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UTAGEのテスト送信は本番と違う|置き換え文字が置き換わらない3つの条件

機材と脚立が置かれたままの、公演前の暗い舞台

UTAGEの配信画面には【テスト送信】があります。一斉送信・ステップ配信・リマインダ配信のいずれでも使えます。

ただしテスト送信で届くものは、本番で届くものと同じではありません。

公式マニュアルは、テスト送信で確認できる置き換え文字が条件によって変わることと、そもそも確認できない動作があることを明記しています。

結論:テスト送信先を読者に登録しておく

テスト送信で確認できるもの、できないもの 読者に登録済み 登録していない お名前・メール ◯ ◯ フリー項目 ◯ × イベントの日程 ◯ × 差し込み付きURL ◯ × ボタンの動作 × × ボタンの動作だけは、登録していても確認できない 公式が「UTAGE仕様上、実行されません」と明記

公式の説明です。

【テスト送信】で確認できる置き換え文字は、テスト送信先のメールアドレスやLINEが該当シナリオへ登録されているかどうかで異なります

テスト送信先が、そのシナリオの読者として登録されているかどうか。ここで結果が変わります。

登録されていれば、すべて置き換わる

公式の記載です。

テスト送信先のメールアドレスまたはLINEがテスト送信を行うシナリオに登録されている場合、置き換え文字は実際の値に置換されて届きます

「置き換え文字は実際の値に置換されて届きます」。条件なしです。

つまり、テスト用のアドレスを、そのシナリオに読者として登録しておけばいいという話になります。

登録していないと、一部が生のまま届く

登録していない場合、置き換わる項目が限定されます。公式は置き換わる項目を一覧で挙げたうえで、こう注記しています。

他シナリオ連携「しない」のデフォルト項目またはフリー項目は、置き換え文字のままとなります

「置き換え文字のまま」です。読者には%free01%のような文字列がそのまま見えることになります。

本番でこれが起きたら事故です。テストでは正常に見えていたのに、本番で生の置き換え文字が出るという順序になります。

公式の指示も明快です。「確認したい場合は①テスト送信を行うシナリオへ読者として登録してご対応ください」。

未登録でも置き換わる13項目

登録していない場合でも置き換わる項目を、公式は具体的に列挙しています。

項目 置き換え文字
LINE登録名 %line_name%
お名前 %name%
メールアドレス %mail%
配信基準日時 %base_date%
配信処理実行日時 %now%
アカウント名 %account_name%
シナリオ名 %scenario_name%
読者一覧URL %reader_list_url%
解除フォームURL %cancel%
全シナリオ解除フォームURL %cancelall%
アドレス変更フォームURL %change_mail%
LINE友だちID %line_id%
全シナリオ共通読者ID %master_id%

加えて、公式は「他シナリオ連携『する』に設定されたフリー項目:%free◯◯%(全シナリオ共通読者情報)」も置き換わるとしています。

境目は「他シナリオ連携」の設定

フリー項目が置き換わるかどうかは、その項目の「他シナリオ連携」が「する」か「しない」かで決まります。

  • 他シナリオ連携が「する」:全シナリオ共通の読者情報なので、未登録でも参照できる
  • 他シナリオ連携が「しない」:そのシナリオの中にしか存在しないので、未登録では参照できない

読者登録していないアドレスは、そのシナリオの中に存在しません。だからシナリオ限定の項目は引けない。理屈としては素直です。

解除リンクは未登録でも確認できる

一覧の中で実務上ありがたいのは%cancel%(解除フォームURL)です。

メール到達率で扱ったとおり、解除リンクの設置はGmailのガイドラインの要件です。ここが壊れていると配信エラーだけでなくアカウントの問題になります。

未登録のテスト送信でもリンクが生成されること自体は確認できます。ただし、押したときに自分が解除されるわけではありません。解除の動作まで見たいなら、やはり読者登録が要ります。

イベントの置き換え文字は申し込みが要る

3つ目の条件です。リマインダ配信をイベントと連携させている場合の話になります。

公式の記載です。

イベント関連の置き換え文字(%evebt_date%、%event_info%など)を確認したい場合、実際に該当イベントへ申し込みを行って確認する必要があります

読者登録だけでは足りません。イベントに申し込んだ状態でないと、日程や会場の情報が入らないからです。

なお、引用した公式の表記は%evebt_date%となっています。実際の置き換え文字を打ち込む前に、配信画面の「置き換え文字一覧」で正しい綴りを確認してください。綴りが違えば置き換わらず、そのまま本文に出ます。

公式が示す手順

公式は確認の手順まで書いています。

イベント・予約 > 該当イベント > 申込フォーム から実際にテスト送信を行いたいメールアドレスまたはLINEでお申し込みを行い、リマインダ配信シナリオの「読者一覧」に登録情報が反映されているかを確認した上でテスト送信をお試しください

