
SNSのプロフィールに貼る「リンクまとめ」のページ。Bufferにも、それを作る機能があります。Start Pageです。
ただし、使い始める前に知っておくべきことがあります。Start Pageは1チャンネルとして数えられます。有料プランでは、その分の料金が増えます。
そして、分析はありません。公開した投稿は編集できません。作り込む前に、できないことを把握しておくほうが安全です。
この記事では、Buffer公式ヘルプセンターの記載をもとに、Start Pageの作り方と制約を整理します。
※ 本記事の内容は2026年9月時点でBuffer公式ヘルプセンターに記載されている内容を確認して書いています。
結論:Start Pageは「1チャンネル」として数えられる
まず、Start Pageが何なのか。公式の説明です。
「Start Pageは、小規模ビジネス向けの、シンプルで洗練された、簡単に作れるマイクロサイトです。行動喚起を設定し、ユーザーを自社の商品やブログ記事、そしてソーシャルチャンネルへ誘導できます」
料金に直結する定義
ここが最初に確認すべき点です。公式が注記として置いています。
「Start Pageは、Bufferに接続した他のソーシャルチャンネルと同じように、1チャンネルとして数えられます。有料プランをご利用の場合、Start Pageを公開するには追加のチャンネル料金がかかります。無料プランでは、接続できる3チャンネルのうちの1つを使います」
つまり、無料プランで3つのSNSをつないでいる人は、そのうち1つを外さないとStart Pageを作れません。
有料プランなら追加できますが、その分だけ月額が増えます。チャンネル単位の料金体系についてはBufferの料金プラン徹底解説で整理しています。
「無料のリンクまとめ」ではない
リンクまとめのサービスには、無料で使えるものが複数あります。それらと比べると、Start Pageはチャンネル1つ分のコストがかかることになります。
したがって、判断の材料は「Bufferの中で完結することに、そのコストを払う価値があるか」です。
Bufferで投稿を管理していて、リンクまとめもそこから予約したい。この動機があるなら合います。そうでなければ、チャンネル枠を1つ使ってまで導入する理由は薄いでしょう。
投稿の予約先としても使える
Start Pageの特徴は、単なる静的ページではない点です。公式の説明です。
「Start PageはBufferの中で独立した存在ですが(なにしろ本格的なマイクロサイトですから)、Publishingタブから投稿を予約することもできます」
つまり、SNSに投稿するのと同じ操作で、Start Pageにも更新を流せます。これが他のリンクまとめサービスとの違いです。
投稿画面を開くと、SNSのアカウントと並んでStart Pageが宛先として出てきます。他のチャンネルと同時に選べば、同じ文面をStart Pageにも流せます。ただし流れた内容はページ上の更新欄に並ぶもので、常設のリンクやテキストのブロックとは別の扱いです。ページの骨格を作る作業と、日々の更新を流す作業は、Buffer上でも別々の操作になります。
作り方と、権限・端末の条件
Start Pageは、つないだあとに作り込む種類のチャンネルです。作れる場所と、作ったものが公開されるまでの操作に条件があり、ここを知らないまま進めると「作ったはずのページが反映されない」「出先で直せない」といった形で引っかかります。作り方そのものは短いので、先に条件のほうを押さえておきます。
作成の手順
- ダッシュボードの左下のプロフィールのアバターをクリックする
- Channels を選ぶ
- 緑の Connect Channel ボタンをクリックする
- チャンネルの一覧から Start Page を選ぶ
- 「Choose a template」メニューから、あらかじめ用意されたレイアウトを1つ選ぶ(あとでさらにカスタマイズできます)
- Start Pageにニックネームを付ける
ニックネームについて、公式は「これはあなた自身の管理用です。顧客には表示されません。Buffer内で作業するときの目印に過ぎません」と書いています。
複数のクライアントを扱うなら、ここで分かりやすい名前を付けておくと後で迷いません。
作成と編集はデスクトップだけ
