
BufferにFacebookをつなごうとしたら、自分のアカウントが一覧に出てこない。あるいは、グループはつながったのに自動で投稿されない。
Facebookは、Bufferの中でもっとも扱いが分かれるSNSです。Bufferがつなげるのは「ページ」と「グループ」の2つだけで、個人プロフィールは接続できません。APIの制限によるもので、設定で解決できるものではありません。
そしてもうひとつ。Facebookグループへの自動投稿は、2024年4月に廃止されました。Meta側のAPI変更によるもので、いまは通知公開だけが手段です。つまり、スマートフォンで毎回の仕上げ作業が発生します。
この記事では、Buffer公式ヘルプセンターの記載をもとに、Facebookの3つの種類の違いと、それぞれでできることを整理します。
※ 本記事の内容は2026年9月時点でBuffer公式ヘルプセンターに記載されている内容を確認して書いています。
結論:つなげるのは「ページ」と「グループ」だけ
まず全体像です。Facebookには3つの種類があり、Bufferでの扱いが完全に分かれます。
Facebookの3種類と、Bufferでの扱い
分析:できる
コメント返信:できる
いちばん自由に使える
分析:できない
コメント返信:できない
2024年4月に自動投稿が廃止
プロフェッショナルプロフィールも不可
APIの制限による
公式の機能一覧はこうなっています。「投稿:はい(Facebookページとグループ)/分析:はい(Facebookページ)/エンゲージメント:はい(Facebookページ)」
つまり、グループは投稿しかできません。分析もコメント返信も、ページだけが対象です。グループ運営の効果を測りたい場合、Buffer上では数字が出ないことになります。
個人プロフィールは、APIの制限で接続できない
ここが最初のつまずきです。公式は警告として、はっきり書いています。
「APIの制限により、Facebookプロフィールに接続することはできません」
さらに念押しの注記もあります。「Bufferは、Facebookプロフィールやプロフェッショナルプロフィールをサポートしていないことを理解しておくことが重要です。サポートしているのは、Facebookページとグループです」
プロフェッショナルプロフィールも対象外
紛らわしいのが、この「プロフェッショナルプロフィール」です。個人プロフィールを、クリエイター向けの機能が使える状態に切り替えたものを指します。
名前に「プロフェッショナル」と付くので、ビジネス用として扱われそうに思えます。しかし公式は、これも接続できないと明記しています。
Bufferのヘルプの別のページでも、「Bufferはページをサポートしていますが、Facebookのプロフェッショナルプロフィールには接続しません」と繰り返されています。
プロフィールをページに変換することはできない
ではどうするか。公式が説明している、プロフィールでできることはこうです。
- Facebookページを作成する
- プロフィールをプロフェッショナルプロフィールに変換する
そして重要な補足があります。「ただし、プロフィールをページに変換することはできません」
つまり、いま使っている個人プロフィールをそのままページに作り替える道はありません。新しくページを作って、そこに移行することになります。
フォロワーや過去の投稿を引き継げないため、切り替えには準備が要ります。Bufferでの運用を前提にするなら、早い段階でページを作っておくのが得策です。
自分がどれを使っているか見分ける
「自分のアカウントはページなのか、プロフィールなのか」が分からない場合の見分け方も、公式が示しています。
方法は、そのアカウントのページを開いて、名前の下にある左サイドバーの「Intro」の部分を見ることです。
| 種類 | 見分ける目印 |
|---|---|
| ページ | 「Page」という語が表示される。 カテゴリが出ることもある |
| 個人プロフィール | 「Page」は無く、 見出し写真の下に「Friends」タブがある |
| プロフェッショナル プロフィール |
「Page」も「Friends」タブも無い |
一覧で確認する方法
まとめて確認したい場合、公式はこう案内しています。「Facebook上で自分のすべてのFacebookページとプロフィールを見る最も早い方法は、右上のアバターをクリックして『See all profiles』をクリックすることです」
そして注意書きが添えられています。「ここでは『profiles』と表示されていますが、プロフィールとページの両方が表示されます」
表示名と中身が一致していないわけです。プロフィールだけの一覧だと思って開かずにいると、ページの存在に気づけません。
見分けがつけば、次にやることが決まる
この判別が重要なのは、種類によって次の一手が変わるからです。
ページを持っているのに接続できないなら、権限やログインの問題です。ページを持っていないなら、まずページを作るところから始まります。