順番は次のとおりです。

  1. イベント・予約 > 該当イベント > 申込フォームを開く
  2. テストに使うメールアドレスまたはLINEで申し込む
  3. リマインダ配信シナリオの「読者一覧」に反映されているか確認する
  4. その状態でテスト送信する

3番目を飛ばさないでください。申し込んだつもりでも、シナリオの読者一覧に入っていなければ結果は同じです。

日程の直前リマインドほど危ない

イベントのリマインダは、本番が一度きりです。開催前日の案内を出し直すことはできません。

メール配信3種で扱ったとおり、リマインダ配信は基準日を軸に前後へ配信を置けます。日程や会場が生の置き換え文字で届いた場合、影響を受けるのは当日の参加率です。

テスト用のアドレスで1回申し込む。その手間だけで防げます。

LINEのボタンの動作は確認できない

ここは条件ではありません。どうやっても確認できないという話です。

公式の記載です。

LINE一斉送信/ステップ配信/リマインダ配信にて「テスト送信」を利用した場合、UTAGE仕様上、ボタンに設定した「リンクを開いた際に実行するアクション」は実行されません

「UTAGE仕様上」と書かれています。設定の問題ではありません。

何が確認できないのか

LINEのボタンには、タップされたときに動くアクションを設定できます。ラベルを付ける、別のシナリオへ登録する、といった処理です。

LINEの計測で扱ったとおり、この仕組みは誰がどのボタンを押したかを記録する土台になっています。

テスト送信では、このアクションだけが動きません。ボタンは表示されますし、タップもできます。リンク先にも飛びます。動かないのはアクションの部分だけです。

結果として、「テストでは押せたのにラベルが付かない」という状態になります。これを設定ミスだと思って調べ始めると、時間を溶かします。

公式が指定する確認方法

動作確認をする場合は、必ず該当シナリオにLINE登録した状態で実際に配信されたステップ配信/リマインダ配信のボタンをタップして動作確認して頂きますようお願いいたします

テスト送信ではなく、実際の配信で確認しろということです。

現実的には、次のどちらかになります。

  • 検証用のシナリオを1本作る。自分だけが登録された状態で、本番と同じ設定のステップ配信を動かす
  • 本番のシナリオに自分を登録し、最初の1通で確認する。ステップ配信なら登録直後の配信で確認できます

前者のほうが安全です。後者は、本番のシナリオの配信数に自分が混ざります。

LINEのテスト送信が失敗するとき

テスト送信そのものが失敗し、画面上部に「テストメッセージの送信に失敗しました。」と出ることがあります。

公式は原因を2つに分けています。

原因1:メッセージの設定に不備がある

公式が挙げる事例は5つです。

事例 内容
カルーセルの未設定パネル 特にパネル2以降の設定漏れ
必須項目が空 テキストやURLが未入力
パネルごとに設定が不揃い タイトルや画像の有無を揃える必要がある
URLが正しくない 「https://」だけを入力しているなど
文字数上限の超過 入力欄ごとに上限がある

1つ目について、公式はカルーセルの仕様を説明しています。

カルーセルは、複数のボタンを横にスクロールして閲覧するメッセージタイプです。そのため、パネルは最低でも2つ以上設定する必要があります。パネルを1つのみ表示したい場合はカルーセルではなく『ボタン』をご利用ください

パネル1つのカルーセルは作れません。1つだけ見せたいなら「ボタン」を使います。

3つ目も見落としやすい点です。公式の説明です。

「タイトル」や「画像」は必須ではありませんが、各パネルでの設定状況は揃える必要があります。例えば、パネル1で「タイトル」を設定したら、他パネルでも「タイトル」の設定が必要です

「必須ではないが、揃える必要がある」という条件です。パネル1だけタイトルを入れて、パネル2は空、という状態で失敗します。

文字数の上限

5つ目の文字数について、公式は入力欄ごとの上限を示しています。

種類 入力欄 上限
画像 LINE友だち側からメッセージを送信 255文字
画像 通知欄に表示するテキスト 255文字
ボタン タイトル 40文字
ボタン 本文 160文字
ボタン テキスト 20文字
カルーセル タイトル 40文字
カルーセル テキスト 60文字
カルーセル ボタンのテキスト 20文字

このほか、公式は「規定回数を超えてボタンを押した際に送信するテキスト」と「通知欄に表示するテキスト」を255文字としています。

カルーセルのテキストは60文字です。ボタンの本文160文字に比べてかなり短い。同じ文面を使い回すと、ここで引っかかります。

原因2:URLに差し込みを入れている

もう1つの原因は、URLの中に置き換え文字を入れている場合です。公式の記載です。

画像・ボタン・カルーセルで「動作:URLを開く」として設定しているURLに、シナリオ読者情報を参照するパラメータ(?mail=%mail% など)を付与されている場合は、テスト送信先のLINEアカウントは、必ずそのシナリオの読者として登録されている必要があります