端末の条件があります。公式の注記です。
「現時点では、Start Pageの作成と編集はデスクトップでのみ可能です。ただし、予約用の投稿の作成は、モバイルでもデスクトップでも利用できます」
つまり、ページの構成をいじるのはパソコンから、投稿を足すのはスマホからでもできるという分担です。
外出先でレイアウトを直したくなっても対応できません。作り込みは腰を据えてやる作業だと考えてください。
出先でリンクを1本足したいだけでも、パソコンを開くことになります。一方で、予約投稿としての更新はスマートフォンからでも入れられるため、ページの構成を決める作業と、日々の更新を流す作業を分けておくと運用が回ります。
Admin権限が必要
もうひとつの条件が権限です。公式の記載です。
「Admin権限を持つBufferユーザーだけが、その組織のStart Pageを作成・編集できます」
チームで運用している場合、メンバー全員が触れるわけではありません。Start Pageの更新を誰かに任せたいなら、その人にAdmin権限が必要になります。
Admin権限は、Start Page以外にも広い範囲に及びます。ページの更新のためだけに付与するかどうかは、慎重に判断してください。
複数作って切り替えられる
公式の注記です。「Start Pageダッシュボードの左上にある、現在のStart Pageの名前をクリックすることで、複数のStart Pageを自由に作成し、切り替えられます」
ただし、それぞれが1チャンネルとして数えられる点は変わりません。2つ作れば2チャンネル分です。
事業ごと、キャンペーンごとにページを分けられるのは便利ですが、作った数だけ料金に効いてきます。試しに作ったページをそのまま残していると、使っていない枠に払い続けることになります。使わなくなったページは削除して枠を戻すところまでを、作るときの手順に含めておいてください。
エディタは3つのタブでできている
編集画面の構成を押さえておくと、作業が速くなります。
開き方は、Bufferの左側でStart Pageを選び、Editor をクリックします。
エディタの3つのタブ
Settingsから、非公開にする・ドメインを変える・内部名を変えることもできる
ブロックは「隠す」ことができる
Layoutタブについて、公式は「ブロックを削除したり、隠したりできます(いまは必要ないけれど、あとでまた使うかもしれないブロックがあるときに便利です)」と書いています。
これは実務的な機能です。キャンペーン期間だけ出すブロックを、期間外は隠しておくという使い方ができます。
削除してしまうと作り直しになりますが、隠すだけなら中身が残ります。期間限定の告知を扱うなら、この使い分けを覚えておいてください。
追加できるブロックの種類
公式が挙げているのは、テキスト、リンク、画像(最大18枚の画像グリッドも可能)、動画、ソーシャルリンク、音楽、updates、そしてメール登録フォームです。
メール登録フォームについては「Mailchimp連携でStart Page用のメール登録を設定する方法」が案内されています。リンクまとめのページから直接リストを集められる、ということです。
並べてみると、リンクまとめとして必要なものはひと通りそろっています。注目したいのは画像グリッドとメール登録フォームの2つで、前者は作品や商品を一覧で見せる用途、後者はページそのものを名簿づくりの入口にする用途です。リンクを置くだけのページで終わらせるか、リストを集める場所にするかは、ここで分かれます。
新しいブロックは一番下に付く
作業の順番に関わる仕様です。公式の注記です。
「新しいコンテンツブロックはStart Pageの一番下に表示されます。上に移動したい場合は、Layoutタブに行って、そのコンテンツブロックを目的の位置にドラッグ&ドロップしてください」
つまり、追加した直後は必ず最下部です。追加と配置は別の作業になります。
いくつもブロックを足してから並べ替えると手間が増えるので、1つ足したら位置を決めるという進め方のほうが楽です。
公開するまで誰にも見えない。メール認証も要る
ここは事故が起きやすい箇所です。公式の記載です。