「つながらない」と悩む前に、そもそも接続できる種類なのかを確認する。この順番で見れば、無駄な試行を減らせます。SNSごとに詰まる場所が違う点についてはBufferでSNSと連携できない原因でも整理しています。
どちらなのかで、次にやることが変わります。ページを作るところから始めるのか、既にあるページの権限を直すのか。作業の中身も、かかる時間もまったく違います。見分けがつかないまま試行錯誤すると、必要のない再接続を何度も繰り返すことになります。
つなぎたいページが一覧に出てこない3つの理由
ページは持っているのに、Bufferの接続画面に出てこない。この場合、公式は3つの理由を挙げています。
一覧に出てこない理由は、だいたいこの3つです。上から順に確認すれば、原因にたどり着けます。
3つとも、接続の操作そのものは正しくできている状態で起こります。だからボタンを押し直しても、別のブラウザで試しても変わりません。原因はFacebook側の状態にあるので、上から順に確認していきます。
理由1 そもそもページを持っていない
公式の1つ目は「ページを持っていない。プロフィール、またはプロフェッショナルプロフィールしか持っていない」です。
前の章の見分け方で確認してください。プロフェッショナルプロフィールを「ビジネス用だからページだろう」と思い込んでいるケースが、ここに当てはまります。
ページが無いなら、Facebook側で新しく作成します。作成後、Bufferの接続画面を開き直せば一覧に現れます。
個人プロフィールは接続の対象外なので、どれだけ設定を見直しても一覧には出てきません。ページを新しく作れば、その時点で一覧に現れます。作成そのものは数分で終わるので、ここに当たっていた場合は、いちばん早く解決する理由です。
理由2 違うFacebookアカウントでログインしている
2つ目は「間違ったFacebookアカウントにログインしている。Facebookからログアウトして、正しいメールアドレスとパスワードで、正しいFacebookアカウントにアクセスしてください」です。
これはXと同じ構造です。Bufferは、ブラウザでログイン中のアカウントを基準に接続先を探します。個人用でログインしたままだと、業務用のページは出てきません。
対処も同じで、接続を始める前にFacebookからログアウトし、正しいアカウントでログインし直します。Xの同様の仕様についてはBufferでXを使うで解説しています。
理由3 そのプロフィールに管理者権限が無い
3つ目が「あなたのFacebookプロフィールが、そのページの管理者(Admin)権限を持っていない」です。
ページには複数の権限レベルがあります。編集者や広告担当としてページに追加されていても、管理者でなければBufferには接続できません。
自分では「ページを任されている」つもりでも、権限が足りていないことがあります。ページの管理者に、自分の権限レベルを確認してもらってください。
なお、接続の過程で表示される権限のリクエストは、すべて承認する必要があります。公式は「Bufferで最良の体験を得るために、接続や更新の過程で表示される権限のリクエストはすべて承認してください。スキップすると、一部の機能が期待どおりに動作しなくなる可能性があります」と注意しています。
グループは2024年4月から自動投稿できなくなった
Facebookグループを運営している方には、重要な仕様変更があります。
公式の警告をそのまま引用します。「Bufferは通知公開を通じてFacebookグループへの投稿をサポートしています。2024年4月にMetaがFacebookグループのAPIに加えた変更により、投稿を自動で送信するよう予約することはもうできません」
できるのは「通知を受けて自分で出す」だけ
通知公開とは、予定時刻にスマートフォンへ通知が届き、それをタップして手動で投稿を仕上げる方式です。
公式の説明はこうです。「通知ベースの公開では、Bufferで投稿を作成し、投稿の時間になるとモバイル端末に通知を受け取り、その通知をタップして投稿をFacebookグループへコピーして投稿を完了します」
つまり、予約はできるが、自動では出ない。毎回、手元での操作が必要になります。
自動では公開されません。予約しているのは投稿ではなく、通知の時刻です。
モバイルアプリが必須になる
この方式には前提があります。公式は「自動であなたに代わって投稿するわけではないため、Facebookグループの接続手順は他のチャンネルとは少し異なり、投稿を完了するにはBufferのモバイルアプリをダウンロードする必要があります」としています。
FAQでも理由が繰り返されています。「MetaのAPIはFacebookグループへの自動投稿をサポートしていません。そのため、コンテンツの投稿には通知公開を使用しており、これには最新版のBufferアプリが必要です」
パソコンだけで運用している場合、グループ投稿は成立しません。アプリを入れるところから始まります。
グループ運営の計画に影響する
実務上、この制約は大きいと思います。1日1本の運用でも、毎日スマートフォンでの作業が発生します。