参照できる情報がないため、テスト送信自体が失敗します。

ここでも結論は同じです。テスト送信先をシナリオの読者に登録しておく。置き換え文字の確認のためだけでなく、送信を通すためにも必要になります。

テスト送信先の設定方法

LINEのテスト送信先は、事前に指定しておく必要があります。公式の手順です。

メール・LINE配信 > 該当アカウント > 左メニュー「LINE友だち」>「LINE友だち一覧」を開き、テスト対象にしたい友だちをクリックして【テスト対象にする】を押します。

設定すると、LINEメッセージ作成画面の【テスト送信】で「テスト送信先アカウントを選択してください」のプルダウンに、そのLINE登録名が表示されます。

この画面に自分が出てこないなら、まだ友だちになっていないか、テスト対象に設定していません。

1通目を送る前のテスト手順

ここまでの内容を、実際の順番に並べます。

手順1:テスト用のアドレスをシナリオに登録する

これが最初です。登録していないと、フリー項目が生のまま届きます。

登録には本番と同じ経路を使ってください。登録フォームから実際に登録するのが理想です。管理画面から手で追加すると、フォームの側の不備を見逃します。

LINEの場合は、友だち追加したうえで【テスト対象にする】を設定します。

手順2:イベント連携があれば申し込む

リマインダ配信をイベントと連携させているなら、申込フォームから実際に申し込みます。

申し込んだあと、リマインダ配信シナリオの「読者一覧」に反映されているかを確認します。ここを見ずに進めると、テスト送信しても日程が入りません。

この手順には、置き換え文字の確認以外の効果もあります。申込フォームそのものの検証になるからです。

  • 申し込み後にどのシナリオへ入るか。意図した連携先になっているかを読者一覧で確認できます
  • 自動返信が届くか。申込直後のメールは別の設定なので、リマインダとは分けて確認します
  • 参加日が正しく記録されているか。基準日がずれていれば、リマインダの送信時刻もずれます

テスト用のアドレスは、イベントごとに使い回せません。同じアドレスで別のイベントに申し込むと、どちらの日程が入るか分からなくなります。

実務ではイベントを作るたびに申し込み直すのが確実です。手間に見えますが、申込フォームの動作確認を兼ねているので無駄にはなりません。

なお、テストで申し込んだ分は参加者の人数に混ざります。定員を設けているイベントでは、確認後に読者一覧から外すか、定員を1つ多めに設定しておいてください。

手順3:テスト送信して置き換え文字を見る

届いたメールやLINEで、%で始まる文字列が残っていないかを確認します。

見るべき箇所は次のとおりです。

  • 本文の差し込み。お名前やフリー項目が値になっているか
  • フッターの解除リンク。URLとして成立しているか
  • イベントの日程・会場。実際の値が入っているか
  • リンクのURL。差し込みを含むURLが正しく組み上がっているか

1文字でも%が残っていたら、その置き換え文字は綴りが違うか、条件を満たしていません。

手順4:ボタンの動作は実配信で見る

LINEのボタンにアクションを設定しているなら、テスト送信では確認できません。

検証用のシナリオを1本作り、自分だけを登録して実際に配信を動かします。ラベルが付いたか、次のシナリオに登録されたかを、読者一覧で確認してください。

検証用シナリオの作り方には、押さえておく点が3つあります。

  • 本番と同じメッセージを複製して使う。作り直すと、本番側だけに残った設定を見逃します
  • ステップ配信の待ち時間を短くする。本番が「登録から3日後」でも、検証用は最短にしておかないと確認に3日かかります
  • 確認が終わったらラベルを外す。自分に付いたラベルが残ると、本番の配信条件に紛れ込みます

3つ目は忘れやすい点です。検証で付けたラベルは本物のラベルです。「購入者」ラベルを付けたまま放置すると、購入者向けの配信が自分にも届きます。

確認する項目は、アクションの種類によって見る場所が変わります。

設定したアクション 確認する場所
ラベルを付与する 読者一覧の該当読者のラベル
別シナリオへ登録する 登録先シナリオの読者一覧
シナリオを解除する 解除元シナリオから消えているか