「あなたのStart Pageは、公開されるまで他の人には見えません。編集が終わったら、Publish Start Page または Publish changes ボタンをクリックして、最新版が公開されていることを確認してください。Start Pageの公開には、メール認証が必要です」
編集しただけでは反映されない
トラブルシューティングにも、同じ内容が挙がっています。「編集がライブページに反映されない:ページを変更したあとに『Publish Changes』をクリックしたか確認してください」
公式がわざわざ2か所で書いているということは、押し忘れる人が多いということでしょう。
編集画面では変更が見えているので、終わった気になります。しかし公開されていなければ、訪問者には古いページが表示され続けます。
対策は単純です。編集を終えたらPublish Changesを押し、公開されているURLを別のタブで開いて確かめる。この2手順を作業表に書いておけば、押し忘れは起きません。公式がトラブルシューティングの項目としても載せている以上、珍しい事故ではないと考えておくほうが安全です。
プレビューはリアルタイムで見える
公式のFAQに、この説明があります。「公開前に変更を確認できますか」という問いに対し、「はい。加えた変更はすべて、左のプレビューパネルにリアルタイムで反映されます。あなたの変更が一般に公開されるのは、Publish Changes をクリックしたあとだけです」です。
この仕様が、押し忘れの原因でもあります。プレビューで完成しているように見えるからです。
編集を終えたら、必ず実際のURLを開いて確認する。この習慣にしておくと確実です。
メール認証は先に済ませておく
公開にはメール認証が必要と書かれています。認証がまだなら、公開しようとした時点で止まります。
つまり、テンプレートを選んでブロックを並べる作業は、認証なしでも進められます。止まるのは最後の1ステップだけです。
ページを作り込んだあとに気づくより、作り始める前に済ませておくほうがスムーズです。Bufferのメール認証は、他の場面でも条件として出てきます。たとえば1日の投稿上限は、認証済みかどうかで変わるチャンネルがあります。
サイドバーにアイコンが出ない場合
関連して、トラブルシューティングにこの項目があります。「サイドバーにStart Pageが見つからない:Start Pageのアイコンは、公開済みのStart Pageが少なくとも1つある場合にのみ表示されます(下書きでは表示されません)」
つまり、作っただけで公開していないと、サイドバーにも出てきません。
「作ったはずなのに見当たらない」という場合は、まず公開したかどうかを思い出してください。公式は、公開済みなのに出ない場合はページを更新するよう案内しています。
投稿は直近5件しか表示されない
Start Pageには、SNSと同じように投稿を予約できます。ただし表示のルールがあります。
公式の記載です。「Start Pageは、直近に公開された5件の投稿を表示します。新しい投稿が公開されると、いちばん古い投稿は隠れます」
ストック型ではなくフロー型
つまり、Start Pageの更新欄は流れていく場所です。過去の投稿が積み上がっていくブログのような使い方はできません。
5件を超えると古いものから見えなくなるので、常に出しておきたい情報は、投稿ではなくブロックとして置くのが正解です。
リンク、商品、連絡先。こうした恒常的な内容はブロックで。お知らせや近況は投稿で。この使い分けになります。
過去の投稿は残りません。資産としてためる使い方には向きません。
つまりStart Pageの更新欄は、告知を貼り出す掲示板として使う場所です。過去の投稿を積み上げて検索から人を呼ぶ、といった使い方を期待すると、設計から外れます。残したい情報はブロックへ、流していい情報は投稿へ。この振り分けだけ決めておけば迷いません。
Updatesブロックを先に置く
投稿が表示される場所についても説明があります。「これらはUpdatesコンテンツブロックに表示されます。Updatesブロックを追加し忘れた場合は、フィードのブロックが自動的に作成されます。ただし、自分で追加しておけば、その配置を自分で選べます」
自動で作られるので投稿は消えません。しかし位置は選べません。
更新を見せたいのか、商品リンクを見せたいのか。優先順位があるなら、先に自分でUpdatesブロックを置いて位置を決めておくほうが意図どおりになります。
