
UTAGEのイベント・予約機能を使うと、有料セミナーの募集から決済、当日のリマインドまでを1つで回せます。申込ページはファネルで作り、決済は申込フォームに組み込まれます。
ただ、売れたあとに「売上がどこにも見当たらない」と焦ることになります。
これは不具合ではなく仕様です。有料イベントの決済は、UTAGEの売上一覧に反映されません。
結論:参加費は売上一覧に載らない
公式マニュアルの注意事項を、そのまま引きます。
有料イベントの決済は、ファネル > 売上一覧には反映されません。イベントの決済情報は各決済代行会社側でご確認いただく必要があります
商品管理から売った売上は売上一覧に出ますが、有料イベントの参加費は出ません。
どこで確認するか
確認できる場所は2つあります。
- イベント・予約 > 該当イベント > 申込者情報。申込者をクリックすると「入金額」が表示されます
- 決済代行会社の管理画面。実際の決済データはこちらにあります
UTAGE側で分かるのは「誰がいくら払ったか」までで、決済の実体は決済代行会社にあります。
運用への影響
これは売上管理の作り方に効いてきます。
商品もセミナーも売っている場合、UTAGEの売上一覧だけを見ていると、セミナーの売上が丸ごと抜けます。月次の数字を合わせるときに、必ず決済代行会社側の数字と突き合わせてください。
また、継続課金の管理も同様に決済代行会社側が実体です。UTAGEの解約方法で書いたとおり、UTAGEをやめても決済は止まりません。お金の流れはUTAGEの外にある、というのが一貫した構造です。
申込フォームに決済欄が自動で付く
作り方の話に入る前に、構造を理解しておくと迷いません。
決済フォームを別に作る必要はない
公式の補足です。
有料イベントを連携すると、申込フォームに自動的に「決済情報の入力」欄が追加されます。別途決済フォームを作成する必要はありません
商品を売るときと違って、商品管理で商品を作る必要がありません。イベント側で参加費を設定すれば、申込フォームがそのまま決済フォームになります。
これは楽な反面、商品管理の機能が使えないということでもあります。価格ラインナップで支払い方法を複数用意したり、オーダーバンプを付けたりはできません。商品管理の仕組みはUTAGEでEC・D2Cはできるかで解説しています。
銀行振込は使えない
公式に明記されています。
イベント機能の有料設定では銀行振込には対応していません。クレジットカード決済のみ利用可能です
法人相手で請求書払いが必要な場合、イベント機能では受けられません。その場合は、商品管理で銀行振込の商品を作り、入金確認後に無料イベントへ申し込んでもらう、という二段構えになります。
銀行振込の設定はUTAGEの銀行振込にまとめています。
作る順番
公式が示している流れは7ステップです。順番を守らないと戻ることになります。
手順1:決済連携設定を先に済ませる
ファネル > 決済連携設定で、使う決済代行会社(UnivaPay、Stripeなど)との連携を作ります。
公式の注意です。
決済連携が完了していないと、有料イベントの申し込み時に決済が行えません。必ず先にこのステップを完了してください
決済代行会社のアカウント自体が必要です。審査に時間がかかるので、セミナーの日程を決める前に着手してください。
手順2:イベントを有料で作る
イベント・予約 > 【+追加】で、種類に「セミナー・説明会」を選びます。個別相談ではなくセミナー形式です。
設定する項目のうち、有料販売に関わるものを挙げます。
- イベント名:参加者に表示される名前
- 管理名称:管理用。参加者には表示されません
- 参加費:「有料」を選ぶ
- 決済種別:手順1で連携した決済サービス
- 参加費(金額):セミナーの価格
- 申し込み締切:「開催◯日前の◯時」の形式
- リマインダ配信:「する」
早割を作りたい場合は【期間限定価格を指定する】を使います。指定日時での期間指定のほか、シナリオの配信基準日時を基準にした指定もできます。後者は「メール配信から◯日以内なら早割」という形が作れます。
手順3:日程を追加する
イベント・予約 > イベント名 > 日程 > 【+追加】で開催日程を登録します。日程は何件でも追加できます。
複数の日程を登録しておくと、申込者が希望の日時を選んで申し込めます。定期開催のセミナーなら、まとめて登録しておくほうが手間が減ります。
手順4:ファネルで申込ページを作る
ファネル > ファネル一覧 > 【+追加】でテンプレートを選びます。セミナー・説明会の販売に適したテンプレートが用意されています。
