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UTAGEでLINE登録できない|400・404・シナリオに入らない、3つの切り分け

光ファイバーのパッチパネル。多数のケーブルが差し込まれている

UTAGEのLINE登録がうまくいかない。この症状はいくつかの別々の原因から起きます。

やっかいなのは、どれも「LINE登録できない」という同じ言葉で語られることです。

公式マニュアルは症状ごとに別のページを立てていて、それぞれ原因も対処も違います。この記事では症状から逆引きできるように整理します。

結論:症状ごとに原因が決まっている

LINE登録は3者をつないで動いている UTAGE LINE公式 Developers Webhook LINEログイン認証 同じプロバイダー どの辺が切れているかで、出るエラーが変わる まず「どの画面で」エラーが出たかを見る

LINE登録は3つの管理画面をまたいで動いています。

  • UTAGE(LINEアカウント設定、シナリオ、LINE登録ページ)
  • LINE公式アカウント(Messaging API、応答設定のWebhook)
  • LINE Developers(LINEログインチャネル、LIFF)

どこが切れているかで、出るエラーが変わります。だから「どの画面で、どんな文言が出たか」を先に特定してください。

症状から逆引きする表

症状 主な原因
「400 Bad Request」 LINEログインチャネルが「開発中」のまま
LINE登録ページが404 LINEアカウント設定が未設定/Webhookが未接続
「ページを開けません」 独自ドメインを削除した
登録できるがシナリオに入らない プロバイダー違い/1つのLINEを2アカウントに連携
特定の人だけ登録できない 読者側のアプリ環境

上から4つは、こちら側の設定の問題です。5つ目だけは読者側で起きています。

この記事では、LINE公式アカウントの連携が一度は完了している前提で書きます。まだ連携していない場合は、そちらを先に済ませてください。

「400 Bad Request」が出る

友だち追加のときに、次の画面が出るケースです。

「400 Bad Request」This channel is now developing status. User need to have developer role.(このチャンネルは現在開発中です。ユーザには開発者ロールが必要です。)

英文まで読むと答えが書いてあります。「開発中です」。

原因はチャネルのステータス

公式の記載です。

原因:LINE Developers画面でLINEログインチャネルのステータスが「開発中」となっている

LINE Developersで作成したチャネルは、初期状態が「開発中」です。この状態では、開発者として登録されている人しか使えません。

だから自分では友だち追加できるのに、読者だけができないという形で現れます。

自分でテストして問題なかったから公開した、という流れで見落とします。

対処:ステータスを「公開」にする

公式の手順です。

  1. LINE Developersのコンソール画面へログインする
  2. 画面左側のプロバイダー選択画面から、UTAGE接続中のプロバイダー名をクリックし、「LINEログイン」をクリックする
  3. ステータスを「開発中」から「公開」に変更する

公式はLINE公式アカウントの連携方法の『ステップ5:LINEログイン認証のチャネル設定方法』を参照するよう案内しています。

UTAGE側では何も変える必要がありません。LINE Developers側だけの作業です。

LINE登録ページが404になる

次は、UTAGEの管理画面からLINE登録ページを開いたときに404が出るケースです。

メール・LINE配信 > アカウント > シナリオ > LINE登録ページを開くと404エラー(お探しのページは見つかりませんでした。)が表示される

公式は原因を2つ挙げています。

原因1:LINEアカウント設定が未設定

LINE登録ページはLINEアカウント設定完了後にご利用いただけます

順番の問題です。LINEアカウント設定(メール・LINE配信 > アカウント > LINEアカウント設定)が終わっていないと、LINE登録ページは生成されません。

シナリオを先に作ってしまうと、LINE登録ページのメニューはあるのに開けないという状態になります。

原因2:Webhookが正しく送受信できていない

設定が済んでいるのに404になる場合です。公式が具体的な手順を示しています。

  1. LINEアカウント設定画面で、設定はそのままで「保存」ボタンを押す
  2. LINE登録ページが開けるか確認する。まだ404なら次へ
  3. LINE公式アカウントの管理画面へログインする
  4. 設定 > 応答設定 で「Webhook」を一旦オフにしてから、再度オン(緑)にする
  5. LINE登録ページが開けるか確認する