文字数と投稿数の上限
公式は、上限も明記しています。
1日の投稿上限は「24時間あたり無制限」、文字数は「1投稿あたり5,000文字」です。
他のSNSと比べると、どちらもかなり緩い設定です。SNSごとの文字数の違いはBufferが対応しているSNS一覧でも触れています。
1投稿5,000文字という上限は、Start Page側で引っかかる場面がほとんどない水準です。気をつけるのは、同じ文面を複数チャンネルへ同時に出すときで、Start Pageに収まる長さでも、X側では収まりません。投稿数が無制限である点も同じで、出せる数と、読む側が追える数は別の話です。表示されるのは直近の5件だけなので、1日に何本も流せば、前に出したものはその日のうちに見えなくなります。
公開した投稿は編集できない
ここは運用上、かなり効いてくる制約です。公式の記載です。
「現時点では、Start Pageの投稿を一度公開したあとに編集することはできません。代わりに、その投稿を削除して、新しい投稿を公開する必要があります」
誤字を直せない
SNSの多くは、公開後の編集ができるか、少なくとも削除して出し直せます。Start Pageも削除はできますが、編集はできません。
つまり、誤字に気づいたら、消して作り直すしかありません。
削除の手順も公式にあります。Start PageダッシュボードでLayoutタブを開き、Updatesコンテンツブロックをクリックし、消したい投稿のゴミ箱アイコンを押して、Publish Changes をクリックします。
削除にもPublish Changesが要る
注目したいのは、削除の最後にもPublish Changes が入っていることです。
ゴミ箱アイコンを押しただけでは、ライブページから消えません。公開の操作をして、はじめて反映されます。
間違った内容を急いで消したいときほど、ここを飛ばしがちです。消したつもりで残っている、という状態が起こり得ます。
編集のときと同じで、削除も公開の操作までが1セットです。誤った内容を急いで下げたい場面ほど、ゴミ箱を押した安心感で画面を閉じてしまいます。削除したあとは、公開されているURLを開いて、実際に消えていることを目で確かめてください。
出す前に確認する運用にする
編集できない以上、予約を入れる前の確認が重要になります。
他のSNSなら「あとで直せばいい」で済む場面でも、Start Pageでは手戻りが大きくなります。予約投稿の確認方法はBufferの予約投稿を削除・並べ替え・一時停止する方法で整理しています。
やることは2つです。予約を入れる前に、貼るURLを実際に開いて飛び先を確かめること。そして、表記ゆれや日付の間違いがないかを、投稿画面の文面で読み返すこと。どちらも数十秒で済みますが、出したあとでは取り返せない部分です。
画像・動画の条件と、推奨サイズ
公式が仕様表を出しています。
Start Pageのメディア仕様
背景・ヘッダー画像の推奨サイズは640×200ピクセル
動画はYouTubeのリンクだけ
ここは誤解しやすい点です。動画ファイルをアップロードするのではなく、YouTubeのリンクを貼る形です。
したがって、YouTubeに上げていない動画は載せられません。Start Pageに動画を置きたいなら、先にYouTubeへ上げるという手順になります。
トラブルシューティングにも関連項目があります。「埋め込みメディアが動かない:元のプラットフォーム(YouTube、Spotifyなど)から正しい共有リンクを使っているか、そしてそのコンテンツが一般に閲覧可能かを確認してください」
限定公開の動画を貼っても表示されません。公開状態かどうかを確認してください。
画像は3MBまで、GIFは10MBまで
画像の上限が3MBというのは、スマートフォンで撮った写真がそのまま通らない可能性がある水準です。
最大の寸法も1024×1024と決まっています。大きな画像は、あらかじめ縮小しておくほうが確実です。
なお、GIFのほうが10MBと大きく設定されています。GIFは形式上サイズが膨らみやすいための配慮でしょう。
