縦型動画で引っかかる
公式が例に挙げている3024×4032は、iPhoneで撮った縦型動画のサイズです。
計算すると 3024×4032 = 12,192,768ピクセル。上限の8,294,400を大きく超えます。
つまり、スマートフォンで撮った縦型動画は、そのままでは通らない可能性が高いということです。SNS向けの動画は縦型が主流なので、これは頻繁に起きます。
対処は書き出しの段階で済みます。1080×1920で書き出せば2,073,600ピクセルとなり、上限の8,294,400に十分収まります。見るべきは解像度の呼び名ではなく、縦と横を掛けた数です。3024×4032のように、4Kと呼ばれない寸法でも上限を超えます。書き出しの時間も短くなるので、運用としても損になりません。
予約前にエラーが出るのは良い設計
救いがあります。公式は「投稿を予約する前に投稿画面が検証エラーを表示する」と書いています。
予約は通ったのに公開時に失敗する、という形ではありません。その場で分かるので、対処が早く済みます。
YouTubeの「公開の確認が取れませんでした」のように、後から判明するエラーと比べると、扱いやすいほうです。
その場でエラーが出るということは、直してから予約できるということです。公開時刻に失敗していた場合は、気づくまでの時間がまるごと無駄になり、出し直しの日時も決め直すことになります。予約前に止まる設計は、見えている以上に運用を助けています。
トランスコードされる
容量と変換についても記載があります。「最大40MB。動画はH.264 MP4に、最大ビットレート1300kbps、フレームレート60fpsでトランスコードされます」
つまり、高画質で上げても1300kbpsまで圧縮されます。動きの激しい映像では、画質の劣化が目立つ可能性があります。
容量40MBという上限も、他のSNSと比べると厳しめです。Blueskyは300MB、TikTokは1GB、YouTube Shortsは10GBでした。動画の条件はBufferに動画がアップロードできない原因で整理しています。
ツリーは25投稿。ただしウェブ版だけ
Mastodonはツリー投稿に対応しています。条件はBlueskyとまったく同じです。
25投稿という上限は他のチャンネルと同じですが、組み立てられるのはウェブ版だけという条件が付きます。スマートフォンのアプリからは連続投稿を作れないので、長い解説を分けて出したい日は、パソコンで作業する前提で予定を組むことになります。
作り方
公式の手順です。
- + Start Thread をクリックして、次の投稿を追加します
- 投稿画面の右下にある 「+」ボタンを使うか、Enterを3回押すとツリーが伸びます
- 完成したら、予約するか下書きとして保存します
Enterを3回で次の投稿に進む、という操作は覚えておくと速くなります。
操作そのものは他のチャンネルのツリー投稿と同じで、項目を足していくだけです。Enterを3回で次の投稿に進むという挙動だけ覚えておくと、マウスに持ち替えずに最後まで書き切れます。書き上げてから分けるのではなく、分ける前提で書くほうが、1投稿あたりの長さが揃います。
制約はBlueskyと同じ
公式が挙げている条件です。
- 1投稿の中に最大25のサブ投稿を含められる
- 作成できるのはウェブ版のみ。モバイルでできるのは、ウェブで作ったツリーの再予約と削除だけ
- Free、Essentials、Teamプランで利用できる。Pro・Premium・BusinessのLegacyプランでは使えない
- 無料プランは各キューに予約済み1本まで。ただし下書きは無制限
無料プランでは使えてLegacyの有料プランでは使えない、という逆転もそのままです。ツリー投稿の全体像はBufferでツリー投稿を予約する方法で整理しています。
投票は作れない
公式のFAQに記載があります。「Mastodonの投票の予約に対応していますか。現時点で、Buffer経由でのMastodonの投票の作成には対応していません」
Facebook、TikTokと同じく、投票はネイティブで作ることになります。
なお、投稿数の上限は24時間あたり100件です。Blueskyと同じで、Xの認証済みアカウントと並ぶ水準です。
投票を使いたい日は、Mastodon側から直接出すことになります。Buffer上に記録が残らないため、いつ何の投票を出したかを別に控えておかないと、あとから振り返れません。投票を定期的に使う運用なら、ここは手順として決めておく必要があります。
分析は接続日から。サーバーが落ちると欠ける
分析にも、分散型ならではの事情があります。公式の注記です。
「MastodonはAPIを通じてライブのフォロワー数しか共有しないため、Bufferは接続前の履歴をバックフィルできません。Insightsは、接続日以降からMastodonの履歴を構築し始めます」
Blueskyとまったく同じ制約です。過去の推移を見たいなら、早めにつないでおく以外に方法がありません。
サーバーの状態が数字に出る
そしてもうひとつ、Mastodon固有の注記があります。
「Mastodonは連合型(federated)なので、あなたのチャンネルは、参加したサーバー(インスタンス)上に存在します。そのインスタンスが一時的にダウンしていたり、証明書の問題を抱えていたりすると、再び到達可能になるまで、Insightsのデータに短い欠落が見えることがあります。これはあなたのBufferアカウントで起きていることとは別の話です」
自分でも運営元でもない誰かの都合
この記述は、分散型の本質を突いています。
データが欠けたとき、原因はBufferでもなく、Mastodon本体でもなく、参加しているサーバーの運営者にあります。
多くのMastodonサーバーは、個人や小さな団体がボランティアで運営しています。証明書の更新が遅れる、サーバーが一時的に落ちる。そういうことは起こり得ます。