1番目の「設定はそのままで保存」がポイントです。何も変えずに保存し直すことで、UTAGE側からWebhookを再登録させています。

それでも直らなければ、LINE公式アカウント側でWebhookをオフ・オンします。この「オフ・オン」は、このあとの症状でも繰り返し出てきます。

問い合わせに必要なもの

公式は、解消しない場合の問い合わせ先と必要な情報も書いています。

  • 該当のメール・LINE配信アカウント名
  • 該当のシナリオ名
  • 【LINE設定】お問い合わせ時の各種スクリーンショット画像(①〜⑧すべて)

スクリーンショットは8枚すべてが必要です。先に揃えてから問い合わせると、やり取りが1往復で済みます。

「ページを開けません」が出る

3つ目は、独自ドメインを操作したあとに起きる症状です。

独自ドメイン設定でドメインを追加してLINE連携設定をした後に追加した独自ドメインを削除してしまうと、LINE登録時に『ページを開けません。ネットワーク接続を確認してもう一度お試しください。』と表示されエラーとなります

メッセージがネットワークの話に見えるので、原因に気づきにくい症状です。読者からは「電波が悪いのかと思った」と言われます。

何が起きているか

LINE側の設定には、UTAGEのドメインが複数箇所に書き込まれています。独自ドメインを削除すると、その書き込みだけが古いまま残ります。

メールとLINEの統合で扱ったとおり、ドメインはLINEまわりの設定で何度も効いてきます。削除や変更は、影響範囲を確認してから行ってください。

直す箇所は2つ

公式は2か所を挙げています。

1つ目。LINE公式アカウント > 設定 > Messaging API > Webhook URL。ここが旧ドメインになっていたら、現在利用しているドメインに変更して「保存」を押します。

2つ目。LINE Developers のLINEログインチャネルで設定したURL。手順はこうです。

  1. LINE Developersにアクセスする
  2. 該当のプロバイダで「LINEログイン」をクリックする
  3. メニューの「LIFF」をクリックする
  4. それぞれのLIFF内のエンドポイントURLを編集する

ここが重要です。公式は「『LIFF』をクリックすると5つほどLIFFが表示されます」と書いています。

1つではありません。公式は「全てのエンドポイントURLのドメインを現在利用しているドメインにご変更ください」としています。

5つのうち1つでも旧ドメインが残っていると、その経路だけエラーになります。症状が「たまに起きる」形で現れるので、原因を特定しにくくなります。

友だち追加してもシナリオに入らない

4つ目が、最も判断が難しい症状です。

友だち追加そのものは成功します。LINE公式アカウントの友だち一覧にも増えます。ところがUTAGEのシナリオの読者一覧には現れません。

公式は原因を4つ挙げています。

原因1:LINEアカウント設定の連携が不完全

LINEとメールアドレスが統合されない、LINE登録してもシナリオに追加されない場合、【LINEアカウント設定】の連携がうまくできていないことが考えれらます

公式はマニュアルのスクリーンショットと自分の設定を見比べるよう案内しています。

連携設定は項目が多く、1つでも値がずれていると動きません。目視での突き合わせが確実です。

原因2:プロバイダーが違う

これが実務でいちばん多い原因です。

LINEログイン認証の設定でLINE DevelopersでLINEログインチャネルを作成する際に、Messaging APIと違うプロバイダで作成しているケースがございます

公式の注記も明確です。

LINEログインチャネル作成時、プロバイダー名がMessaging API(LINE公式アカウントで作成したもの)と一致しないと正しく動作しませんのでご注意ください

「LINEログイン」と「Messaging API」は、同じプロバイダーの中にある必要があります。

LINE Developersでは、プロバイダーを新規作成するボタンが目立つ場所にあります。手順どおり進めているつもりで、新しいプロバイダーを作ってしまうことがあります。

確認方法は簡単です。LINE Developersのコンソールで、Messaging APIのチャネルとLINEログインのチャネルが同じプロバイダーの画面に並んでいるかを見てください。