運用としては、書き出しの段階で1024×1024以内に収め、ファイルサイズを確認してからアップロードする流れにしておくと止まりません。上限に当たってから縮小し直すと、その場で作業が中断します。なお、ここで挙げた数字はStart Pageに置く画像の条件で、SNS投稿に添付する画像の上限とは別に決められています。同じ感覚で考えないでください。
ヘッダーは640×200
公式が推奨サイズを明記しています。「背景/ヘッダー画像の推奨サイズは640×200ピクセルです」
横長の帯状の比率です。ここに収まらない画像を入れると、意図しない位置で切り取られます。
ロゴやキャッチコピーを入れた画像を使うなら、この比率で作っておくのが確実です。
640×200は、横と縦の比が3.2対1という細長い帯です。正方形や縦長の画像をそのまま入れると、この比率に合わせて一部が切り取られます。写真を使うなら被写体を中央に寄せて書き出し、文字を載せるなら端から余白を取っておいてください。ここを外すと、ページを開いた瞬間に見える部分が崩れます。
分析もエンゲージメントもない
できないことを2つ、はっきり書いておきます。
Start Pageは他のチャンネルと同じ画面から扱えますが、投稿したあとに見られるものが違います。ここを知らないまま運用に組み込むと、効果が測れない更新を続けることになります。代わりの手段を用意するかどうかは、使い始める前に決めておく話です。
分析は非対応
公式の記載は短く、明確です。「現時点では、Start Pageについては分析に対応していません」
つまり、何人が見たのか、どのリンクが押されたのかは、Bufferでは分かりません。
リンクまとめのページで知りたいのは、まさにその数字です。それが取れないというのは、運用上の制約として大きい部分です。
数字が必要なら、リンク先の側で計測することになります。UTMパラメータを付けたリンクを置いて、リンク先の解析で見る、という形です。
訪問者はエンゲージできない
もうひとつ。公式の記載です。「Bufferのエンゲージメント機能は、Facebookページ、Threads、Bluesky、LinkedInのプロフィールとページ、X/Twitter、そしてInstagramのプロフェッショナルアカウントでのみ利用できます。訪問者があなたのStart Pageの投稿にエンゲージすることはできません」
コメントも「いいね」も付きません。Start Pageは、見せるための場所であって、やり取りする場所ではないということです。
一覧表とは記載が食い違う
ここで注意が必要です。Bufferの対応チャンネル一覧表では、Start Pagesに「基本的な分析 ✓」が付いています。
一方、いま引用したStart Pageの個別ページには「現時点では、Start Pageについては分析に対応していません」とあります。
どちらが現状なのかは、この2つの記載からは判断できません。分析を前提に導入を決めるなら、実際に試すかサポートに確認するのが確実です。
この種の食い違いは他にもあります。Bufferが対応しているSNS一覧で、確認できた分をまとめています。
独自ドメインはSEOに影響し得る
自分のドメインでStart Pageを見せることもできます。ただし、公式が率直な注意を添えています。
独自ドメインを割り当てれば、Bufferが用意するURLではなく自社のドメインでページを見せられます。名刺やプロフィール欄に載せるものなので、見栄えの面では確かに有利です。ただし公式は、この機能について利点だけを書いてはいません。採用するかどうかは、そこを読んでから決める話になります。
方式はドメイン転送かマスクドリダイレクト
公式の記載です。「独自ドメイン(例:www.[yourname].com)を購入している場合、ドメイン転送またはマスクドリダイレクトを使って、Start Pageに向けることができます」
設定はドメインの提供元で行います。公式はGoDaddy、Namecheap、Name.com、Dynadotのガイドへのリンクを載せています。
他の事業者を使っている場合は、「custom domain forwarding」「masked redirect」「stealth forwarding」といった用語でヘルプを検索するよう案内されています。
公式が欠点を明記している
ここが誠実な書き方です。注記を引用します。