公式がわざわざ「これはあなたのBufferアカウントで起きていることとは別の話です」と書いているのは、問い合わせが来るからでしょう。原因の切り分け先が、自分の外にもうひとつあるという点は、業務で使う前に理解しておくべきことです。
サーバー選びが運用の安定性を決める
ここから導かれる実務的な結論があります。
Mastodonを業務で使うなら、サーバーの運営体制を見てから参加するほうが安全です。運営者が誰で、資金はどうなっているか。公開されている情報から、ある程度は判断できます。
Bufferが Mastodon World を選んでいることも、ひとつの参考になります。
なお、Analyzeの「best time to post」はMastodonでは使えません。また、古い投稿のリポスト提案も対象外です。
※ ここで言うAnalyzeは、2026年10月7日に終了した旧分析ダッシュボードです。後継はInsightsですが、公式は「オーディエンス属性とベストな投稿時間の推奨は、Insightsではまだ利用できません」としているため、この機能が使えない点は移行後も変わりません。移行の全体像はBufferが対応しているSNS一覧で整理しています。
まとめ
BufferでMastodonを運用するときの要点です。
- 投稿・分析・コメント返信のすべてに対応。ただしLegacyプランでは使えない
- 接続の前に、サーバー(インスタンス)へ参加する必要がある。新規登録を受け付けているサーバーを探す
- 文字数の上限はサーバーごとに違う。Bufferが読み取って反映し、読めない場合は500文字に倒す
- リンクは実際の長さに関係なく23文字。短縮URLは「積極的に推奨されない」
- URLは http:// か https:// で始める。でないとリンクにならず、ただの文字として出る
- メンションは@ユーザー名@サーバー名のフルアドレス。自動補完も検証もない
- ハッシュタグは英数字とアンダースコア。数字だけは不可
- コンテンツ警告(CW)を付けられる。カスタム絵文字は使えない
- 画像は4枚・8MBまで。1.6メガピクセル(1280×1280相当)に縮小される
- 動画は40MBまで。総ピクセル数8,294,400を超えると予約前にエラーになる(iPhoneの縦型動画は要注意)
- GIFは無音の動画に変換される
- ツリーは25投稿・ウェブ版のみ・無料プランは予約済み1本まで
- 投稿は24時間あたり100件
- 接続日より前の分析データは入らない。サーバーが落ちると数字に欠落が出る
Mastodonは、分散型という性質が仕様のあちこちに現れます。サーバーを選ぶところから運用が始まる、という点だけ押さえておけば、あとは他のSNSと同じ感覚で回せます。
よくある質問(FAQ)
BufferでMastodonを選んでも先に進めません
まだサーバーに参加していない可能性があります。公式には「Mastodonは分散型であるため、MastodonをBufferに接続する前に、サーバーに参加する必要があります」と記載があります。新規登録を受け付けているサーバーを探して登録してから、接続してください。
Mastodonの文字数は何文字ですか
参加したサーバーによって変わります。公式には「Mastodonは分散型で、各サーバーが独自の上限を設定します。既定は500文字ですが、一部のサーバーはそれより多く(または少なく)許可しています」と記載があります。Bufferが接続先のサーバーから読み取って投稿画面に反映します。
長いURLを貼ると文字数を圧迫しますか
しません。公式には「すべてのリンクは、実際の長さに関係なく23文字としてカウントされる」と記載があります。そのうえで「短縮URLの使用は積極的に推奨されません」ともあるため、そのまま貼ってください。
投稿したURLがリンクになりません
スキームが抜けている可能性があります。公式には「http:// または https:// で始まる必要があります。そうでない場合、プレーンテキストとして表示されます」と記載があります。
メンションが相手に届きません
フルアドレスになっているか確認してください。公式には「ユーザーをメンションするには、フルアドレスを打ち込みます。例:@bufferapp@mastodon.social」と記載があります。また「現時点で、ユーザー名の自動補完や検証はできません」ともあるため、入力ミスはその場では分かりません。
「#2026」のようなハッシュタグが機能しません
仕様です。公式には「ハッシュタグには英数字とアンダースコアを含められますが、数字だけにすることはできません」と記載があります。文字を混ぜてください。
高解像度の画像がぼやけます
縮小されるためです。公式には「画像は1.6メガピクセル(1280×1280の画像に相当する大きさ)にダウンスケールされます」と記載があります。細かい文字を入れる図解は、縮小後のサイズで読めるかを基準に作ってください。
縦型動画を予約しようとするとエラーになります
総ピクセル数の上限に引っかかっています。公式には「総ピクセル数の上限は8,294,400ピクセル(3840×2160に相当)です。動画がこれを超える場合(たとえば3024×4032の縦型動画)、投稿を予約する前に投稿画面が検証エラーを表示する」と記載があります。3024×4032はiPhoneの縦型動画のサイズです。
Insightsのデータが途中で欠けています
参加しているサーバー側の問題かもしれません。公式には「そのインスタンスが一時的にダウンしていたり、証明書の問題を抱えていたりすると、再び到達可能になるまで、Insightsのデータに短い欠落が見えることがあります。これはあなたのBufferアカウントで起きていることとは別の話です」と記載があります。
Mastodonの投票を予約できますか
できません。公式のFAQに「現時点で、Buffer経由でのMastodonの投票の作成には対応していません」と記載があります。Mastodon側で直接作成してください。