原因3:1つのLINEを2つのアカウントに連携している

公式の記載です。

同一LINE公式アカウントの連携設定情報(Messaging API設定/LINEログイン チャネル設定)を、「メール・LINE配信」アカウントで2つ以上に連携している可能性がございます

そして制限を明記しています。

LINE公式アカウントを連携できる「メール・LINE配信」アカウントは1つまでとなっております

1つのLINE公式アカウントは、1つの配信アカウントにしか連携できません。

公式は影響として「LINEメッセージが送られない、『ステップ配信』が送られない等も含まれます」としています。シナリオ登録だけでなく、配信全体が動かなくなります。

配信アカウントを増やすときに、同じLINE公式アカウントの情報をコピーして入れてしまうことで起きます。事業ごとに配信アカウントを分けている場合は、LINE公式アカウントも分ける必要があります。

原因4:Webhook接続ができていない

4つ目は、他社からの乗り換えで起きる症状です。

別のLINE連携サービスに接続していたLINE公式アカウントをUTAGEに乗り換えた場合、LINE公式アカウントの応答設定にある「Webhook」がオンのままで、UTAGEと連携接続した場合、正常にWebhook接続ができないことがあります

オンのままなのが問題です。オフにしてからオンにし直すことで、UTAGEとの接続が張り直されます。

公式の対応策も「『Webhook』のオフ→オンをすることで、UTAGEとLINE公式アカウントのWebhookを再接続することができます」です。

他社ツールから乗り換えた直後にLINEが動かないなら、まずここを疑ってください。

切り分けの順番

4つの原因は、確認のしやすさが違います。次の順番で見てください。

  1. Webhookのオフ・オン。1分で終わり、副作用もありません
  2. プロバイダーの一致。LINE Developersの画面を見るだけです
  3. 同じLINEを2つの配信アカウントに入れていないか。UTAGE側の一覧で確認します
  4. 連携設定の全項目の突き合わせ。時間がかかるので最後にします

読者側の環境で起きるもの

最後は、こちら側の設定が正しくても起きる症状です。

Facebookメッセンジャーから開くと登録できない

公式が具体的に挙げているケースです。

Facebookメッセンジャーアプリでは LINE登録URLをタップ→「LINEアプリを開く」の画面でボタンを押下してもLINEに遷移しない仕様であることが確認できております

「仕様」と書かれています。UTAGE側では直せません。

公式は「『登録できない』『ラインが開かない』という人は Facebookメッセンジャーアプリからご確認されている状況と見受けられます」としています。

一部の人だけ登録できない、という相談が来たら、まずここを疑ってください。

対処は別ブラウザで開き直す

公式の対処方法です。

LINE登録URLをタップ後の「LINEアプリを開く」の画面が表示されたらSafariやChromeなどの別ブラウザで開き直すことでLINE友だち追加が可能な見込みです

iPhoneの場合の操作も書かれています。「画面右下などにある上矢印↑のマークをタップすると『Safariで開く』というメニューが表示されます」。

なお公式は「現時点ではメッセンジャーアプリ以外(FacebookのWEBページ等)ではLINE登録が可能となっております」としたうえで、仕様変更の可能性にも触れています。

LINE内のリンクプレビューが古いまま

もう1つ、登録エラーではありませんが混同されやすい症状があります。

ファネルでページタイトルを変えたのに、LINEに貼ったリンクのプレビューが古いままというケースです。

LINEのキャッシュによって一度送信されたことのあるリンクに関しては変更後も、しばらくはキャッシュによって変更前の表示となります

設定は正しく反映されています。LINE側のキャッシュが残っているだけです。

公式はキャッシュ削除の手順も書いています。LINEアプリの[ホーム]>[設定]>[トーク]>[データの削除]で「キャッシュ」の[削除]をタップします。

そして予防策として、公式はこう書いています。

ご案内する際は、ページタイトルに不備がないかを確認頂き「変更後」のページタイトルの状態でご連絡ください

一度でも送ったリンクは、しばらく古い見た目のままになります。タイトルを確定させてから案内してください。

読者に説明するときの文面

読者側の問題は、こちらが直せません。案内の文面で先回りするのが唯一の対処です。

登録ページやLINE登録の案内に、次の1行を添えておきます。

  • 「うまく開けない場合は、SafariやChromeなどのブラウザで開き直してください」

LINEのみでのイベント開催で扱った「LINEアプリを開いて続行してください。」の画面と、症状の見え方がよく似ています。どちらも、読者から見れば「開けない」です。