「マスクドリダイレクトやドメイン転送を使うことの欠点は、SEOスコアに影響し得ることです。同じStart Pageのコンテンツを表示するドメインが2つある状態になるためです。時期をお伝えすることはできませんが、現在この点を改善する他の解決策を検討しています」
つまり、独自ドメインを使うと、同じ内容が2つのURLで見える状態になります。
同じ内容が2か所にある状態は、検索エンジンにどちらを正とするか判断させることになります。Start Pageを検索からの入口として使わず、SNSのプロフィール欄に置くリンク先としてだけ使うのであれば、実害は小さく収まります。逆に、このページで検索流入を取りにいく計画なら、独自ドメインは見送るほうが無難です。
検索からの流入を狙うなら向かない
この制約をどう受け取るかは、Start Pageの使い方によります。
SNSのプロフィール欄から飛んでくる人のために置いているなら、検索順位はほとんど関係ありません。この用途なら、独自ドメインを使っても実害は小さいと考えられます。
一方、そのページ自体を検索で見つけてもらいたいなら、話が変わります。同じ内容が2つのURLにある状態は、検索エンジンにとって扱いにくいからです。
公式も「改善策を検討中」と書いており、現状が最適でないことを認めています。今の時点では、用途を絞って使うのが妥当でしょう。
削除しても、有料の枠は自動で外れない
最後に、やめるときの話です。ここに落とし穴があります。
Start Pageを消せば、その分の請求も止まる。そう考えるのが自然です。ところがBufferの料金はチャンネル単位で、Start Pageも1チャンネルとして数えられています。ページを削除しても、枠そのものは契約に残ったままです。止めたつもりが止まっていなかった、という形で次の請求に出ます。
削除の手順
公式の手順です。
- ダッシュボードの左下のプロフィールのアバターをクリックする
- ドロップダウンから Channels を選ぶ
- Start Pageの右にある3つの点をクリックする
- ドロップダウンから Delete Start Page を選ぶ
入口が、作成のときと同じChannelsである点に注目してください。Start Pageは、Buffer上では他のSNSと同じく1つのチャンネルとして扱われています。作るのも消すのも、チャンネルの管理画面から行うという一貫した構造です。
課金は止まらない
ここが重要です。公式の記載です。
「Start Pageを削除しても、有料のチャンネル枠が自動的に外れるわけではありません。支払いに反映させたい場合は、Bufferのチャンネル枠の追加・削除についての手順に従ってください」
つまり、ページを消しただけでは、料金は減りません。枠を外す操作が別に必要です。
これは他のチャンネルでも同じ構造です。連携を解除しても課金が止まらない点についてはBufferのチャンネルを外す方法で詳しく扱っています。
データは戻らない
もうひとつの注意です。「BufferからStart Pageを削除すると、既存の投稿、分析、データがすべて削除されます。これらは復元できません」
作り込んだページの構成も、そこに流した投稿も消えます。一時的に止めたいだけなら、削除ではなく非公開にするほうが安全です。
SettingsからStart Pageを非公開(Unpublish)にできると公式に書かれています。こちらなら中身が残ります。
非公開にすれば、公開されているページは表示されなくなりますが、ブロックの構成も流した投稿も残ります。再開したくなったときに、作り直さずに済みます。削除は、そのページを二度と使わないと決めたときの操作だと考えてください。
Bufferアカウントを消すと一緒に消える
もうひとつ、公式が注記しています。「Start Pageは、対応するBufferアカウントが削除されると、自動的に削除されます」
Bufferを解約してアカウントごと消す場合、Start Pageも道連れになります。SNSのプロフィールにそのURLを貼ったままだと、リンク切れになります。
解約の前に、各SNSのプロフィール欄のリンクを差し替えてください。解約の手順はBufferの解約方法と返金で整理しています。
まとめ
Start Pageについての要点です。
- 🔴 Start Pageは1チャンネルとして数えられる。有料プランでは追加料金、無料プランでは3枠の1つを消費する