ボタンをタップして画面が開いただけでは、何も確認できていません。読者一覧まで見に行ってはじめて、アクションが動いたと言えます。

手順5:本番の宛先を確認してから送る

最後に配信条件の確認です。メール配信3種で扱った【配信予定対象者】で、宛先の人数を見ます。

テスト送信が通ったことと、正しい相手に届くことは別の話です。置き換え文字が正常でも、条件が間違っていれば意味がありません。

見るのは人数だけで足ります。桁が想定と違えば、条件が間違っています。

  • 想定より多い:AND条件のつもりがOR条件になっている可能性があります
  • 想定より少ない:条件を重ねすぎているか、対象のラベルが付いていません
  • 0人:条件に該当する読者がいません。このまま送ると何も起きません

そして、ここでテスト用のアドレスが宛先に混ざっていないかも確認してください。

手順1で登録したテスト用のアドレスは、そのシナリオの読者です。条件に該当すれば、本番の配信も届きます。

自分に届くこと自体は問題ありません。むしろ確認になります。ただし配信数や開封率の分母に入るので、件数が少ないうちは数字が歪みます。

開封率で扱ったとおり、開封分析には開封したユーザーの一覧が出ます。自分のアドレスが上位に並ぶのを見て混乱しないよう、テスト用と分かる名前を付けておいてください。

まとめ

テスト送信で押さえる点です。

  • テスト送信先をシナリオの読者に登録する。登録済みなら「置き換え文字は実際の値に置換されて届きます」
  • 未登録だと、他シナリオ連携「しない」の項目は置き換え文字のまま届く
  • イベントの置き換え文字は、実際に申し込まないと確認できない
  • LINEのボタンのアクションは、テスト送信では実行されない。公式が「UTAGE仕様上」と明記
  • カルーセルはパネル2つ以上。タイトルや画像の設定状況もパネル間で揃える
  • URLに差し込みを入れているなら、読者登録なしではテスト送信自体が失敗する
  • LINEのテスト送信先は「LINE友だち一覧」から【テスト対象にする】で設定する

いちばん多い事故は、テストでは正常に見えたのに、本番で生の置き換え文字が届くパターンです。原因はほぼ、テスト送信先を読者登録していないことです。

テスト用のアドレスを1つ、登録フォームから本番と同じ経路で登録しておいてください。これだけで大半は防げます。

ここで扱った【テスト送信】や置き換え文字一覧は、UTAGEの機能の14日間の無料お試し期間中に確認できます。

よくある質問(FAQ)

テスト送信で置き換え文字が置き換わりません。

テスト送信先がそのシナリオの読者として登録されていない可能性が高いです。公式は「他シナリオ連携『しない』のデフォルト項目またはフリー項目は、置き換え文字のままとなります」としており、「確認したい場合はテスト送信を行うシナリオへ読者として登録してご対応ください」と案内しています。

読者登録していなくても置き換わる項目はありますか?

あります。お名前、メールアドレス、LINE登録名、配信基準日時、配信処理実行日時、アカウント名、シナリオ名、読者一覧URL、解除フォームURL、全シナリオ解除フォームURL、アドレス変更フォームURL、LINE友だちID、全シナリオ共通読者IDです。加えて、他シナリオ連携を「する」にしたフリー項目も置き換わります。

イベントの日程がテスト送信で入りません。

公式は「実際に該当イベントへ申し込みを行って確認する必要があります」としています。イベント・予約から該当イベントの申込フォームで実際に申し込み、リマインダ配信シナリオの読者一覧に反映されたことを確認してからテスト送信してください。

LINEのボタンのアクションがテストで動きません。

仕様です。公式は「UTAGE仕様上、ボタンに設定した『リンクを開いた際に実行するアクション』は実行されません」としています。確認する場合は、該当シナリオにLINE登録した状態で、実際に配信されたメッセージのボタンをタップしてください。

「テストメッセージの送信に失敗しました。」と出ます。

メッセージ設定の不備か、URLのパラメータが原因です。カルーセルのパネルが1つだけになっていないか、必須項目が空でないか、パネル間で設定状況が揃っているか、URLが正しいか、文字数上限を超えていないかを確認してください。URLに差し込みを入れている場合は、テスト送信先が読者登録されている必要があります。

カルーセルのパネルは1つでもいいですか?

できません。公式は「パネルは最低でも2つ以上設定する必要があります」としています。1つだけ表示したい場合は、カルーセルではなく「ボタン」を使うよう案内されています。

カルーセルの文字数の上限は?

タイトルが40文字、テキストが60文字、ボタンのテキストが20文字です。ボタンの場合はタイトル40文字、本文160文字、テキスト20文字となっています。上限を超えるとテスト送信に失敗します。

LINEのテスト送信先はどこで設定しますか?

メール・LINE配信の該当アカウントから、左メニューの「LINE友だち」>「LINE友だち一覧」を開き、対象の友だちをクリックして【テスト対象にする】を押します。設定すると、テスト送信のプルダウンにそのLINE登録名が表示されます。

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