しかも前述のとおり、グループは分析もコメント返信も対象外です。Bufferでグループを扱う価値は、投稿文を事前に用意して、忘れずに出せるという点に絞られます。
自動化を期待していた場合は、計画の見直しが必要です。通知公開の仕組みそのものについてはBufferで予約した投稿が公開されない原因でも触れています。
グループの接続手順は、他のSNSと違う
グループは自動投稿しないため、接続のやり方も独特です。公式の手順を追います。
- まず、つなぎたいFacebookグループを開いて、そのURLをコピーします(あとで使います)
- 別タブでBufferを開き、左下のプロフィールアイコンから Channels を選びます
- Facebook をクリックします
- 「Facebook group」を選んで Continue をクリックします
- グループの名前とURLを入力します(URLは facebook.com/groups/xxxxxx のような形です)
- 自動投稿できない旨の案内が再度表示されるので、読んだうえで Got it をクリックします
- これで接続が完了し、予約を始められます
認証ではなく「URLの登録」に近い
手順を見ると分かるとおり、グループの接続は他のSNSのような認証のやりとりではありません。グループの名前とURLを自分で入力するだけです。
Bufferが自動で投稿するわけではないので、投稿の権限を受け取る必要がない。だから認証が省かれている、という理屈です。
裏を返せば、URLを間違えて入力しても、その場では気づけません。通知を受け取って投稿しようとした段階で、違うグループが開くことになります。URLはコピーして貼り付けてください。
複数のページやグループをつなげる
公式は「あなたが管理している複数のFacebookページとグループをBufferに接続できます」としています。数の制限は、Bufferのプランのチャンネル枠に依存します。
ここで注意したいのが、ページとグループは別々のチャンネルとして数えられることです。料金はチャンネル単位なので、ページ1つとグループ1つなら2チャンネル分になります。
チャンネルの数え方と料金の関係はBufferの料金プラン徹底解説で整理しています。グループを多く抱えている場合は、費用が想定より膨らむ点に注意してください。
通知はチャンネルごとに設定する
通知公開を使うSNSは、Facebookグループだけではありません。Instagramも条件によっては通知公開になります。
ここで見落としやすい仕様があります。公式のFAQから引用します。
「Bufferモバイルアプリ内の通知はチャンネルごとの設定なので、Instagram用に通知を設定していても、Facebook用にも通知を設定する必要があります」
設定済みのつもりで、届かないことがある
Instagramの通知公開を使っていて、すでにアプリの通知を許可している。それならFacebookグループも大丈夫だろう、と考えると落とし穴です。
通知の設定はチャンネル単位なので、グループを追加したら、そのグループ用に通知を設定し直す必要があります。
設定しないまま予約すると、予定時刻になっても通知が来ません。そして通知が来なければ、投稿は永久に公開されないままです。
通知が届かなければ、この方式は成立しません。接続した直後に、一度確かめておいてください。
接続したら、テスト投稿で確かめる
対策としては、グループを接続した直後に、数分後の時刻でテスト投稿を予約してみることを勧めます。
通知が実際に届くか。タップしてグループが正しく開くか。この2つを一度確認しておけば、以降は安心して運用できます。
通知公開は「準備ができているかどうか」が結果を左右する方式です。本番の告知で初めて試す、という進め方は避けてください。
本番の告知で初めて試すと、通知が届かなかった場合にその告知が出ません。テスト投稿なら、失敗しても困るのは自分の数分だけです。数分後の時刻で1本予約して、通知が届くかとグループが開くかを見る。この確認に必要な時間は、それだけです。
Facebookページでできること・できないこと
最後に、ページ側の仕様をまとめます。グループとは扱いが大きく違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投稿の種類 | Post / Reel / Story |
| 1日の投稿上限 | 24時間で35投稿 |
| 文字数 | 投稿・リールとも5,000字 |
| メンション | 正確なハンドルを入力すれば 公開時にリンクになる |
| ハッシュタグ | 投稿・リールで使える ストーリーズでは使えない |
| 投票(Poll) | 作成できない |
リールとストーリーズはコメント返信の対象外
細かいところですが、実務に効きます。公式には「Facebookのリールとストーリーズは、エンゲージメントのダッシュボードではサポートされていません」と記載があります。
つまり、リールやストーリーズに付いたコメントは、Buffer上では返信できません。Facebook側で対応することになります。
