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LINE公式アカウントの無料枠は何回配信できるか|200通は200回ではありません

スマートフォンの画面を2人でのぞき込んでいるところ

LINE公式アカウントは無料で始められます。月額0円のプランがあり、そこには「無料メッセージ 200通」と書かれています。

この200通を、月に200回送れると読んでいる人がいます。公式ページの説明を読むと、そうではありませんでした。

この記事では、LINEヤフーの公式ページで確かめた通数の数え方と、料金を整理します。金額は変わることがあります。

無料の「200通」は、200回ではありません

料金プランのページに、カウントの方法が書かれていました。ここを読むかどうかで、無料プランの見え方がまったく変わります。

1行なのですが、掛け算になっています。送った回数だけでなく、送った相手の人数も掛かるという意味です。

そのまま引きます。読むときは、掛け算の記号に注目してください。ここが「通数」と「回数」を分けている場所です。

LINE公式アカウントで1回に配信できるメッセージは最大3吹き出しまで、「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」を「通数」としてカウントします。

出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」

掛け算だと、すぐ届きます

友だちが10人なら、1回の配信で10通です。200通の枠なら20回送れます。

友だちが200人なら、1回の配信で200通。月に1回で使い切ります。

友だちが増えるほど、送れる回数が減っていく作りになっています。ここが、始めてから気づく部分だと思います。

友だちの数で、送れる回数が決まる

掛け算の意味を、具体的な数字で置いてみます。無料の200通を、友だちの人数で割った回数です。

公式の式をそのまま使っただけなので、計算の前提は単純です。全員に一斉配信した場合の回数になります。

自分の店が今どこにいるかを見てください。友だちが増えたときに、どこで足りなくなるかも同時に分かります。

友だちを集めることと、配信できる回数は、逆に動きます。

コミュニケーションプラン(月額0円・200通)で全員に送る場合

友だち20人 → 月10回

友だち50人 → 月4回

友だち100人 → 月2回

友だち200人 → 月1回

絞り込んで送れば、回数は増えます

全員に送る必要がないなら、対象を絞る方法があります。絞り込み配信も通数のカウント対象ですが、掛かる人数が減るぶん消費が少なくなります。

たとえば友だちが200人いても、50人に送るなら1回で50通です。同じ枠で4回送れることになります。

買ってくれた人だけに送る、地域で分ける。使い方を決めてから配信すると、無料の枠でも動かせます。

3つの吹き出しまでが、1回分

もう1つ、同じ一文に書かれていたことがあります。1回の配信で送れる吹き出しの数です。

「1回に配信できるメッセージは最大3吹き出しまで」とされています。つまり、文章を3つに分けて送っても、消費するのは1回分です。

ここは知っておくと、無料の枠の使い方が変わります。1回にどれだけ詰められるかが決まるからです。

3つの吹き出しには、それぞれ別のものを入れられます。

1回の配信にまとめられるもの

1つ目の吹き出しに、本文

2つ目の吹き出しに、画像

3つ目の吹き出しに、商品ページへのリンク

分けて送ると、そのぶん減ります

逆に、同じ内容を3回に分けて送ると3回分です。友だち100人なら、300通を使うことになります。

無料の200通では足りません。伝えたいことは、1回の配信にまとめてください。

思いついたときに送る、を繰り返すと枠がなくなります。何を送るかを決めてから配信する形にすると、同じ枠で伝えられる量が増えます。

通数に数えないメッセージがある

ここからが、無料プランでも使える部分です。すべてのメッセージが通数に数えられるわけではありませんでした。

同じ料金プランのページに、カウントされるものとされないものが並べられています。この区別が、小さな店にとっては大きい部分でした。

両方を引きます。自分がよく使う機能がどちらに入っているかを、先に確かめておくためです。

無料の枠が小さいぶん、ここの区別が効いてきます。

カウントされる

メッセージ配信(絞り込み配信・ステップ配信含む)

Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」

カウントされない

LINEチャットの送受信

応答メッセージ

あいさつメッセージ

Messaging APIの「Reply API」

出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」

あいさつメッセージは、必ず届いて無料です

友だちに追加された直後に自動で送られるのが、あいさつメッセージです。これは通数に数えられません。

追加されたタイミングは、いちばん読まれる瞬間でもあります。 ここに店の案内と、よく聞かれることへの答えを入れておけます。

1対1のチャットも無料です。問い合わせに答えるだけなら、枠を気にせず使えることになります。

有料プランの金額と、無料メッセージの通数

友だちが増えて、無料の枠で足りなくなったときの選択肢も見ておきます。プランは3つでした。

公式の料金ページには、月額固定費と無料メッセージの通数が並んでいます。表記はすべて税別です。

数字をそのまま並べます。月額と、その中に含まれる通数の組み合わせです。

自分に必要な通数が分かっていれば、どれを選ぶかはここで決まります。

LINE公式アカウントの料金プラン

コミュニケーションプラン 月額固定費 0円/無料メッセージ 200通

ライトプラン 月額固定費 5,000円(税別)/無料メッセージ 5,000通

スタンダードプラン 月額固定費 15,000円(税別)/無料メッセージ 30,000通

出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」。料金は月額換算

通数あたりで見ると、上のプランが安くなります

ライトプランは5,000円で5,000通なので、1通あたり1円です。スタンダードプランは15,000円で30,000通なので、1通あたり0.5円になります。

ただし、使い切らなければ意味がありません。自分の友だちの数と配信の回数から、必要な通数を先に出してください。

友だち500人で月4回なら2,000通です。この場合はライトプランで足ります。友だち1,000人で月4回なら4,000通で、まだライトプランの範囲でした。

追加配信ができないプランがあります

ここも、知らないと困る部分です。無料メッセージを使い切ったあと、追加で送れるかどうかがプランで違いました。

料金ページの注記に書かれています。使い切ったら、その月はもう配信できないプランがあるということです。

注記をそのまま引きます。プラン名が3つとも出てくるので、自分のプランを探してください。

ここを読まないまま上のプランに変えると、思っていた使い方ができません。

※3 スタンダードプランのみ、従量課金制で追加メッセージを配信いただけます。コミュニケーションプラン・ライトプランでは追加メッセージの配信はできません。

出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」

セールの月に困るのは、ライトプランです

ライトプランは月額5,000円で5,000通ですが、超えたぶんを買い足すことができません。繁忙期に配信を増やしたい月は、通数が足りなくなります。

スタンダードプランなら、追加メッセージが「1通あたり3円(税別)から」で配信できます。配信数によって単価が変わる、と注記がついていました。

配信の回数が月によって大きく変わる店は、ここが選ぶ基準になります。 平均で足りていても、多い月に止まるからです。

プレミアムIDは2026年12月1日から4倍になる

料金の話をもう1つ。アカウントのIDに関する費用が、もうすぐ変わります。

LINE公式アカウントを開設すると、英数字がランダムに並んだ「ベーシックID」が無料で発行されます。店名などの文字列を指定したい場合は「プレミアムID」を買う形です。

この金額の改定が、公式のお知らせで発表されていました。日付も金額も具体的に書かれています。

プレミアムIDの改定内容(2026年12月1日以降の購入・更新分から)

現在:月額100円(税別)または年額1,200円(税別)

改定後:月額400円(税別)または年額4,800円(税別)

出典:LINEヤフー「【重要】LINE公式アカウント プレミアムID料金改定のお知らせ」(2026年9月1日)

お知らせには、注記もついていました

変更されるのは料金だけで、フォーマットも内容も同じだと図に書かれています。「@+指定文字列」という形は変わりません。

そして「※7 本料金改定の実施時期は、開発状況等により変更になる場合がございます」という注記がありました。日付は動く可能性があります。

ベーシックIDのままなら0円です。必要かどうかを、この金額で考え直してもいい部分だと思います。

チャットの履歴は6か月まで

もう1つ、あとで効いてくる仕様があります。1対1のチャットの履歴が、どれくらい残るかです。

基本機能では6か月間とされていました。それを超えると見られなくなります。注文についてのやりとりをLINEでしている店なら、ここは知っておく部分です。

有料のオプションもあります。保存できる期間が延びるほか、履歴のダウンロードもできるようになる、と説明されていました。

チャットProオプション(月額3,000円・税別)

基本機能:6ヶ月間のチャット履歴保存

チャットProオプション:5年間のチャット履歴保存、履歴のダウンロード

「LINE公式アカウントの料金プラン(ライトプラン、スタンダードプラン)とは異なる料金体系のオプションです」

やりとりは、別の場所にも残しておきます

6か月で消えるなら、大事な部分は別に控えておくのが確実です。注文の内容や、対応した結果です。

トラブルになったときに見返すのは、たいてい半年以上前のやりとりです。 注文の管理画面にメモを残すか、自分のメールに転記しておいてください。

月額3,000円のオプションを払うかどうかは、LINEでのやりとりがどれだけ店の中心にあるかで決まります。問い合わせが少ないうちは、控えを取るほうが安く済みます。