案内文に1行入れておけば、両方まとめて解決します。

まとめ

LINE登録のトラブルは、症状で原因が絞れます。

  • 「400 Bad Request」:LINEログインチャネルが「開発中」。Developersで「公開」に変更する
  • LINE登録ページが404:LINEアカウント設定が未設定か、Webhookが未接続
  • 「ページを開けません」:独自ドメインを削除した。Webhook URLと5つほどのLIFFを直す
  • シナリオに入らない:プロバイダー違い、1つのLINEを2つの配信アカウントに連携、Webhook未接続
  • 一部の人だけ登録できない:Facebookメッセンジャーからのアクセス
  • LINE公式アカウントを連携できる配信アカウントは1つまで
  • 困ったらWebhookのオフ・オン。複数の症状に効きます

いちばん見落とされるのは「400 Bad Request」です。開発者である自分だけが登録できるので、テストでは気づけません。

公開前に、自分以外の端末で1回だけ友だち追加してみてください。ここで見つかります。

ここで扱ったLINEアカウント設定やLINE登録ページは、UTAGEの機能の14日間の無料お試し期間中に確認できます。

よくある質問(FAQ)

「400 Bad Request」と出ます。

LINE Developers画面で、LINEログインチャネルのステータスが「開発中」になっています。コンソールにログインし、UTAGE接続中のプロバイダー名から「LINEログイン」を開いて、ステータスを「開発中」から「公開」に変更してください。

自分は登録できるのに、読者だけ登録できません。

LINEログインチャネルが「開発中」の可能性が高いです。この状態では開発者ロールを持つ人しか使えません。エラー文には「User need to have developer role.」と表示されます。

LINE登録ページを開くと404になります。

LINEアカウント設定が完了しているか確認してください。完了しているのに404なら、LINEアカウント設定画面で設定を変えずに「保存」を押し、それでも直らなければLINE公式アカウントの 設定 > 応答設定 で「Webhook」を一旦オフにして再度オンにしてください。

「ページを開けません。ネットワーク接続を確認してもう一度お試しください。」と出ます。

独自ドメインを削除した場合に起きます。LINE公式アカウントの Messaging API の Webhook URL と、LINE Developers のLINEログインチャネルにある LIFF のエンドポイントURLを、現在利用しているドメインに変更してください。公式は「5つほどLIFFが表示されます」としており、すべて直す必要があります。

友だち追加できるのにシナリオに登録されません。

公式は4つの原因を挙げています。LINEアカウント設定の連携が不完全、LINEログインとMessaging APIが別のプロバイダーにある、同じLINE公式アカウントを2つ以上の配信アカウントに連携している、Webhookが接続できていない、の4つです。

1つのLINE公式アカウントを複数の配信アカウントで使えますか?

使えません。公式は「LINE公式アカウントを連携できる『メール・LINE配信』アカウントは1つまでとなっております」としています。2つ以上に連携すると、シナリオ登録だけでなくLINEメッセージやステップ配信も送られなくなります。

特定の人だけ友だち追加できません。

Facebookメッセンジャーアプリから開いている可能性があります。公式は「LINE登録URLをタップ→『LINEアプリを開く』の画面でボタンを押下してもLINEに遷移しない仕様」としています。SafariやChromeなどの別ブラウザで開き直すよう案内してください。

ページタイトルを変えたのにLINEのプレビューが古いままです。

LINE側のキャッシュです。公式は「一度送信されたことのあるリンクに関しては変更後も、しばらくはキャッシュによって変更前の表示となります」としています。LINEアプリの[ホーム]>[設定]>[トーク]>[データの削除]からキャッシュを削除して確認してください。

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