ただし、数字は見られます。公式は「リールとストーリーズの指標は、Sent posts metrics と Insights の中で利用できます」としています。返信はできないが、成果の確認はできる、という分かれ方です。
Facebookに直接出したストーリーズも取り込まれる
これは便利な挙動です。公式にこうあります。「これには、Buffer経由で予約したストーリーズと、Facebookに直接投稿されたストーリーズの両方が含まれ、Bufferが自動で取り込みます」
つまり、Bufferを通していない投稿の数字も見られます。全部をBuffer経由にしなくても、分析は一元化できるということです。
ただし時間の制約があります。公式は「Facebookのストーリーズは24時間で消えるため、指標は消える直前に取得されます」と説明しています。仕組み上、取得のタイミングは自動で管理されます。
投票は作れない
最後に、できないことをひとつ。公式には「現時点では、Buffer経由でのFacebookの投票(Poll)の作成をサポートしていません」と記載があります。
投票を使った企画をするなら、Facebook側で直接作ることになります。公式は機能リクエストの投票ページも案内しているので、要望としては認識されているようです。
この手の「作れない投稿形式」は他のSNSにもあります。企画を立てる前に、Bufferで作れる形式かどうかを確認しておくと、作業が無駄になりません。
まとめ
BufferでFacebookを使うときの要点を整理します。
- Bufferがつなげるのはページとグループだけ。個人プロフィールもプロフェッショナルプロフィールも接続できない
- プロフィールをページに変換することはできない。新しくページを作ることになる
- 見分け方は、Introに「Page」があるか、「Friends」タブがあるか
- ページが一覧に出ない理由は①ページが無い ②違うアカウントでログイン ③管理者権限が無い
- グループへの自動投稿は2024年4月に廃止された。通知公開のみで、モバイルアプリが必須
- グループの接続は名前とURLを自分で入力する形式。認証のやりとりは無い
- グループは分析もコメント返信もできない。投稿だけ
- 通知の設定はチャンネルごと。Instagramで設定済みでも、Facebook用に別途必要
- ページは1日35投稿・5,000字。投票は作れない
- リールとストーリーズはコメント返信の対象外だが、数字は見られる
Facebookは「同じSNSなのに中身が3つに分かれている」という点が、すべての混乱のもとです。まず自分がどれを使っているかを確定させる。そこから始めれば、あとは順番どおりに進みます。
よくある質問(FAQ)
Facebookの個人アカウントをBufferにつなげますか
つなげません。公式には「APIの制限により、Facebookプロフィールに接続することはできません」と記載があります。プロフェッショナルプロフィールも対象外です。Bufferがサポートしているのはページとグループだけです。
個人プロフィールをページに変えられますか
できません。公式には、プロフィールからページを「作成する」ことはできるが「プロフィールをページに変換することはできない」と記載があります。新しくページを作って移行することになります。
ページを持っているのに接続画面に出てきません
公式は3つの理由を挙げています。ページを持っておらずプロフィールしかない場合、違うFacebookアカウントでログインしている場合、そしてそのプロフィールがページの管理者権限を持っていない場合です。
Facebookグループに自動投稿できますか
できません。公式には「2024年4月にMetaがFacebookグループのAPIに加えた変更により、投稿を自動で送信するよう予約することはもうできません」と記載があります。通知公開のみで、Bufferのモバイルアプリが必要です。
グループの投稿にモバイルアプリは必須ですか
必須です。公式のFAQに「MetaのAPIはFacebookグループへの自動投稿をサポートしていません。そのため、コンテンツの投稿には通知公開を使用しており、これには最新版のBufferアプリが必要です」と記載があります。
Instagramの通知を設定済みですが、グループにも必要ですか
必要です。公式には「Bufferモバイルアプリ内の通知はチャンネルごとの設定なので、Instagram用に通知を設定していても、Facebook用にも通知を設定する必要があります」と記載があります。
グループの分析は見られますか
見られません。公式の機能一覧では、分析とエンゲージメントの対象がFacebookページのみとなっています。グループは投稿だけが対象です。
Bufferを通さずに出したストーリーズの数字は見られますか
見られます。公式には「Buffer経由で予約したストーリーズと、Facebookに直接投稿されたストーリーズの両方が含まれ、Bufferが自動で取り込みます」と記載があります。ただし24時間で消えるため、指標は消える直前に取得されます。