- 作成と編集はデスクトップのみ。投稿の作成はモバイルでもできる
- Admin権限を持つユーザーだけが作成・編集できる
- エディタは Appearance / Layout / Add Block の3タブ。ブロックは隠すこともできる
- 新しいブロックは必ず一番下に付く。Layoutタブでドラッグして動かす
- 🔴 公開するまで誰にも見えない。Publish Changesの押し忘れに注意。公開にはメール認証が必要
- 投稿は直近5件のみ表示。常に見せたい情報はブロックで置く
- 🔴 公開した投稿は編集できない。削除して出し直すことになる。削除にもPublish Changesが必要
- 動画はYouTubeリンクのみ。画像は3MB・最大1024×1024、GIFは10MB。ヘッダー推奨は640×200
- 分析は非対応。訪問者のエンゲージメントもできない(ただし一覧表とは記載が食い違う)
- 独自ドメインは転送で対応できるが、公式がSEOへの影響を明記している
- 🔴 削除しても有料の枠は外れない。課金を止めるには枠を外す操作が別に必要
Start Pageは、Bufferの中で投稿とリンクまとめを一元化したい人に向いています。ただしチャンネル1つ分のコストがかかり、分析もありません。何を得て何を諦めるかを、導入前に決めておいてください。
よくある質問(FAQ)
Start Pageは無料で使えますか
チャンネル枠を消費します。公式には「有料プランをご利用の場合、Start Pageを公開するには追加のチャンネル料金がかかります。無料プランでは、接続できる3チャンネルのうちの1つを使います」と記載があります。
スマホからStart Pageを編集できますか
できません。公式には「現時点では、Start Pageの作成と編集はデスクトップでのみ可能です。ただし、予約用の投稿の作成は、モバイルでもデスクトップでも利用できます」と記載があります。
チームの誰でも編集できますか
できません。公式には「Admin権限を持つBufferユーザーだけが、その組織のStart Pageを作成・編集できます」と記載があります。担当者に任せる場合は権限の付与が必要です。
編集したのにページが変わりません
公開の操作が必要です。公式には「編集が終わったら、Publish Start Page または Publish changes ボタンをクリックして、最新版が公開されていることを確認してください」と記載があります。プレビューには反映されていても、公開しなければ訪問者には見えません。
過去の投稿が消えてしまいました
仕様です。公式には「Start Pageは、直近に公開された5件の投稿を表示します。新しい投稿が公開されると、いちばん古い投稿は隠れます」と記載があります。常に見せたい情報は、投稿ではなくブロックとして置いてください。
公開した投稿の誤字を直せますか
直せません。公式には「現時点では、Start Pageの投稿を一度公開したあとに編集することはできません。代わりに、その投稿を削除して、新しい投稿を公開する必要があります」と記載があります。
動画ファイルをアップロードできますか
できません。公式の仕様表では、動画の対応ファイル形式が「YouTubeリンク」となっています。先にYouTubeへアップロードして、そのリンクを使う形になります。限定公開の動画は表示されません。
Start Pageの分析は見られますか
Start Pageの個別ページには「現時点では、Start Pageについては分析に対応していません」と記載があります。ただし対応チャンネルの一覧表では「基本的な分析 ✓」となっており、記載が食い違っています。判断に関わる場合はサポートに確認してください。
独自ドメインを使えますか
使えます。ドメイン転送またはマスクドリダイレクトで向ける形です。ただし公式は「SEOスコアに影響し得ることです。同じStart Pageのコンテンツを表示するドメインが2つある状態になるためです」と欠点を明記しています。
Start Pageを削除すれば料金は減りますか
減りません。公式には「Start Pageを削除しても、有料のチャンネル枠が自動的に外れるわけではありません」と記載があります。課金を止めるには、チャンネル枠を外す操作が別に必要です。また削除すると投稿やデータは復元できません。