空白のファネルからも作れますが、初めてならテンプレートのほうが早いです。必要なページ構成があらかじめ入っています。
手順5:申込フォームを設置する
ページ編集画面で【+】から【イベント:申込フォーム】を選びます。【連携イベント】で手順2で作ったイベントを指定します。
ここで設定できる項目が、見た目と成約率に効きます。
| 設定 | 選べるもの |
|---|---|
| 表示形式 | リスト/カレンダー/カレンダー+時刻 |
| 表示項目 | 日程・開催地・残数など |
| 申込後のリダイレクト先 | 次のステップ/指定URL |
| 同意項目 | 利用規約への同意の有無 |
「残数」を表示するかどうかは、売り方で決めてください。定員が埋まりつつある状態なら後押しになりますが、空席が目立つ段階では逆効果です。
日程の設定でできること
日程ごとに設定する項目に、知っておくと便利なものがあります。
定員は空欄で無制限
定員を未入力にすると無制限になります。オンライン開催で人数制限が不要なら、空欄のままにします。
逆に定員を入れると、埋まった時点で申し込めなくなります。申込フォームの「残数」表示と組み合わせると、締め切りの演出ができます。
会場開催の場合は、当然ながら会場のキャパシティが上限になります。定員を入れ忘れると、席が足りない状態で申込を受け続けます。オフラインの日程を登録するときは、定員を必ず入れてください。
なお、定員は日程ごとに設定します。同じイベントでも「平日夜は20名、土曜は40名」のように分けられます。会場が日程によって違う場合に使えます。
オンラインとオフラインで入力項目が変わる
種別で「オンライン」を選ぶと【参加用URL】を入力します。ZoomなどのミーティングURLです。【参加用パスワード】も設定できます。
「オフライン」を選ぶと【開場時刻】【郵便番号】【会場住所】【会場名】を入力します。
ここに便利な仕様があります。
リマインダ配信では会場住所をもとにGoogleマップのURLが自動生成されます
会場の地図リンクを自分で作る必要がありません。住所さえ正しく入れておけば、リマインドメールに地図が付きます。
会場開催で当日の道案内は問い合わせが集中するポイントなので、ここが自動なのは効きます。
リマインダは前日と当日の2通が自動生成される
イベント作成時にリマインダ配信を「する」にすると、リマインダ用のシナリオが自動で作られます。手動で作る必要はありません。
デフォルトで生成されるのは2通です。
- セミナー前日のリマインドメール
- セミナー当日のリマインドメール
イベント・予約 > イベント名 > リマインダ配信から、メール・LINE配信機能の該当シナリオに移動して編集できます。
そのまま使わないほうがいい
公式も「セミナーの内容に合わせて編集することをおすすめします」としています。
本文はデフォルトで入っていますが、当日の持ち物、参加方法、質問の受け付け方などは自分で書かないと入りません。ここを整えるかどうかで、当日のドタキャン率が変わります。
LINEでも送りたい場合は別の作業が必要
公式の補足です。
LINEでもリマインドを送りたい場合は、リマインダ用シナリオ内で【LINEメッセージ追加】から別途LINEメッセージを追加してください。LINEリマインダを届けるには、申込者のLINE情報をリマインダ配信シナリオに紐付ける必要があります
メールのリマインダは自動、LINEは手動追加です。しかも申込者のLINE情報を紐付ける作業が別に要ります。
LINEでのリマインドはメールより開封されるので、セミナー前日の連絡としては効果が高いです。ただし通数を消費します。通数の考え方はUTAGEのLINE通数はどこで減るかにまとめています。
テスト決済ができない決済代行会社がある
公開前のテストで、決済代行会社によって手順が分かれます。ここは知らないと詰まります。
テストモードが使えるのは3社だけ
公式の注意事項です。
決済代行会社「テレコムクレジット」「AQUAGATES」をご利用される場合、以下で解説する【テストモード】でのテスト決済は行えません。決済モードは【本番モード】のままで、テレコムクレジット社またはAQUAGATES社から発行されるテストカード番号を使用してテスト決済を行ってください
公式によれば、テストモードを使えるのはUnivaPay・Stripe・FirstPaymentの3社です。
| 決済代行会社 | テストの方法 |
|---|---|
| UnivaPay/Stripe/FirstPayment | テストモードに切り替えてテストカードで決済 |
| テレコムクレジット/AQUAGATES | 本番モードのまま、各社発行のテストカードで決済 |