ネットショップでの使いどころ

ここまでの数字をふまえて、小さな店での使い方を整理します。無料の枠は小さいので、使う場所を決めておく必要がありました。

通数を消費しないものから固めていくのが、いちばん確実です。あいさつメッセージ、応答メッセージ、1対1のチャット。この3つは無料でした。

そのうえで、配信は回数を絞ります。何を送るかより先に、月に何回送れるかを決めておく形です。

通数を使わずにできること

あいさつメッセージに、店の案内とよくある質問への答えを入れる

応答メッセージに、営業時間や発送の目安を設定する

問い合わせには1対1のチャットで答える

配信は、月に何回かを先に決めます

友だちの数から、月に何回送れるかは計算できます。その回数を決めてから、何を送るかを考える順番です。

枠が月2回なら、新商品の案内とセールの案内で終わります。3つ目を送りたくなったら、そこが有料プランを考えるタイミングです。

なお、料金ページには「ブロックをしている友だちにはメッセージは配信されない」という注記もありました。友だちの数と、実際に届く数は同じではありません。

まとめと、確認できなかったこと

数字を並べ直します。自分の店に当てはまる行だけを見れば足ります。

それから、公式ページで確かめられなかったことも書きます。調べた範囲では見つからなかった項目なので、必要な人は問い合わせて確かめてください。

料金も仕様も変わります。申し込む前に、公式ページで現在の案内を見てください。とくにプレミアムIDは、改定の日が近い項目です。

確かめたこと

通数=「送った回数」×「送った友だちの数」。1回に3吹き出しまで

プラン:0円/200通、5,000円/5,000通、15,000円/30,000通(いずれも税別)

追加配信ができるのはスタンダードプランのみ

プレミアムIDは2026年12月1日以降の購入・更新分から月額400円(税別)

確認できなかったこと

友だちの数に上限があるかどうか。明記したページを見つけられませんでした

ブロックしている友だちの分が通数のカウントに含まれるかどうか。配信されないという注記はありますが、カウントとの関係は書かれていません

※LINEヤフー for Business の公式ページと公式のお知らせを確認したものです。料金と仕様は変わります。

よくある質問

無料プランで、月に何回配信できますか

友だちの数によります。公式ページには「『メッセージを送った回数』×『送った友だちの数』を『通数』としてカウントします」とあり、無料のコミュニケーションプランは月200通です。全員に送る場合、友だち20人なら月10回、50人なら月4回、100人なら月2回、200人なら月1回で使い切ります。対象を絞って配信すれば、掛かる人数が減るぶん回数は増えます。

無料で使える機能はありますか

通数にカウントされないものとして、公式の料金ページには「LINEチャットの送受信」「応答メッセージ」「あいさつメッセージ」「Messaging APIの『Reply API』」が挙げられています。友だち追加の直後に自動で送られるあいさつメッセージも、1対1のチャットも通数を消費しません。問い合わせ対応と、最初の案内はここで完結できます。

通数が足りなくなったら買い足せますか

プランによります。公式ページの注記には「※3 スタンダードプランのみ、従量課金制で追加メッセージを配信いただけます。コミュニケーションプラン・ライトプランでは追加メッセージの配信はできません」とあります。ライトプランは月額5,000円(税別)で5,000通ですが、使い切ったらその月は配信できません。配信の回数が月によって変わる店は、この点を見ておいてください。

IDは店の名前にできますか

有料の「プレミアムID」を買えば、@に続く文字列を指定できます。無料で発行される「ベーシックID」は、英数字がランダムに並んだものです。プレミアムIDの料金は現在、月額100円(税別)または年額1,200円(税別)ですが、公式のお知らせによると2026年12月1日以降の購入・更新分から月額400円(税別)、年額4,800円(税別)に変わります。お知らせには、実施時期が変更になる場合がある旨の注記もついていました。

1回の配信に何を入れられますか

公式ページには「1回に配信できるメッセージは最大3吹き出しまで」とあります。本文、画像、リンクを3つに分けても、消費するのは1回分です。逆に、同じ内容を3回に分けて送ると3回分になります。友だち100人なら300通です。無料の200通では足りなくなるので、伝えたいことは1回の配信にまとめるほうが枠を使えます。

まず、友だちの数を200で割ってみる

出てきた数が、無料の枠で全員に送れる回数です。その回数で何を伝えるかが決まると、配信の中身も決まります。

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