後者は本番モードのままテストするので、操作を間違えると実決済になります。必ず各社から発行されたテストカード番号を使ってください。
テストモードの切り替え場所は2か所
ファネル経由で申し込ませる場合はファネル > ファネル共通設定で、イベントの申込フォームを直接使う場合はイベント設定で、決済モードを切り替えます。
切り替えたら、一覧画面で【テスト決済モード】と表示されているかを確認してください。ここを見ずに進むと、本番のまま叩くことになります。
テスト後に見る場所
公式が示している確認箇所は2つです。
- イベント・予約 > 該当イベントに申込者情報が登録されているか。申込者をクリックすると「入金額」が反映されています
- 決済代行会社の管理画面にテスト決済データが入っているか
繰り返しになりますが、売上一覧には出ません。ここを見て「決済できていない」と判断しないでください。
そして最後に、公式が強調していることを書いておきます。
テスト決済および決済後の各種動作確認が完了したら、本番運用開始前には必ず決済モードを【本番モード】へ切り替えてください
戻し忘れると、本番の申込がすべてテスト決済になります。お金は入りません。この種の事故はUTAGEでやってはいけない操作38個でも扱っています。
まとめ
UTAGEで有料セミナーを売るときに押さえる点を並べます。
- 参加費は売上一覧に反映されない。イベントの申込者情報か、決済代行会社の管理画面で確認する
- 申込フォームに決済欄が自動で付く。商品管理で商品を作る必要はない
- 銀行振込は使えない。クレジットカード決済のみ
- 決済連携設定を最初に済ませる。審査に時間がかかる
- 定員は空欄で無制限
- 会場住所からGoogleマップのURLが自動生成される
- リマインダは前日・当日の2通が自動生成される。LINEは手動追加
- テレコムクレジットとAQUAGATESはテストモードが使えない
- テストが終わったら本番モードに戻す
最初に挙げた「売上一覧に出ない」は、知らないと必ず一度は焦ります。決済が失敗したと思って設定を触り始めると、動いているものを壊すことになります。
売れたかどうかは、イベントの申込者情報を見てください。そこに入金額が出ていれば成功しています。
ここで扱ったイベント・予約機能の画面は、UTAGEの機能の14日間の無料お試し期間中に実際に触って確認できます。
よくある質問(FAQ)
有料セミナーが売れたのに売上一覧に出ません。
仕様です。公式は「有料イベントの決済は、ファネル > 売上一覧には反映されません。イベントの決済情報は各決済代行会社側でご確認いただく必要があります」としています。UTAGE側ではイベント・予約 > 該当イベント > 申込者情報をクリックすると「入金額」が確認できます。
有料イベントで銀行振込は使えますか?
使えません。公式に「イベント機能の有料設定では銀行振込には対応していません。クレジットカード決済のみ利用可能です」と明記されています。請求書払いが必要な場合は、商品管理で銀行振込の商品を作り、入金確認後に無料イベントへ申し込んでもらう形になります。
決済フォームを別に作る必要はありますか?
不要です。有料イベントを連携すると、申込フォームに自動的に「決済情報の入力」欄が追加されます。
早割を設定できますか?
できます。イベント作成時の【期間限定価格を指定する】から設定します。指定日時での期間指定のほか、シナリオの配信基準日時を基準にした指定もできるので、「メール配信から◯日以内なら早割」という形も作れます。
定員を設けたくない場合は?
定員を未入力(空欄)にすると無制限になります。
会場の地図は自分で用意しますか?
不要です。オフライン開催で会場住所を入力しておくと、リマインダ配信で会場住所をもとにGoogleマップのURLが自動生成されます。
テスト決済ができません。
決済代行会社によります。テストモードが使えるのはUnivaPay・Stripe・FirstPaymentの3社です。テレコムクレジットとAQUAGATESでは、決済モードを本番モードのままにして、各社から発行されたテストカード番号を使う必要があります。
LINEでリマインドを送れますか?
送れますが手動の作業が必要です。リマインダ用シナリオ内で【LINEメッセージ追加】から追加し、さらに申込者のLINE情報をリマインダ配信シナリオに紐付ける必要があります。自動生成されるのはメールの前日・当日の2通だけです。
UTAGEは14日間、無料で試せます
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